Re: Re: Re: 15分ルール

こんばんは。

>いつもながらの鮮やかな解析、ただただ感嘆するばかりです。
お褒めいただいているのだ思いますので、御礼申し上げます。
但し実態はそんなカッコいいものではなく、老化予防のため少しでも頭を使おうと思ってかいているだけだと自覚していますが。

15分ルールにあまり関係のないと思える、レス主さんの2つの体験(ひとつは見聞したことだと思いますが)については、別途レスしたいと思っています。

15分ルールの存在を確認しているわけではありませんが、このルールが存在して,座席表示もルールに基づき行われている(ルールどおりでないこともありうるが)のではないだろうかと思っています。

ルールの主旨は、とくに混雑時、乗客が不安なく効率的に座席ほ利用できるようにするためで、指定券を持っており座席を使用とする意思のある乗客の優先着席権を阻害しようとするものではないのではないでしょうか。

したがって指定券をもっていて座る意思のある乗客は、特に心配する必要はないと思います。

食堂車にゆき飲食する、というのは大昔から、席が取れない超混雑した列車を指定券なしで利用しなければならないときの「裏ワザ」的方法として、ハウツー本によく書かれていたもので、食堂車がほとんど姿を消した日本ではそれこそ絶滅ワザになっている、まだ比較的残っているドイツの鉄道では座席指定(予約)の考え方が日本と違うため、あまり有効な「ワザ」とはいえないようです。

日本では、指定席があいていても勝手に座ることができません。車掌が有料で座ることを認める場合もありますが、その席の指定券を持っている人がきたらどく、という条件付となります。

DB(ヨーロッパ)でも予約表示席の場合、指定券を持ってきた人が着たらどく、というのは同じですが無料であること、指定券を持った人が後から来る確率がほとんどないことから事実上自由に座れるようになってるようです。発車15分を過ぎれば、指定券を持った人が来ることは、まあないだろうということでこのルールがきめられ消灯するようにしたのだと思われます。
DBでは、なぜ指定券を持った人が後から来る確率がほとんどないのでしょうか。
これは列車の座席が、自由席でもないし指定席でもないから言えることかと思います。

駅などで指定券を売る(予約する)ことができるのは指定席のみです。
始発駅で旅客の乗車前であれば、すべての座席が指定席となりうる(利用している人がいない)ので指定券をうることができます。
しかし乗客が乗ってしまえばその利用している席は指定席として販売できません。
したがって、指定券を販売できるのは、始発地発車時刻の何分か前までに限定されているのだと思っています。列車と駅(指定券管理センター?)の間で無線等を使いデータのやり取りは可能だと思いますと,しているとは思いますが車掌等が「どの席が空いている」という情報を把握するのは不可能かと思います。

駅に着けば乗り降りがあって、使用されていない席がかわることもあります。まったく空席がなくなることもあります。途中でも席を変わる人は珍しくありません。
したがって駅では指定席がわかりませんから、指定券を売ることができないのだと思うのです。
このため、後から指定券をもって席に来る乗客はほとんどいないだろうという考え方になっているものだと思われます。

全席指定や日本の指定席のように指定席がわかっている場合は、途中駅でも指定券を買うことができます。

乗客は、指定券を持っていれば、乗車ごすぐに食堂車に行きその後席に行っても問題はないでしょう。
どうしても心配なら、鉄道職員、食堂車の職員にでも指定券を見せて、座席を使う意思を伝えておけば、座席の周りの人と違い十分な証人になってもらえるからです。

15分ルールで想定されているのは、座席を使えない(その列車に乗っていない)人や使う意思のない人が予約した席を、利用したい人に利用してもらうためのもので、その座席にたまたまいなかった人を対象とは考えていないと思われるからです。

まして「検札が終わるまで待ったほうがよい」などというのは、まったく意味のない、不安を感じさせるだけの意見だと思います。
検札というのは、乗客が列車利用に必要、かつ有効な名乗車券等を所持しているか等を鉄道職員が確認することに過ぎず、検札が終わっても座っている座席がその旅行者に優先占有権があること確認したことにならないからです。優先占有権は、検札の前後を問わず「指定券」でしか確認できませんので。
席を離れるときは何か置いておくというのは気休めになると同時に少しは役に立つかもしれません。
但し貴重品は勿論、有価物を置いておくととられてしまうことがありますから注意が必要です。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント