レポート

イタリア鉄道・普通列車ー初心者には手強かったです

公開日 : 2006年01月03日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

 年末に、フィレンツェから日帰りで、ルッカ、ピサを回る三角形のルートを、イタリア国鉄の普通列車を利用してたどってみました。

 この掲示板でもたびたび話題になるポピュラーなコースですが、日本の超過保護、手取り足取り鉄道に慣れた初心者には、結構難しかったです(溜息)。

 切符購入はスムーズでした。

 前日にフィレンツェ、サンタ・マリア・ノベッラ駅で、自動販売機を使って購入しましたが、同駅には多くの自販機があり、機械の反応も速く、釣り銭切れもありませんでした。
 ただ、普通列車でも、一応乗車する列車を指定する必要があるので、日本にいるうちに国鉄HPで時刻表の表示に慣れておくといいと思いました。

 旅の当日も、15分前に駅に行くと、すでに列車はホームに入っていました。駅の掲示もわかりやすく、念のため、この掲示板で習った“Va a Lucca?(ルッカに行きますか)”で、確認もばっちり。

 列車は、定刻に発車。

 と、ここまでは良かったのですが、問題はその後。

 どこにいるのかわからない。
 列車のドアが開かない。
 出発ホームが見つからない。

 多分、大都市間の移動や、もっと多客期の乗車なら、あまり問題にならなかったことなのだと思いますが、うーん、今回は、これがちょっと手強かったです。

 項を改めて書きます。

 きっと、旅慣れた方には、えーっ、そんなことも知らなかったの、と言うことばかりでしょうが、知らなかったんだもん。

 あ、あと、私は、「旅は10分刻みの計画とその実行が命の会」の会員なので、「乗り過ごし、降りたホームの空の色。が旅さ派」の方は読まないでね。

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12件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/10 13:02

    途中下車の方法って?

    日本でさえ、いまだにやったことがないのでわからないのですが、
    イタリアの場合、途中下車ってどういうふうにすればいいのですか?
    フィレンツェなどの大都市でも、日本の改札機というものが
    ないのでしょうか?
    途中下車するときは、
    電車を降り、プラットホームを抜けて、そのまま駅から出て、
    再び電車に乗るときは、そのまま電車に乗り込めばいいだけの話ですか?

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    退会ユーザ @*******
    06/01/10 13:31

    Re: 途中下車の方法って?

     えー、もっとイタリアの専門家がお答えすべきなのでしょうが、一応トピ主として(えへん)、お答えします。

     日本の改札口に当たるものはありません。
     切符に自分で改札日時を印字する、黄色い機械があるだけです。

     途中下車は、おっしゃるとおり、勝手に降りたり乗ったりすればいいのだと思います。

     これは、伝聞で責任は持てませんが、近郊区間の場合、6時間以内なら、その切符の区間は乗り降り自由と聞いています。

     ちなみに、3区間、合計二時間半ほど乗った限りでは、検札はありませんでした。ちゃんと印字した切符を見せたかったのにな。
     検札って、どのくらいの頻度であるものなんでしょうね。

  • 僕は「乗ったからには、絶対に目的地で降りるために時刻を調べ、人に聞きまくる派」です。

    ららさらまさん、あけおめ♪

    イタリアの鉄道についての体験談、とても興味深く拝読させて抱きました。
    僕も去年、インドの鉄道に乗ったときの記憶がよみがえりましたよ。

    僕は旅行計画は立てないのですが、
    乗ったら、降りる場所を間違えないように、ものすごく気を使います。

    よく考えたら、僕がヨーロッパを鉄道旅行するときに「トーマスクック」を持っているのは、
    列車の中で、常に、時間と停車駅を確認しているような気がしますね。

    ですから、駅に着いたら、駅名を確認して、遅れをチェックする。
    到着時間を考えて、到着前にバックパックを降車口に持っていって、
    出口のドア前で待っている。

    結構神経質です。

    ところが、インドの列車の場合は、
    もちろん、アナウンスなんかなくて、メチャ遅れていて、
    到着予定時刻が午前4時半というのがありました。

    これだと、なにがなにやらさっぱりわからなかったですよ(涙)。

    それでも、列車が2時間以上遅れたので、夜が明けて、
    ドアのところ立っていて、
    やってくる人に片っ端から聞きまくって、
    嘘を教えられて、
    目的の駅で降りたときは、
    大事業をやったような達成感がありました。

    目的の駅で降りるだけでも、ドキドキするなんて、列車の旅は満足感がありますよねー。

    みど

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    退会ユーザ @*******
    06/01/05 10:51

