カシミールのお話

スリナガール、カシミールの都ですがきれいなところです。

ムガールの王様が毎年4-5月ごろ・・・そうです ライラどのがお出かけになったまさにその時期に 象に揺られてかの地に滞在した水の都
です。

面白いことに いくつかの王宮後(建物はほとんどなく 主に庭園ですが)にいくと 門があってそこから先は王様とお気に入りのお后?またはそれに準ずる人以外ははいれなかったそうです。

用のある人は門の外で声をかけると 王様または 彼女が楼門の上に現われる仕組み。 まさに ハネムーン状態です。

ここにも彼らのロマンチシズムが感じられます。

砂漠の子等がヒマラヤま近の湖の風物を如何に愛したかがよくわかります。

ところで カシミール紛争はなぜ起こったか・・・。
住民のほとんどがイスラムのここでは当然パキスタンに帰属するはず?だったのですが なんと ネールサンはこの地の 最高位に属するカースト ブラーマンの出身でした。 そこで分離独立のその日 空挺部隊を空から派遣して カシミールの中心部を制圧、インドに中心地スリナガールを併合した・・・のが 永年のモメゴトのほったんとか・・・。

それと やはりあの国はかなりエネルギーがないと 個人旅行はつかれると思います。 三蔵法師だって 孫悟空や猪八戒、沙悟浄なんていう
スーパーマンが一緒にいる必要があったんですから・・・。

もいうひとつ本のご紹介。

講談社の赤とんぼシリーズの インドの神々。 日本の神様との関係などが細かくかいてあって面白いのです。それと あの何とかならないのか・・・とおもうインドの神様の絵姿は 意外と最近のものだとか、
日本で人が死ぬと北枕、つまり北へアタマを向けて寝かせるのは インドのヒマラヤを想定しているのだとか、お墓に水をかけるのは・・・ヒンズー教徒が ガンガーの水をありがたがるから・・・だとか・・・。

いえ 失礼しました。

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1件のコメント

  • いろいろ知っているとさらにおもしろくなりますよね

    カシミールについてのエピソードも、なにかの本を読まれたのですか?
    もしそうだったらどの本なのか教えて下さい。
    ロマンチックでいいですねえ。
    あのあたりもぼちぼち行けるようになるか、という雰囲気ですね。
    最近開通したインドからパキスタンへ抜けるバスにはいつか乗ってみたいです。

    あ、実は7月初めからパキスタンへ行ってきます。
    インドでもお願いした某秘境専門会社の18日間のツアーで
    北方区域全体をまわります。ペシャワール方面へも行きます。
    あの会社、なかなかよかったです。

    赤とんぼシリーズの本、探してみますね。
    ありがとうございます。

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    Re:脱線ついでに・・・

    カシミールのお話のロマンティックな部分は 実は現地で・・・。

    ゴタゴタの話は 今夜自由を・・・だったと思いますが インド・パキスタン独立の一日の出来事をいろんな人に聞いてまとめた 本があるのです 。

    第2次大戦終了まぎはのパリ開放の数週間を書いたベストセラー・・・
    ぱりは燃えているか・・・を書いた人が インドと、それから イスラエル成立のドサクサを両サイドから聞き書きした 本(題名を忘れました・・・)があります。 確かいずれも早川書房のハードカバーです。

    それによると イギリスはインド、パキスタンが独立してもやっていけるはずがない・・・お手並み拝見・・・とヒンズウとイスラムの対立をあおるだけ煽ったうえ 国家独立のための基本的な組み立てをほとんどしないまま すべてのイギリス官僚と 親イギリス派のインド官僚の中心になる人たちを さっさと引き上げたのです。

    なすすべもなく 心意気だけで あの広大な国家をしかもパキスタンと2つに分断されたまま うけとった 混乱を書き記しています。

    今日の主要な国家紛争の 70%は 大英帝国の無責任なおっぽり出しにあるのは この2つの本(パリは・・・以外)をよめば良くわかります。

    でもパキスタン、ペシャワールは モット空気も人気も乾いているのでインドほど しっくり来ない・・・とは私の意見です。

    いってらっしゃい。