レポート

小心者の1人旅inスペイン(公衆電話と長距離バスの話も含む)

公開日 : 2006年01月06日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

2005年11月下旬のマドリード・グラナダ・コルドバ1人旅9日間より。

●食事処で躊躇

マドリードに到着した初日の夜にホテルの界隈(プエルタ・デル・ソル)を散策、おっかなびっくり。
ホテル隣のセルベサリーア(バル+レストランみたいなもの、直訳すればビアホールか?)が魅力的だったが、カウンターはいっぱいだし、テーブル席は空きがあったけどイマイチ入りづらく、3回ぐらい店の前を通り過ぎて、結局入らなかった(笑)。

注文システムが分からず躊躇したのと、そもそも日本でも混み気味の店に一人で入るのが好きでないため。
19時に前後に「後で入ろうかなあ」と思ってたら、歩き回るうちに20時ぐらいになってしまい、そうするとスペインでは混む時間で。


●公衆電話で苦戦

公衆電話をコインでかけようとして(クレジットカード使用もうまく出来ず分からなかった)、2台の電話機に累計3倍ぐらいのお金を投入した末に、やっとかけることができたような記憶があります。
(何やってるんだか)

掛け終わってホッとしてから電話機を見直したら、説明が書いてあるのが目に入った。
ああ、そういうことか。
一番最初にやったわけのわからない電話機を何気なくもう一度みたら、そこにも書いてあった。
なんだ、県外電話料金に足りない額を入れてたからつなかったのねー。


●長距離バスの座席

「座席指定って掲示板で読んだけれど、チケットに書いてないなあ?」って、Plazaってのが席だったんですね。
乗り場の番号かと思った(笑)

宿に着いてガイドブックを開いてから気づきました(←全然読んでない)。


●食事処で躊躇その2

グラナダのパラドールのレストランでランチを食べようと心に決めていた。
アランブラ(アルハンブラ宮殿)を見たあと、行ってみた。
45ユーロ? むむ。高い。
でもせっかく来たんだしなあ。
地階へ降りる階段みたいのを下りてみると、バルがあって、横にレストランが。
まだランチタイム前で開いてない。
また上に戻ってぶらぶら待つと、他の人たち(日本人含む)が階段を下りていったので人にくっついて行った(小心者)。

でも隣の席の日本人の女の子が声を掛けてくれたので一緒に食べられて良かった。
グラスワイン付き(グラスだといいなあ、量を飲めない私には)、健康志向のメニューであるらしく、味付けはあっさり、量もちょうどいいぐらい。女性や大量に食べたくない人にもお勧めです。

結婚衣装を着た若いカップル(日本人です)がお食事してらっしゃった。
コーディネーター&カメラマン(日本人女性と現地男性)、ギターの演奏付きで。
なんかそういうプランがあるんでしょうね。
結婚式プランはWebで見たことあります。すげえなあ。そんな遠くまで行ってやるんだ、挙式・・・。


●食事処で躊躇その3

マドリードのマヨール広場で昼食を取ろうとウロウロウロウロウ
また小心者で決められない。
なんとなくテーブル席に空きがある店(たぶん混んでるところのほうが美味しいのかもしれないけど)に入って、メニューをもらったが、メヌー・デル・ディア(定食)はなく、昼のコースメニューがあるのみ。
うーん、うーん。
メニューを見たが細かくて分からんぜよ。

結局「ハモン・イベリコのボカディージョと、赤ワインをグラスで・・・」って、わざわざカウンターでなくテーブル席でこれだけですかね。
と自分で思っていたせいか、カマレーロ(ウェイター)の無愛想さが居心地悪し。
ボカディージョの大きさが分からないしなあ。。

と思っていたら、案の定でかかった!
しかしイベリコ豚のハムのボカディージョは、すごーく美味しかった。ワインも美味だった。
カマレーロの無愛想が何ほどのものでしょう。全部帳消し!(何が?)
開き直って(?)地図や、さっき行ってきたソローリャ美術館のパンフレットを眺める。
せっかくのテーブル席ですからね。


以下続く。

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8件のコメント

  • へなちょこ旅行者協会から。

    『小心者旅の会』の皆様、あけましておめでとうございます。
    『へなちょこ個人旅行者協会』副会長のスペンサーです。昨年12月中旬から東北の田舎で豪雪と戦っています。