    初心者の体験記なのに

     みどさんに、お読み頂けるなんて光栄です。

     おっしゃるとおり、東京で言えば総武線や埼京線にあたる程度の路線に乗ってドキドキできるんですから、海外の旅は楽しいですね。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/04 14:43

    イタリアへまた行けば、

    「移動は30~60分刻みで出来ればいいさの会」 の会員に変身しますよ。
    でもこれは「行き当たりばったりの旅」ではないです。

    調べられるものは、できる限りしらべますが、
    予定通りにいくとは限らないので、
    知識があれば、なんとか対応できることが多いのでは、と思います。

    私もよく聞いていますが、それからいろいろおしゃべりしたり、
    びっくりするほど親切にしてもらったり、
    忘れがたい思い出ができています。

    ピサへ行くときは、お隣にすわった現地のおばさんが、
    お向かいの若い女性(知らない人どうし)に、今どこ?と何度も聞いていました。

    乗るであろう電車の途中停車駅はプリントして持っていくので、
    次はどこかは見当がつきますが、念のため、聞いてみることが多いです。
    でも時々違うかな?という答えのことも。

    電車はとてもすいていたのでしょうが、
    ある程度はほかの人がいる車両にのっていたほうが、
    治安の面からも、よさそうです、老婆心ながら。


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  • おかえりなさい

    ららさらまさん、おかえりなさい。
    時々お邪魔しているひだまりです。

    イタリアの列車では、私もたくさんの思い出があります。

    ・ホームが見つからないので駅員に聞いたら、普通のホームのずっとはずれにもう一つ番線があった。

    ・乗る予定の各駅停車の案内がなかなか表示板に出ないので、駅員に聞いたら「その電車は来ない(=キャンセルされた)」と言われ、大慌てで次の列車の出発ホーム(行き先は同じなのに違うホーム・・・)に駆け込んだ。

    ・ローカル線の始発に乗ったら乗客が他にいなくてビビってしまった。車両はローカル線とは思えない2階建ての豪華列車、座席はフワフワ、もちろんドアは自動開閉。本当にこの列車でいいの?と不安にさいなまれていると、出発間際に、イタリアでは珍しく車内放送と、隣の車両とのドアの上の電光掲示板(新幹線にあるヤツ)に行き先案内が表示され、びっくり!検札に周ってきた車掌もとってもフレンドリーだった。乗客もほとんどいないローカル線にこんなお金をかけなくてもいいから、幹線を走るICなんかにもっとお金をかけてよ、、て突っ込みたくなった。

    いろいろなハプニングがあったけど、その分濃~い思い出になっています。自分で調べて行ったから、なるほど、こういうことだったのか~なんて納得しつつ旅ができましたしね。

    イタリア人でも、初めての土地では人に聞きまくっていますよね。やっぱりイタリア語が片言でもいいから出来たらいいだろうな~っと思って、最近ちまちま勉強してます。

    3月に行く予定ですが、ストにあたらない様に祈ってます。笑

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    退会ユーザ @*******
    06/01/04 11:43

    豪華列車の不安

     こんにちは。
     まだ、旅の洗濯物が残っているのに、朝からこんなことをしている、いけない私・・・。

     豪華列車でびびったお話、おかしいです。

     予想よりぼろいときは、文句を言いながらも平然としていられますが、逆の場合って、かえって落ち着かないですよね。

     日本でもローカル線の各駅列車で、それは多分古くなった車両だと思うのですが、特急のグリーン仕様の車両に乗ったことがあります。
     そんな感じだったのでしょうか。
     あ、古いわけでも、なかったんですよね。なんなんでしょう。

     3月のご旅行、ストにも、雪にも遭わないよう、お祈りします。

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  • 「移動は30~60分刻みで出来ればいいさの会」の会員

    ららさらまさんの、このトピックを読んで、はた?と我が行動を
    新年早々振返ってみました。

    ★ 路線バスに乗るとき
    バス運転手及び周囲の人々に、大声で自分の降りたい
    地名・地点を伝える
    ⇒ 運転手が忘れていても、誰か1人は突っついてくれる

    ★ 地下鉄に乗るとき
    路線図を前足に握り締め、番号か駅名と照らし合わせる

    ★ 列車に乗るとき
    実は最近バス移動がメインなので、やっていないのであるが、
    一度Aranjuez乗換えがあった時分、大声で同じ車両のスペイン人
    に聞きまわり、無事に真夜中のホームに降り立てた記憶あり

