11/05/03 08:30

トルコリラ

自国通貨の弱い国やインフレ等で不安定な国は普通、基軸通貨の米ドル、
周辺を主力通貨(基軸通貨)やより強い通貨で囲まれている国、後は例外的に
一歩外に出ると全く使い物にならないし、そもそも自国民も信頼していないが、
敵対関係で米ドルを使わない国(わかりますよね)などがあります。

東南アジアでは米ドルが多く、経済危機後のタイも一時期ホテルは米ドル表示。
この時、便乗値上げと言ってもおかしくない値上げが起きました。当時の
タイでもそうだったのですが、表示は米ドルでも支払いはバーツでした。
ベトナムのように、そのまま米ドルが通用してしまう国もありますが。

トルコの場合は、二番目の要素が強いと思います。ここも、インフレとかが
あったので、一番目の要素もあるとは思いますが、今はかなり安定しているのでは
ないでしょうか。

表示をユーロにしているのは、ユーロ圏の客が多く、しかも約2:1なので、換算が楽
ということからでしょう。そのまま受け取るところもあれば、一度リラに換算して
払うところもあるはず。先のタイとは違い、実際にある程度は流通しているし、国としては
EU加盟は悲願なので、そのまま使えたりもするのです。

ユーロ圏に行くことがなければ、トルコでユーロに換える(行くことがあってもです)
必用はありません。かなり損をします。

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1件のコメント

  • Re: トルコリラ

    なるほどー
    詳しい説明ありがとうございます
    トルコしか行かないのでユーロに両替するのはやめておきます
    トルコにも色々事情があるんですね

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