私はキャリーバッグ(今はスーツケースもトロリーが付いているので、ここで言ってるのは大小・形式に関わらず、とにかくトロリーが付いているバッグ、という意味)が大嫌いで、とにかく最近の旅行の諸悪の元凶(混んでいるところでは邪魔、機内に持ち込むので飛行機への出入りに時間がかかる、等)と思っているので、今もって国内旅行はイトーヨーカドーのビニール布製ボストンバッグ、海外旅行は香港のメンドーサの3ウエイバッグを使っている。
が、寄る年波には勝てず・・・と言うほどもないのだが、最近は担いでうろうろするのがそこそこきつくなってきた。海外の場合はどこに行くにしても10キロ以内(LCCによっては7キロ)には押さえているのだが、それでも体力の消耗(?)を感じるようになった。最近の若い人は物心ついたときから(?)キャリーバッグを利用している人が多いから、何を言ってるんだろうと思う人もいるだろうが、どこかでキャリーバッグに変えるべきかどうか、やや悩んでいる。
東京で外国人観光客を見ていても、アジア人はほぼ100%キャリーバッグ、欧米人で10人に1人くらいバックパックの人がいるかどうか・・・。なので、シーズンのあずさ号のようにほとんどがバックパックの時はほっとするのだけど、逆に言うと、街歩きでキャリーバッグ以外の人は、ほぼ全滅に近い。ちなみに上記のメンドーサも現在はキャリーバッグしか作っていなくて、私持っている3ウエイバッグはメルカリやヤフーオークションの世界になっている。・・・・・
先日、えびちゅさんのトピ(質問にはレスできなかったが)の中に
>寄る年波もあって腰が悪いので、最近は、ソウル・台湾等の近距離以外は基本的にビジネスクラスを買う・・・・
という一文があったが、これはなかなか気にかかった。「身体上の都合で、○○には長時間乗れない。・・・」と言う人は案外周りにいる。
えびちゅさんには養生してくださいと励ますしかないのだけど、自分の身で考えた場合、例えば南米やアフリカに20時間以上エコノミークラスに乗り続けることが出来なくなったら、もっと身近な話では、夜行バスを二日連続で乗れなくなったら・・・・まだバンのミニバスでも二日くらいは夜行で行ける自信はあるが、これらも時々チェックしないと、今後の「旅行人生」に関わる話である。
と言っても、何か対策を取っているかと言うと、特にないのだが・・・・飛行機とホテルはお金で解決するのが、一番合理的(?)とは思うが、一旦、長距離のビジネスに慣れると、もう「こちらの世界」に戻れなくなるのが怖い。・・・・特に歳を取ると。
もう一つ、夜ご飯やお酒のために食べに出ること、がある。観光の途中で最後に食事かお酒に行けばいいのだが、一旦ホテルに戻ると、最近は「ようし、もう一度出るぞ!」とそこそこ決意がいるようになった。日本だったら、外食の場合、極論すると「並み一つ!」のワンフレーズあれば、飢えることはないのだけど、外国の場合、英語圏はもとより、それ以外圏の場合はお店のチョイスから始まり、メニューの解読、お酒の選択、予算との兼ね合い、とそこそこ苦労する。楽しいのだが、億劫なときもある。
それでも部屋で食べたり飲んだりよりはいいや、と思うのだけど、ビールであれば冷えたものがスーパーでいくらでもある。とは言え、冷えたワインは入手が難しいし、その土地のあったかい料理もテイクアウト向きでない国も多いので、この辺が歯止めになっていると思うのだけど、これが適当なファストフード店や露店のテイクアウトとビールでいいや、となると、やはり怖い(?)気がする。
荷物については、玉村豊男さんがエッセイの中で、やはりある歳になってついにキャリーバック派に転向した(?)と書いていて、食事については下川裕治さんが、今後歳を取ったら時々は部屋食でもいいのではないか、みたいなことを書いていたのが印象に残る。さて年寄り向きの旅行スタイルは・・・・。