レポート

「ガリバーシンドローム」の方いませんか?

公開日 : 2005年11月29日
最終更新 :

はじめまして。海外経験の回数は少ないのですが、行けば毎回そこでの人々や生活にほれ込んでしまいます。出国時と入国時はひとり旅ですが、現地でずっとひとり旅だった事がありません。現地の方の家に泊めていただいたり、電車も現地の人(例えばドイツ)が一緒なので無料で乗れたり、自家用車で観光地めぐりをしてもらったり、貧乏旅行ながらもその土地の醍醐味を味わっています。
その土地の人になりたいな~とどんなに憧れても、もちろん、なれるわけも無く、自分の国に帰ってはノイローゼの日々・・・。そんな自分を勝手に「ガリバーシンドローム」と名づけています。
楽しいだけが旅行じゃないですよね。旅行が旅行でなくなった時の、あの辛さを体験している方の意見が聞きたくて書き込みました。
よろしくお願い致します。

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4件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/11/30 14:19

    帰国したあとの反動は怖いですね

    旅が長ければ長いほど反動が大きく跳ね返ってきます。そうですね、一ヶ月その国にいて帰国したとします。


    空港の外へ出たとたん、まるで見知らぬ異国に来てしまったかのような錯覚をおぼえます。

    車は道路に整然とならび、青信号とともに静かに動き出す、クラクションも鳴らさずに。

    電車はいつ動き出したか分からないほどスムーズに発車し加速してゆき、車窓から流れる風景も異質なもののよう。

    街を歩いている人たちはこれもまた整然として、みんな行き先があって急いでいる様子。

    ようやく家に戻って旅の荷を解きはなち、洗濯物は洗濯機に、持っていった物を元あった場所に戻す。


    …またあの日常生活にまみれていくのだと思ったら、ひどく気分が落ちこんでウツになります。


    けれど訪れた国に住んでみたいとは思いません。
    なぜなら、心地よい居場所にいられるのはほんのつかの間だから。

    あまりに日本と違いすぎるその国を旅している間は、日本のことなどまったく考えません。
    たくさんの同胞たちが長期滞在している宿はあえて避けます。日本語の活字すら目にしたくない気持ちです。

    けれど、心安らぐ地ではないことは分かっています。だから日本に戻ってきます。

    自分にとってほんとうに心安らぐ居場所はこの世にあるのかしらんと思いながら、
    繰り返し、その国を訪ねているのです。


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    Re: 帰国したあとの反動は怖いですね

    まず最初に、自宅のPC'95では世界と通信できても、地球の歩き方にはログインできなかったため、返信が遅れたことをお詫びします。みなさんのご意見には慰められました。

    10年前、初めて海外旅行をして帰国したとき、全員の頭が黒い事に妙な違和感を覚えたことを今でも強烈に覚えています。特定の国に惚れ込んだ場合は、移住してしまえば解決なのですが、行く先々で「なぜこの国が自分の国じゃないんだろう」って感じてしまうのが辛いです。
    自分の性格は決して良いとは言えないので、出会った相手には恵まれてきたと言えますね。

    例えば、ドイツで自宅に泊めてくれた元軍人さんに対して「鈎十字のついた土産品を買って帰りたい」と言ってみたり、ドイツ語が少しできるようになった頃に出会ったオランダ人に対して「ドイツ語は話せないの?」と言ってみたり、とてつもない失言の数々があります。日本に戻って、改めてドイツ史・オランダ史を読んで落ち込みました。
    それなのに、そのドイツ人は自宅に保管してあった鈎十字物を分けて下さいましたし、そのオランダ人も「ドイツ語より英語が好き。でも、あなたの方が英語が上手」と、限りなく温かい言葉をかけてくれたのです。最近、そのオランダ人からのお誘いが頻繁なので、次回は未だ見ぬオランダの自宅にお泊り予定です。悪循環ですね・・・。

    ちなみに自分は女性ですが、危ない目に遭った事は一度もありません。いつも「この地で殺されてこの地で死んでも本望だなあ」と思うのですが、悪い相手に巡り会いません。

    自分は一生、日本人だろうし、世界が統一される事もないのだと思います。それでも、ガリバーのように人間嫌いにはなりたくないですね。

  • 05/11/29 18:01

    一歩踏み出せば楽になります

    そんなに惚れ込んだのなら、住んじゃえばいいのではないですか。日本人だから日本に住むのが一番楽ですが、そうじゃない選択だってありです。ノイローゼになるくらいなら、一歩踏み出せば?
    旅行好きがエスカレートして、今まで香港、タイ、アメリカと渡り歩き、今は英国に住んでいます。とりあえず現地に行ってしまい、運命の成り行きに任せると言ういい加減なことを繰り返してきましたが、運が良かったのか、今まで何とかなっています。
    ただし、外国で何の「つて」もない人が生活の基盤を作るには、それなりの戦略(大げさか?)を練っておくと楽だったかもしれないと少し反省はしてます。
    ぜひ行動を起こして、夢を実現させてください。

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  • それを越えてしまったら 僕のようになる。

    Gulliverさん  こんにちは。

    現地で誰かの家に潜り込み、何日でも世話になり続け、移動は自家用車

    ついでに その土地の人になりたいな~。 そうなったのが僕です。
    旅先のブラジルで知り合った現地の女性と長距離国際電話交際。 
    ついに この長距離恋愛を制覇。 町中の人に祝って貰った結婚式。

    想い出イッパイの この町に「日本人や~めた」と住み着いたのです。

    中には 夢物語でない人間もいます。 僕の後に続きますか??

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    Re: それを越えてしまったら 僕のようになる。

    なんだ、シロカイーナさん、ころがりこんだ口ですか。

    タイのチェンライのトラベロッジの日本人マスターも
    似たようなこと言ってましたな。

    ブラジルから来た日本人に、
    あたかも地の果てに居るように言われて
    (確かにタイの地の果てではありますが)、
    くさってました。

  • 『効率的超早っ便利生活』 vs. 「暗い建物の移動どうにかしてくれい」

    Guilliverさん、こんにちは。

    昨夜スペインから帰国して、日本の風呂に漬かり、電灯をつけなくても
    適度に明るい自宅(巣穴)をうろうろして、ご飯に味噌汁の朝ごはんを
    食べて、何だか日本って便利だな~、と妙に実感中の旅クマです。

    アメリカ生活の影響で、知らない人の車にはそうそう簡単に乗れません。
    知らない人のお宅には泊まってません・・・
    こんな私からすると、Gulliverさんって、幸運だし、凄いな~と思います。
    もしかして、男性の方でしょうか?

    また、今回はスペインに移民してきて、働いている人と話す機会がありま
    したが、「ちょろっと来て、見たいものだけを見て、食べたいものを
    食べて帰る旅」と、”その国にどっぷり漬かって、住み、色々なトラブル
    にも遭遇して、そう簡単には帰れない異国生活”というのは、根本的な
    違いがある、という結論になりました。

    そんなこんなで、Gulliverさんの心境もわからなくもないのですが、
    それは日本に家族があって、安全な生活が保て、かつ海外旅行にも
    行かれる余裕(貧乏旅行だろうが、金満旅行だろうが、ある意味生活
    における余裕です)と体力・精神力があるからではないかと、我が身を
    振返っても考えてしまいました。

    それにしても、たかが2時間の距離の移動に、しっかりと苦労させられた
    旅で、日本ってその意味、移動が非常に楽な国だな~、と思わされました。

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