    海外旅行先で一人で「ある程度まともな食い物屋」に入れるかどうかは、現地語がどれだけ話せるか(英語なら何処でもOKでしょう)、その国の食い物屋のシステムがどれだけわかっているか、間が持てるかどうかの3ポイントにかかっていますね。

    私の場合、海外旅行はいつも原則一人です。今更英語や現地語の達人にはなれないので、言葉の問題で一人食事を忌避していたら、美味しいものは食べられないと開き直っています。

    問題は、その国の食い物屋システムになれていないことから来る不安です。

    大袈裟に言えばその店のドレスコードがどうなのか、注文の仕方、チップの出し方(そもそもチップがいるのかどうか)、飲食代の支払い方なども含まれます。これは場数を踏むしかありませんね。

    海外に行くと人一倍周りの目が気になるへなちょこ&小心者です。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/10 17:11

    Re: へなちょこ旅行者協会から。

    スペンサー副会長、明けましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いいたします。
    豪雪との戦い、今年は大変そうですね。

    >問題は、その国の食い物屋システムになれていないことから来る不安です。

    そうなんですよねー
    入ってみれば何とかなることが多いんですが、、、、
    日本でも外国人が困っているときがありますが。
    入ってみて、やってみるしかないんですよね。
    チップ。むむむ。

    そう、でも開き直りは大事!

    一般的にはヨーロッパの高級な食事どころはカップルで行くのが基本なのでしょうが、フランスのマダムがマナーブックに書いてました、「女性一人でレストランに行っても結構です。堂々といい席を要求し、食事を楽しみましょう。でも長居は無用です」

    開き直る。
    でも、長居しても間が持たない(--)

    どこでも行く人は行くんだろうし、堂々としたもの勝ちかなあと思う今日この頃です。
    リゾートだって、一人でくつろげるのでオススメ!という人たちがいる一方、若干肩身狭いですよ、という人もいます(後者のほうが多数派かなと思うけど)。

    あっ、リゾートが似合わないチームもありましたね・・・・

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  • 日本での外食

    皆様、新年おめでとうございます。

    急にきまぐれで今、日本にいます。
    生まれ育った築地方面の近くのホテルに滞在していますが、このキリっと引き締まるような寒さ、私には実に気持ち良く感じています。特に、あのタヒチ殺人的酷暑24日間に比べて天国みたいなもの。

    人に会わないときひとりで食事する場合、日本は外国に比べてなぜか抵抗がないように感じるのは私だけかしら?
    東京で昼と夜、食事のとき結構ひとりの人って多いですね、日本は。
    屋台もホテルのレストランも、ひとりで入るのにまるで躊躇することはない気がします。
    それにしても、あの築地のすし屋の多いこと。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/08 12:32

    築地のすし屋!!

    tukishimaさん、明けましておめでとうございます。
    隣町にすむ(?)どれにどらです。

    築地のすし屋さんなんて、歩き方掲示板北米地区の皆のあこがれの的ですよ。
    わたしも日本では一人でどんなレストランでも平気で入れます。
    どうしてでしょうね。

    日本を満喫してくださいね。

  • 06/01/07 03:04

    Re: 小心者の1人旅inスペイン(公衆電話と長距離バスの話も含む)

    ミロ子さん、皆さん、明けましておめでとうございます。

    久しぶりでサイトをみたら、ミロ子さんの一人旅ウロウロ記(勝手に名づけてしまいました、失礼)があって楽しく読ませていただきました。いいなぁ。スペインって、何故か縁(?)がなくて。マドリッド、コルドバ、グラナダは興味があって行ってみたいです。

    ヨーロッパ旅行は予習が必要ですが、連れ合いの仕事柄、何ヶ月も前からバケーションを計画するのが難しい。

    最初から最後まで一人旅というのはしたことはありませんが、現地集合はあります。あと、夫の出張に同伴すると一日中一人で観光や、たまには夜も一人ということも。それはそれで、「今日はなにしてたの?」と聞かれて、一日の私なりの冒険を語る(そして彼の羨ましそうな顔をみる)のが楽しみです。食べ物については、直感で果敢に挑んでいます。私もあまり混雑しているところは、苦手です。