    とまぁ、「大声で行先を叫ぶ」という行動を取っている事が
    判明しました。しかし・・・Aranjuezはrrの発音⇒喉音が
    続く、クマには難しい発音なので、笑われた記憶もこびりついている。

    つまりだ、ららさらまさん、行先を大声で周りの人に知らせる、
    ということを次回からやれば、かなりの率で降りるよう背中を
    どやし付けてくれます。

    見ていると、スペイン人でも降りる場所間違える人も、かなり
    いるんですねぇ。お陰さまで、10種類のPor favor♪の
    微妙な言い方を、耳で覚えました。

    更に、バスだと降りる地点に近づいていくと、すかさず運転手の
    真後ろの座席に移って、しつこく尋ねています。

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    「大声で叫ぶ旅クマちゃんを 一度見てみたい会」の会員

    旅クマ嬢 新年おめでとう、今年もよろしく♪
    ステキすぎる年賀状ありがとうございました。

    聞いてるだけで疲れる位、確認しまくっているんですね~。
    ま、コレが一番確実です。

    >運転手の真後ろの座席に移って、しつこく尋ねています。

    スゴイでんな~。 
    そこまでせんでも 意地悪な運転手じゃなければ教えてくれるでしょうに。

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/04 01:18

    Re: イタリア鉄道・普通列車ー初心者には手強かったです

    こんばんは。

    ラヴリさんがお書きのように、ESは車内放送があり(英語のも)、
    車掌さんも、英語が大丈夫です(どれにどらさん、安心して)。
    ドアはボタンを押しませんでしたっけ?

    以前にローマの地下鉄で、とても混んでいたのですが、
    目的地に着いたとき、ドアが開かずに、
    はっ、としている私を見た男性が、すぐに
    開くボタンを押してくれたことがありました。

    お礼も言わずに私はあわてて飛び出したのですが、
    それ以来、早めにドアのところへ行って、じっくり観察しています。
    開く、とか、引く・押す、などの単語も覚えるようにしています。
    また、なるべく、ほかに降りる人がいる所に行きます。

    表示が無いのは、駅だけでなく、
    街中でも、観光スポットへ行くのに、何の表示もなくて、
    よく行ったり来たりしています。
    あまりキズが大きくならぬうちに、聞くことにしています。


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    退会ユーザ @*******
    06/01/04 10:42

    ドアのボタン

     やっぱり、あの黒いボタンを押すので正解だったのでしょうか。

     なあーんにも指示は書いてなかったんですよ。
     結構、高い位置にあったし、あれじゃ子供は届かないぞ。
     そもそも、あのドアの重さ、子供や老人は、どうしているのかしら。

     しかし、今まで、列車のドアが開かない、というレポートを目にしたことがなかったのは、不思議ですね。すごく大事なことなのに。

     もともと乗客が少ない上、地下鉄などと違い、内ドアの外、連結器付近にしかドアがない形の車両だったので、人に聞きに行くわけにもいかず、本当に、本当に、あせったんだよお(涙)。

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/04 00:15

    イタリア語

    ららさらまさん、こんばんは。

    私が何気なく掲示板に書き込んだことが、お役に立ったようで、
    なによりです(^^)v

    私はESを利用して、ミラノ~ヴェネツィアを往復したのですが、
    ららさらまさんの利用した普通列車とは、かなり違うんですね。

    ESは、
    1) 車内放送がある 2) ドアが勝手に開く
    3) 途中の駅の表示も分かりやすい(主要駅しか停車しないから)
    ・・・でした。

    私もそのうち、旅慣れたら、各停なんかでのんびり旅してみたいです。

    あ、私も「旅は10分刻みの計画とその実行が命の会」の会員です。
    事前の準備が楽しいんですよね♪

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    退会ユーザ @*******
    06/01/08 23:54

    旅は1日イベント

    私も、事前の下調べと準備は大好きですが、ぐうたら人間なので
    「旅は10分刻みの計画とその実行が命の会」の会員にはなれません。

    この日はこれ、と1つはやることを決め、
    あとは残りの時間やその日の天気などで、その場で決めます。
    何かがダメだった時にはこれ、というように
    代替のプランはたくさん持って。

    旅は、本当に人それぞれですね。

  • おかえりなさ~い

    無事戻って来られたようですね!初イタリーはどうでした?

    食いっぱぐれることはなかったでしょうか?
    素敵なおじ様に、「チャオ、ベッラ」と言ってもらえたでしょうか?

