レポート

海外データローミング

公開日 : 2018年12月09日
最終更新 :

ひょっとすると中国旅行をする人たちの間では常識なのかも知れないが、ドコモやauの海外データローミングは「1日いくら払えば、普段使っている契約をそのまま持って行ける」仕組みに変わっている。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/ppko/

例えばドコモであれば、1日980円(キャンペーンでもう少し安いが)払えば、今、日本で契約している5Gなり20Gの契約をそのまま外国に持って行ける。(ただし、通話は別で、SMSも「海外料金体系」のままである。)今回、実験してみたのだけど、中国の場合はかなり使える。

 要は海外用ルーターを借りるとVPNの設定をしなければならないし、現地でSimを買うと「金盾」の制限内でしか使えないが、ローミングであれば全く関係なく、グーグルであろうが、フェイスブックであろうが使えるし、「くまのプーさん」を検索しようが自由である。(ドコモは中国聯通とローミングしているが、なぜ、中国聯通とのローミングだと金盾の影響を受けず、中国聯通のSIMを買って使うと金盾の支配下に入るのか、いまいち仕組みが分らないのだが。)

あとは中国聯通の4G網のレベルだが、これは快適である。もちろん地下鉄や高鉄の中でも4Gだし、時々3Gになることもあるが、日本でドコモを使っているのとほぼ同じである。Gmailも問題なく、西湖を眺めていたらGmailの事務メールが来て慌てたこともあった。満員の地下鉄なんかだと、周りはグーグル先生とやり取りできないのに、こそっと私だけ先生に問い合わせる、というのは、親に黙って○○を見る・・・ような快感(?)がある。(あまりおおっぴらにやると問題になると思うので・・・念のため。グーグルマップについては別に書きたい。)

値段が高いのが難点だが、これが1日250円くらいになれば、海外ルーターレンタル会社が全滅(?)するくらいのインパクトはあると思う。中国の特殊事情がなければ、その他の場所では現地でSIMを買う方が安いということが揺らぐことはないと思うが、普段SimにSMSが来ないと困る、みたいな事情のある人やSIMの設定が面倒な人々の需要はまかなえそうな気がする。

昔は、その国の英字紙を買って、朝ご飯を食べながら読むのが日課だったが、最近はヤフーのニュースを見るだけになってしまった。そういえばどうしても間抜けと思うのがNHKワールドで、香港もシンガポールの宿も英語放送をやっていた。(というか契約していた。)日本人は外国で突然自国の英語放送観るようになる、とNHKは思っているのだろうか?KBSワールドはちゃんと韓国語放送である。ちょっとは見習えば?と思う。

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1件のコメント

  • Re: 海外データローミング

    こんにちは高島さん

    >(ドコモは中国聯通とローミングしているが、なぜ、中国聯通とのローミングだと金盾の影響を受けず、中国聯通のSIMを買って使うと金盾の支配下に入るのか、いまいち仕組みが分らないのだが。)

    という疑問について、知っている範囲で書いてみたいと思います。
    ただし、間違いがあるかもしれません。

    ポイントは2つ。
    (1)社会的な信用、通信の秘密保持。
    ドコモの携帯(というよりSIMカード)が日本だろうと世界のどこにあろうと、
    その端末はドコモのネットワーク内での通信なのです。
    海外で、物理的なドコモの通信回線(ケーブルや電波)の範囲外では現地通信会社の物理回線でデータ転送を委託しているだけで、
    データの通信自体はドコモのネットワークの中だけでやり取りされている。
    物理的な回線はちょうど乗り物のようなものです。
    日本郵便が九州から北海道まで郵便物を配達するとします。
    郵便物は日本郵便が収集します。それをANAなりJALで北海道へ空輸します。
    そこから、日本郵便が宛先まで配達する。
    途中、空輸しているのは航空会社です。それでも、その郵便物は依然として日本郵便の管理のもとにあるのです。
    航空会社がその郵便物を無断で開封してしまうと大問題です。
    こういうことではパートナーとして一緒に仕事をすることなどできません。
    それに、海外ローミング中にデータが盗聴されるということが普通にあるということなら、
    ドコモは契約者に対して、そういうことがあることを告知する義務があるでしょう。
    乗り物と、それに乗っているモノの管理者は異なるということです。

    (2)技術。ドコモのSIMはドコモの所有もしくは管理する(日本の)物理的なネットワークに接続します。
    これはドコモの中だけに閉じたプライベートなネットワークです。インターネットとは完全に異なります。
    海外に出たドコモのSIMからインターネットへの接続は先ずドコモの物理的なネットワークに到達後に、
    ゲートウエイからインターネットへと出ます。
    ドコモのSIMからドコモのネットワークまではデータが他者に解析されないように
    ドコモが独自の符号化(暗号化)をしているので盗聴できない仕組みです。
    ということで、金盾が中身を解析して何かをするということは技術的にできないようになっているということです。
    いま話題のネットワーク器機ではどうなのでしょう?

    以上、私なりの解釈です。
    仕事上、通信回線を組み込んでいても、物理回線は通信会社が通信サービスとして、
    まるごと用意してくれているので物理的な技術仕様について詳細を知りません。
    よって間違った説明をしているかもしれません。その点、どうぞご了承を。









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    wikiによると

    金盾は、海外ローミングには規制をかけていない、ということです。
    海外ローミング以外は、暗号化されるhttps等の通信は規制されるそうです。

    なお、NHKワールドは外国人向けで、日本人向けには、ワールドプレミアムというのがあります。

    皆さんは、何も考えず、ヤフーニュースをみていれば十分でしょう。

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