    旅行すると、電話をかけたり交通機関を利用するときに勝手が違って戸惑うけれど、いい思い出になりますね。

    どれにどらさんが書かれているように、日本出身なのに、たまーに帰国すると新しい路線が出来ていたり、昔からよく利用している駅でも再開発で全く新しい場所になっていたり、切符・パスの買い方、電話の掛け方など戸惑うことばかり。一時帰国者は、旅のリピーターと同じ感覚ですが、半年も訪れなければ、事情がかなり変っているので、これは外国でも同じだと思います。話がずれました。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/10 14:28

    Re^2: 小心者の1人旅inスペイン(公衆電話と長距離バスの話も含む)

    04さん、こんにちは。
    楽しくお読みいただけましたか、、ありがとうございます。

    途中一人観光で、また合流するというのはラクだし楽しいですね。
    友人とやったことあります。
    午前中だけ別行動してお昼を一緒に食べて、午後一緒に観光、とか。。

    >一時帰国者は、旅のリピーターと同じ感覚ですが、半年も訪れなければ、事情がかなり変っているので、これは外国でも同じだと思います。

    なるほど・・・そうなんでしょうね。



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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/07 00:28

    Re: 小心者の1人旅(公衆電話の話も含む)

    ミロ子さん、皆様、あけましておめでとうございます。

    こういう書きこみをみると、
    一人旅行してる人もやはり普通の人間なんだと思って嬉しくなります。
    今まで「一人個人旅行をされてる方はすごい!勇気いっぱい」と
    わたしとは違う世界の人々だと思ってたんですよ。
    こういうオロオロが許される世界ならば、わたしでもできるかな・・・

    添乗員付き手取り足取りのツアーでも、
    自分達で食事しに行くのは気後れがして、
    食事つきのオプションは全部とってしまいました。

    それで、この頃わたしはちょっと太り気味で困っているのですが、
    (更年期障害か)
    ダイエットのためには一人個人旅行という結果に達しました。
    オリーブかじりながら寝てしまって、夕食抜きなんていいですね。

    そうそう、色々な事情で日本に長く行かないで15年ぶりに帰国時、
    関空から母に電話するのに、電話機の使い方がわからなくて、
    (15年もたってると、電話機だいぶ様子がかわってるんですよ。)
    そばに居る男性にきいたら、変な顔されました!


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    06/01/07 03:10

    どれにどらさん、横で失礼

    明けましておめでとうございます。
    ミロ子さんのスレッド上で書き込むのは無礼なのですけれど、ミロ子さんだったら許してもらえそうなので、失礼します。

    先月のスレッドで、どれにどらさんがちゃんとしたレスをつけてくださったのに、どうしてもあのスレッドではあれ以上レスをつける気にはならなかったのです。ごめんなさいね。一言申し上げたくて。これからも、どれにどらさんの書き込みを楽しみにしています。

  • Re: 小心者の1人旅…私もゆるみます

    ミロ子さん、どら(^о^)さん、
    旅クマさん、ほあきんぶじょるさん、(ふー、くたびれる)
    あけましてお邪魔いたします。

    考えてみると、ミロ子さんの旅のご様子をこれほど
    アリアリと知るのはこれがはじめてのような気がしますが、
    どうなんでしょう。

    こういう話題、私もゆるみます。何がって、気持が。
    ほんに、一人旅で何に困るかって、食事ほど困ることは
    ありません。
    (荷物を置いて、ちょっとその場を離れる時など、
    どうしたものか迷うことがあっても、比べものにならない)

    歩いていて、くたびれるやらのどが乾くやらで、ほんとは
    路上のテーブルに坐って小休止したいのに、一人だと
    これができない。無理して、まるでそんな気はない顔をして
    通り過ぎてしまいます。
    誰か連れがいると、打って変わって、明るく堂々と
    席につくんですけれどね。
    正真正銘の小心者(ハイ、隠れ会員なのであります)。





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    退会ユーザ @*******
    06/01/10 13:46

    Re^2: 小心者の1人旅…私もゆるみます

    るりしじみさん、皆様こんにちは。
    お陰様で、コメントがだんだん混雑して(?)まいりました。
    ありがたい次第です。

    >考えてみると、ミロ子さんの旅のご様子をこれほど
    アリアリと知るのはこれがはじめてのような気がしますが、
    どうなんでしょう。

    そうですね・・・・
    ここ何年か旅行らしい旅行をしていなかったせいもあるんですが、書くのが面倒で細かく書かなかったこともあるかもしれません(笑)。
    でもこんなに食事を重視した一人旅は初めてだったのです。
    いつも美術館に入り浸ってカフェで軽食食べて、というようなテキトーさでしたから。

    そういえば、30代になってから初めての一人旅でした。
    郷土料理を食べたとは、進歩進歩(?)


