11/05/15 00:50

切符の形ほか

1)クックの時刻表は何年も前に買って、2~3年は初めて見る駅名がどのような路線上にあるのかを調べるために使っていましたが、そのうち、検索で探すようになって、今はおそらく押し入れの奥の方に下積みになっているのだろうと思います。(捨ててないのは確かだけど、複雑なコースをとらないので、あまり見ることがなくなりました。)

4)切符の形
切符の大きさは基本的には縦8cmぐらい、横20cmぐらいのものが基本です。(窓口、黄色い大型自動販売機で購入の場合)
券面には、在来線の場合、Terでも特急(コライユ又はIntercités)でも、座席指定をしない場合、乗車日と列車の時刻が印刷されるのが普通です。
Ter普通列車は座席指定なし、特急は座席指定任意の列車のほかに全席座席指定のコライユもあります。

窓口で買うとき、何時の列車が希望ですかと聞かれ、だいたいの時間を言うと、列車の候補を教えてくれて、こちらで指定すると、その時間が書き込まれた切符を作ってくれます。

往復の時など、帰りの時間が決まらないけれども切符だけ買いたいというと、時間の決まっていない日付入りの(いわゆるオープンの状態)の切符を作ってくれます。
時間が決まって記入されていても、座席を指定しなければ60日有効です。
買うとき、座席を指定しますか、と聞かれることがありますが、最近はこちらから座席を指定して欲しいと言わない限り、自由席の切符を出します。
Ter、特急共通なので、列車名や時刻が書いてあっても、全席指定のコライユでなければ、どれに乗っても構いません。

TGVも切符の形は全く同じです。(切符にはTGVであること、乗車時間や座席が書いてあります。切符は1枚であり、日本のような乗車券と特急券に分かれているわけではありません。)

TGVと在来線、又は在来線同士を乗り継ぐ場合、一枚に2行分の記入場所があり、2行に分けて時刻が書かれています。
3回乗り換えで、一行程で合計4回列車に乗るような場合は、2枚に2行ずつに分けて記入され、それぞれ順に駅名と列車種類、時刻が記入されます。料金は切符1枚なら切符の右下に記入されるのですが、2枚にわたる場合は、一枚目料金欄は**印、二枚目に合計金額が表示されます。


これとは別に、Terの駅で、特急が止まらないような小さな駅には、Ter専用の青い自動券売機があり、出てくる切符の大きさは、日本の遠距離切符や特急券より縦横それぞれ1cmぐらい大きい切符です。
この機械は、TGVなどは買えないのではないかと思います。(私はその駅からすぐ近くまでの切符しか買ったことはないです。)
このTerの自動券売機は、無人駅や駅舎が閉まったときでも使用できるように、屋外の屋根の下に設定されているものがあります。これは、使用できるのはカードだけです。
駅舎内に設置されているものは、コインも使用できます。紙幣は使用できません。

途中下車する場合は基本的には買うときにそれを言って、券面に1行目が最初の乗車、2行目が途中下車後の乗車、となるように書いて貰うのが基本です。
改札がないので、最初の乗車で検札があり、その後途中下車し、途中下車後の乗車しているときに検札があると、同一路線で一回検札のパンチが入るので、車掌に、一度終点まで行き、再度戻って同じ切符を2度使っているのではないかと疑われる可能性があります。
釈明できないと、罰金を請求されても対抗できないかも知れません。

分けて書いてあれば、途中下車するとの意思表示であり、2度目の検札でも問題ありません。二つめのパンチが入ります。

切符は、途中下車しても、一行程として料金計算するので、分けて買うより、その日途中下車するものとして続けた形で買う方が少し安いです。日本では、一定距離以内は途中下車を出来ない料金体系ですが、フランスでは、その縛りはありません。(パリ近郊を除く)

だいたいこんなところでしょうか。

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1件のコメント

  • Re: 切符の形ほか

    すばやい回答ありがとうございます。
    いろいろ参考になりました。
    私のほうももう少し整理して、また不明な部分がありましたらおきき死体と思いますので、よろしくお願いします。

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