14/03/25 00:20

横から失礼します

機材件ですが非常面倒なんですよ。

先ず代替の機材があるかどうかです。
機材があるからといってその機材が目的地に就航出来るかどうかです。
先ず滑走路の問題と就航支援機材の問題があります。

例として、普段B737が就航している路線にB767を飛ばすとなると滑走路の長さはクリア出来ていても地上の支援機材(B767用の飛行機をプッシュバックするトーイングバーの有無や荷物を降ろす為の支援機材があるかどうか、それともしもの時の部品があるかどうか等です)無ければ無理です。
それと到着空港に変更機材の資格を持った整備士がいなければ就航できません。
またパイロットの路線免許の問題もあります。
それと翌日以降の機材運用の関係もあります。

はっきりいいって単純じゃないんですよ。
単一機材運用の多いLCCなら機材面とパイロット、地上支援機材は簡単にクリアできますが、レガシーだと厳しいんですよ。

ヨーロッパ系だと労働組合との関係もあります。
次のフライトの間合いが○時間を開けなければと労使間の協定があればどんなに遅れていようが協定を順守する必要があります。

以前NWがNRTに緊急用の代替機をスタンバイさせていたなんてのは遠い昔です。
世界で1,2を争う駐機料の高い成田でNWは代替機を用意していたのですから。

以前SUがIL-62Mで成田に来ていたころタイヤがパンクしたのにその時にIL-62M用のタイヤの在庫が無く、他社でIL-62Mで成田に乗り入れている航空会社もないためタイヤも借りる事が出来なくて欠航と言う事がありました。
航空会社間は何かあれば部品は融通しあいます。

基本30分以内は定刻扱いです。
アメリカのFAAで発表される定時運行率は30分までは定刻扱いです。
スカイトラックは関係ありません。

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1件のコメント

  • ありがとうございます。

    AtoAさん
    こんにちは。

    本来のトピックから離れてきているので、あまり長くご返答できませんが、お礼だけは申し上げたく。
    機材のやりくりが大変な点ご説明ありがとうございます。
    また定刻が基本30までとのことありがとうございます。
    大変参考になりました!

    他の方へのレスにもございましたが、
    怒り・クレーム状況を悪化することが多いというのも実感しております。
    遅延自体は仕方が無いのですから、その時点でのベストの状況を引き出すべく、
    地上係員と交渉?できるといいなと常日頃考えております。

    この件では、天候での遅れは仕方が無いけど、機材はあなたたちの責任でしょうという趣旨の発言がありましたが、
    AtoAさんがご説明いただいたような実情を知っていれば、短絡的にこのような発言にはならないと思いますし、
    そもそも、怒ることもなかったのにと考えた次第です。





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