    >歩いていて、くたびれるやらのどが乾くやらで、ほんとは
    路上のテーブルに坐って小休止したいのに、一人だと
    これができない。

    分かります。
    これをやってしまうと疲れすぎちゃうんですけどね(^^;


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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/06 17:44

    ひとりご飯

    ミロ子さん、こんにちは。

    私もよくお店の前を行ったり来たりしています。
    それでこのごろは、すすっとはいるぞ~、と決心してから出かけたりして。

    でもやっぱり・・と止めてしまって、
    サンドイッチか何かを買って帰ることもしばしばです。

    決心してまで入ったお店で、お店の人が親切だと、ほんとに嬉しいですね。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/06 18:19

    Re: ひとりご飯

    ほあきんぷじょるさん、こんにちは。

    店の前を行ったり来たりする怪しい(?)外国人、この間どなたか(ごめんなさい失念)にも、「私もやりますよー」とコメントいただきました。


    >でもやっぱり・・と止めてしまって、
    >サンドイッチか何かを買って帰ることもしばしばです。

    今までそうだったので、今回はそれはやらないにしようと決めておりました。
    でも「ここまできてバーガーキングなんて」いかんいかん、とまで思っていると、結局食わずに寝てしまったということになり、サンドイッチよりも悪いです(笑)

    ダンキンドーナツは別。だって日本にはもうないのですもの~。

    >決心してまで入ったお店で、お店の人が親切だと、ほんとに嬉しいですね。

    ですね。





  • Asiento/ Plaza

    うぅ~、眠い!!!
    新年出勤3日目だ!(←これを強調したいよね)

    牛肉は一人当たり500g平均なのか~。そうそう、牛肉系はどちら
    かと言えば、中華のお店のMenuで食べてます。そっちの方が、肉の
    量が適当だし、チャーハンと一緒に食べられるし。

    伊勢海老・Lobsterは700g平均で食べたようですが、肉500gは
    ゴメンだよなぁ。

    La Cocina de Madren~aは、一度Boti'nで食べた事があります。
    多すぎて、グロッキ~、最初のスープは良かったんですが、段々
    重くなって、半分は残しました。それ以来、行ってません・・・

    Pollo con Asadoも好きなメニューでありますが、実は脂身大嫌いなので、
    きちんとひっぱがして、肉部分のみ食べてます。でも、これって北部では
    あんまり無いんで、最近ご無沙汰だなぁ。

    バスは必ず座席番号、何台も同じ目的地に同時刻出発の場合は、
    バス番号も明示されています。それが、発券場所によって、Plaza
    だったり、Asientoだったりするんで、クマるんだな。
    また、スペイン人がこの番号には忠実とくるから、時折間違えては
    整理されてしまいます。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/06 18:15

    Re: Asiento/ Plaza

    旅クマさん、Buenas tardes(まだ晩御飯前)

    >発券場所によって、Plazaだったり、Asientoだったりするんで、クマるんだな。

    まあ、そうなんですか~?
    アシエントだったら私も分かったと思うんですが、プラサは分かりませんでした・・・・。

    座席番号には忠実ですね。まことに。


    >Pollo con Asadoも好きなメニューでありますが、実は脂身大嫌いなので、

    ポジョ・コン・アサード、食べませんでしたが、お肉の中では鶏肉が一番好きです。
    脂身も好きです(笑)



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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/06 13:05

    小心者の1人旅inスペイン その2

    ●食事処に突入

    躊躇せず突入したのは、コルドバのエル・カバーリョ・ロホと、宿にポストカードが置いてあった近所のレストランと、マドリードのラ・ボラと、チョコラテリア・サン・ヒネス。

    エル・カバーリョ・ロホは20時オープンとあったが19時半頃に灯が付いていたので行ってみるとテーブルで店員3名が開店前の打ち合わせ中。やっぱり8時からだといわれたので宿に帰る。
    でもその前にバルでビールとオリーブの実(これしか食わなかった。小心者だから)を食していて、ビールで眠くなって面倒になり、そのまま寝てしまった。
    この日は朝のパンとコーヒー以外は、水とビールとオリーブの実ぐらいしか胃に入れなかった。
    スペイン旅行なのに。