    引き続きレポ楽しみにしとります♪

    電車の苦労には「ふふっ」と笑ってしまいました。うーん、
    ららさらまさんらしい感じ。ちなみに私はそんなに苦労した記憶が
    ないんだよな~。と、同時に簡単だったという記憶もないので、
    果たしてどうだったのか?真相は闇の中です。


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    退会ユーザ @*******
    06/01/04 10:33

    ただいま~(番外:トスカーナのおじさま編)

     ほかのことは、別の所でも書いたので、ここでは、おじさまの話ね。

     うーん、イタリアのというか、トスカーナのおじさまは、すごくシャイな感じが致しました(声が掛からなかったのが自分のせいとは、思っていない)。

     少し前のトピで、フィレンツェの人は冷たいか、というのが、あったでしょ。
     冷たいとも思わないけれど、無愛想というか、取っつき悪い印象はあったなあ。もちろん、一般論ですけれどね。

     シエナのホテルのおじさんなんて、ほ~んと、ひとっことも口きかないんだよ。
     パスポートプリーズとは言ったから、口がきけないわけではないらしい。でも、朝、ボンジョルノって言っても、にやって笑うだけ。徹底してました。

     一週間そこそこの経験で、あえて言えば、都会的冷たさ、傲慢というよりは、田舎の人の内気さ、閉鎖性を感じてしまいました。

     一方、美術館の監視員なんかに、はっとするほどきれいな青年も多かったですね。
     あ、この人、旅クマさんなら飛びつきそう、なんて思っちゃいました。あはは。

  • Re: イタリア鉄道・普通列車ー初心者には手強かったです

    私も同じような経験をしました。
    >どこにいるのかわからない。
    これは事前にその列車の停車駅を調べて行きました。

    >列車のドアが開かない。
    スイスでは他の乗客が開けてくれました。イタリアは主にユーロスターだったので自動ドアでした。
    フィレンツェ-ピサは他に多くの乗客がいましたので、自分では開けませんでした。

    >出発ホームが見つからない。
    これは初めての人には困りますよね。フィレンツェでも今年行ったチューリッヒでも、30分位前にならないと電光掲示板に表示されません。
    長距離を走る列車が多いので遅れることが多いのかなと思っています。

    私も「10分刻みの計画派」に近いです。昨年の10日間の欧州旅行に、数ヶ月の調査を行いました。
    事前の調査は非常に楽しいです。人それぞれですが、ツアーや行き当たりばったりの旅行は、そのことを楽しんでいないと思う私です。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/04 10:13

    10分刻みの計画派

     うふふ、計画は楽しいですよね。

     私もこのイタリア旅行では、数か月間楽しませてもらいました。今は、旅が終わってというより、計画することがなくなって、脱力しています(笑)。

     現在、この画面の横には、画面2回分くらいの長さで、フィレンツェ関連お気に入りが入っています。この際、整理の仕方を覚えて、取っておいた方がいいですね。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/03 18:11

    その3 駅に表示がない

     ルッカの見学を終え、ピサに向かうべく、駅に戻りました。

     画面表示を確認すると、ピサ行きは2TWホームから出発するとあります。

     しかし、いくら駅を見回しても、1番線と3~5番線の表示はあっても、2番線の表示がありません。
     同様にピサに向かうらしい観光客もきょろきょろしています。

     ようやく、地元の人らしい青年を見つけて、教えてもらうことができました。
     2TWは、1番線のはずれのへんてこなところにひっそりうずくまっていました(ホームはうずくまるだろうか?)。

     まあ、誰かに聞けばいいわけですが、あせらないために、時間の余裕は必要ですね。

     表示がないといえば、その後降りた、ピサ・セント・ロソーッレ駅(ルッカからいくと、ピサ中央駅のひとつ手前。ピサの斜塔の最寄近駅)も、表示の全くない駅でした。

     日本なら、「斜塔の町ピサにようこそ」なんていう斜塔煎餅本舗提供の絵地図の看板が立っているところだと思うのですが、小さなプレートさえないのです。
     ほかに降車客もいなければ、駅員も、町の人も姿が見えません。

     地球の歩き方の地図のコピーを持って行って、本当に良かったです。

     ちなみに、ピサ・S・ロッソーレ駅行きの列車は案外多いです。
     中央駅に比べると、なんといっても見所に近く、中央駅だと20分以上掛かりますが、ロッソーレなら徒歩2・3分で、洗礼堂に着きます。
     道も、最初の分岐さえ間違えなければ、まもなく洗礼堂が見え始める、わかりやすい道なのですが、とにかく地図は必携です。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/03 17:50

    その2 ドアが開かない

     これは、最大の危機でした。

     ルッカの駅に近づき、ドア近くに移動しました。

     ドアが自動で開かないことは予想していました。
     はやる気持ちを抑え、停車完了を確認して、ドアのレバーに手を掛けました。

     開きません。

     いくら力を入れても開きません。ほかに降りる客はなく、乗車を待つ客もいません。

     あせってまわりを見回すと、ドアの横に、多分こちらのドアが開くことを示すと思われる赤いランプが点灯し、その下に黒いボタンがあるではないか。

     不安ながらも、ボタンを押しました(日本だと、この位置のボタンは非常ボタンですものね)。

     それから、再びドアに向かいましたが、まだ開きません。
     しかし、さらに力を入れると、おお、今度はわずかばかり開くではないか!!!

