墜落 「生存者はいない」

【クアラルンプール＝石崎伸生】クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空３７０便（乗員・乗客２３９人）が消息を絶った問題で、マレーシアのナジブ首相は２４日夜、クアラルンプールで記者会見し、「不明機の航跡がオーストラリア・パース沖のインド洋南部で終わった」と述べ、同機が同海域に墜落したとの見方を示した。

　ナジブ首相は、「英国の衛星データなどを詳細に分析した結果、不明機がこの海域で消えたと判断した」と説明した。また、「詳細については、２５日に改めて発表する」とした。会見に先立ち、搭乗者や搭乗員の家族に事情を説明したことを明らかにした。英ＢＢＣは、搭乗者の家族らが（マレーシア航空から）「生存者はいない」との連絡を受けたと報じた。