    翌日昼にエル・カバーリョ・ロホに行こうかと思ったけど、宿にハガキがあるのをみて近所の店でもいいかと探検気分で、気取らずカジュアルなレストランへ。
    食べてみたかった名物料理、ロボ・デ・トロ(オックステイルの煮込み)の入ったセットメニューを注文。
    またもやグラスワイン付き(酒が全然駄目な人は水を注文できます)

    観光地だからか、秋冬なのにガスパチョが出た。夏のものだと聞いてたんだけど。
    「トマトジュースが苦手な人だと駄目かも」という話を読んだので今まで試していなかったのだが、食べてみたら美味しかった。

    オックステール煮込みはすごい量。
    牛の尻尾・・・・BSEはどうなんだろう(苦笑)、と思いつつ食べ進んでいくと、けっこう味が濃くて、見た目の量より食が進まない。
    こうしてみると、私はそれほど牛肉が大好きなわけでもないらしい。牛肉の匂いが鼻に付く。
    付け合せのポテトはまたお腹にたまるし・・・・・。

    (後でグラツィアさんに聞いたけど、イタリアでも大衆的な店のほうが料理の量が多いんだそうだ。言われてみれば、日本でもまあ、そうかも)

    午後に移動のため行ったレンフェ駅のホームで大正漢方胃腸薬を立ち飲みした。
    あれはほんとは食前に飲む!んですけどね。



    ●ラ・ボラの「コシード・マドリレーニョ」

    カスティーリャ名物のコシード(煮込み料理)。そのマドリード風。
    昼に行った。
    うろうろ歩いて間違えて王宮にたどりついてしまったが、ついでに見といて良かった。大きいですねえ、王宮! 次回は中も見学してみるか?

    で、ラ・ボラをやっと見つけた。
    赤い外装のお店。あらーと思ったけど、旅行も終盤で慣れて来たので躊躇なし。
    突入してテーブルに案内されたが、一人で来てる人はいないなあ。アジア人は、ファミリーが1組。
    ここでは飲み物はミネラルウォーターにしといた。

    量が多い(日本人なら2-3人前)と本などで読んでおり、しかもこってりオックステイル煮込みで懲りて
    いたのだが、たしかにコシード・マドリレーニョは量は多かったけど、味は思ったよりあっさりしていて美味しかった。
    壺で煮込む。1皿目に短いヌードル入りのスープを食べ、2皿目に残りの野菜、ソーセージ、肉、ひよこ豆(大量)など食べる。
    スープを食べ終わったあと、どうすればいいのか不明・・・・。この後の展開が分からず、若干心細い。
    おじさんを呼び止めて「これ?」と壺を指差すと、「あー、お待ちなさい、今開けるから」と、やってきてドバッ!と皿に壺の中身を開けてくれた。
    隣の白人夫妻(非スペイン人)の旦那さんと思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
    (なんで奥さんとでなく旦那さんとかというと、旦那さんのほうがすぐ隣だったから)

    中身を開けた後に上に乗せてくれたニンニク風味の強いキャベツの煮込みが美味でしたよ。

    付け合せの皿もあるんだが、その中の獅子唐みたいな青唐辛子みたいなのをかじってみたらけっこう辛い。
    料理の量が多くていかに美味しくても飽きてきたのでトウガラシを齧りながら続きを食べた。
    食べきれるはずもないので残して下げてもらい、コーヒーを頼んだ。

    このトウガラシのせいなのか、この後に行ったソフィア王妃芸術センターで腹痛&下痢になった。
    2回ぐらいトイレに行ったけど具合悪くて、しょうがないからピカソとミロとダリだけ見て帰った。
    (翌日リベンジ!また行きました)


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    退会ユーザ @*******
    06/01/06 13:06

    小心者の1人旅inスペイン その3(終わり)

    ●ガンバス・ア・ラ・プランチャ

    海老の鉄板焼き(塩焼き)。
    初日に見たセルベサリーアのウィンドウに出ていたお勧めメニュー。
    カキなど魚介類がある店で魅力的だったのだが初日に気になりつつ入れなかった。
    マドリードに戻ったとき、ついに入店(笑)。

    カウンターでも良かったのだがいっぱいだったのでテーブル席へ。
    テーブル席は同じメニューでも値段がバルより少し高くなる。でも落ち着けるので好きです。
    座るの好きな日本人。