     ようやく少しばかりこじ開けたドアの隙間をすり抜けると、間もなく列車は発車して行ったのであります。ほ~。

     今でも、あの黒いボタンは何だったのか。押したから開いたのか。押さなくても、力任せに引けば開いたのか、・・・疑問のままです。

     ちなみに、同行の亭主は、「そんなボタン押して大丈夫か、わあ、わあ、わあ」と騒ぐばかりで、まったく役に立ちませんでした。

     次に乗った列車の場合は、縦位置のレバーを横にすると開くタイプで、これは図示があったのですぐわかりました。
     もっとも、降りるドアの表示は剥がれていて、反対側のドアにかろうじて残っていたのでわかったのですが・・・。

     また、見ていると地元の人も、初めからかなり力を入れてドアに向かっているので、もともとドアは相当固いもののようです。

     ところで、ピサ中央駅の乗車の際見た女性は、すごい勢いでドアを開けていましたが、そのドアは、その後閉まらなくなってしまって、国鉄職員がいちいち鍵を使って開け閉めすることになりました。

     いくらドアが固くても、力には限度が必要なようであります。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/08 13:25

    よくあること

    これは、本当によくありますね。
    ボタンを押しても開かないときは、ほとんどが故障しています。
    隣の車両のドアから降ります。
    そのドアも故障していたら、もう一つ向こうへ移動しないといけないので
    ドアが閉まってしまわないよう、私が降ります~待って~
    ぐらいに騒ぎながらそちらに向かうと、
    誰かしら、ドアのところで協力してくれます。

    こればっかりは、どうにかしてほしいですね、ホント。

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/03 17:29

    その1 車内放送がない

     車内放送がないことは聞いていました。
     まあ、ぺらぺらやられてもわからないけれど、次の停車駅くらい放送してくれればいいのにね。

     ぼーっとしていると、本当に、今どこにいるのかわからなくなります。
     行き先がターミナル駅の場合は、それでもいいのですが、そうでないときに、現在地がわからないのは相当に不安です。

     放送がなくても、駅の前後に大きく駅名表示があるから大丈夫、と聞いていましたが、あまり大丈夫ではありませんでした。

     確かにわかりやすい表示のある駅も多かったのですが、看板が倒れていたり、表示が小さかったり、中には注意していても表示が見つからない駅もありました。

     実は、出発前に国鉄HPで、乗車予定の列車の停車駅と発着時間を調べてメモして行ったのですが、これがあって良かったです。ないと、かなり不安だったと思います。
     私のような心配性の方は、HPからプリントアウトして行かれるといいです。

     また、イタリア国鉄では、JRでいう各駅、快速、特快がすべて「R」表示になり、同じR列車でも、所要時間が大幅に違います。また、同じような所要時間の列車でも、停車駅が微妙に違っていたりします。

     利用予定列車の前後の便も、いくつか調べておいた方が安心かと思います。
     私はそのメモも作っておいて、実際、役立ちました。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/08 13:21

    車掌によって・・・

    私たちが、ピストイア、プラート、アレッツォに行った列車は、
    毎回車掌が放送していました。(珍しいことですが)

    おまけに、イタリア語だけでしたが、
    「この列車は、定刻どおり運行しています」なんて
    とっても誇らしげに頻繁に言っていました。
    (1、2分遅れていてもそれは定刻なのでした)

    もしや、イタリア国鉄フィレンツェ支部が、
    「定刻で走ろうイタリア鉄道!(せめてトスカーナは)」運動でもしているのかと思うほど。

    その後の南への移動では、ほとんど放送がありませんでしたから、
    車掌によるのでしょうか。

    イタリアでは、バスも、運転手の好みによって、
    音楽がかかったり、かからなかったり。
    ときに自分も一緒に口ずさむ方も。

    駅もホームも、イタリアではとにかく人に聞けですね。
    その、聞く人もいないようなところは本当に困りますが。

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