    メニューをもらって、えーと、えーと、なんだか言い出しづらくて(何を今さら?)
    メニュー表のgambasを指差しつつ「ガンバス・・・・」(おい、そのくらいスペイン語で言えるだろ)
    店員が「ガンバス・ア・ラ・プランチャね、はい」と。
    他には、アセイトゥナス(オリーブの実)とカーニャ(生ビール)。
    スペインは日本より女一人で生ビール飲み安くていいですね。それに量を飲めない私には、グラスが
    小ぶりなのが嬉しい。
    ※普通のビールは「セルッベサ」と言います。こっちのほうがグラスは大きめ。

    値段も見ないで頼んでしまった。
    店内にはしっかり料金表が張り出してあって(観光客が多い都会の中心地だからです)、
    Gambas a la plancha テーブル席料金で27ユーロ。
    27ユーロ? けっこう高いなあ。3000円台?(4000円近い)。
    そんなもん日本で1人では食べません!!

    『地球の歩き方』に「バルの料理も、メニューによっては値段が高いものがあるので確かめよう」
    とか注意を書いてあったけど、なるほどなあ(読んだことを活かしてない)。

    でも初日から食べたかったから、いいんだい。
    私は実は、旅先で財布の紐がゆるむという、典型的日本人なのです。

    オリーブを齧り、生ビールを飲んでいるうちに海老が出てきたんですが、
    まあなんという大皿・・・・ボタン海老みたいなのが16匹!
    うわー、どうしようと思ったけど最終日でヤケになっていたので殻を手でむいて(フォークなどは
    付いてこない)、元気に食べました。
    ああ、出発直前に思いついて買った無印良品のウェットティッシュが役立ったわー。

    食べ切れなかったら残そうと思っていたら、塩味で美味しかったしあとはオリーブしか食べてないの
    で全部食べてしまいました。



    ●チョコラテリーア・サン・ヒネス

    ホテルの側から行ったら最初なかなか見つけられなかったのだが、表通りから見たら見つかった。
    チョコラテとチュロの店ですが、夕方オープンです。
    たしかガンバスを食べた後に、デパートをぶらぶらしてから行ったんだと思ったけど。
    旅行最終日だったのであれこれ行きたいところに思い切り行ってました。。。

    チョコラテリアというのは固有名詞でなく一般的な名称で、チェーン店でチョコラテリアなんたら
    いうのも見かけました。
    また、ダンキンドーナツでもチョコラテとドーナツのセットメニューがあり、これが意外と美味し
    かったのだった。
    朝ごはんを食べたバルで、普通のココアみたいなチョコラテを出した店があったのだが、
    それよりダンキンのチョコラテのほうが美味しかった。
    小心者でバルに躊躇する初心者は、ダンキンドーナツへどうぞ。

    さて、「チョコラテリーア・サン・ヒネス」、絶対ガイドブックに出ている老舗です。
    行ってみるとすでに混んでます!
    20時かもうちょっと遅かったかな。
    (ソル界隈はこのくらいの時間でも危なくなかった。クリスマス前の土曜で特に人出が多かった
    のかもしれないけど、平日の同時間帯と比べてないので不明)

    チョコラテリア・サン・ヒネス・アネックス(別館)というのが並んでいて、「ええっ、別館(笑)」
    見ると本店のほうは混んでいて入れなそう。
    まあいいや、別館で。
    入るととりあえずレジがあってカウンターがあるだけで、内装はいたってシンプル。
    「とりあえずこの店のチョコラテとチュロを食べられます」という感じ。雰囲気も何もあったもんじゃない。

    でも店員は手際よく、すごい混んでるけどお気楽で、混んでるのが嫌いな私ももうその店のノリで、
    人をかきわけてカウンターで立ち食いしてきました。
    太めのドーナツのPorras(ポーラス)というのもあると「るるぶ」か「マップル」で読んでいたので
    (これはちゃんと事前情報を読んでいた)、ポーラスを注文してみた。普通に美味しかった。
    店内を見ると、チュロスを注文する人のほうが多いみたい。
    チョコラテはとても濃厚。他店とはやはり違うのかも。



    というわけで、しばらく滞在して慣れてくると大丈夫なんですが、最初はわたくし、かなり躊躇します。
    一人旅する人種の中では、小心者の部類でしょう。

    ハモン・イベリコのサンドイッチ(ボカディージョ)、美味しかったなあ。
    生ハムやハムって好きだけど、実はそれほど強い興味がなかったのですが、ハム感が変わりました。