まだまだお元気そうなご両親のようですので・・・その1

山女子どの

日本の山での4時間・・・を考えるとスイスの山歩きは急坂の登りがない・・・?だけ楽しさが期待できるとぞんじます。 そんなところからのアドバイスを少々。(怠けものの70歳+です)

グリンデルワルド

1・メンリッヘン/クライネシャイデック グリンデルワルドからの場合はグルンドまで足慣らしに歩くことをお勧めします。 駅裏、HOTELREGINA とバス駐車場の間の道を抜けるとそのまま別荘地の中を抜けて丘を下って、グルントのそばへでます。降りきったところで登山電車の線路を渡り右に曲がるとグルント駅。そのまま50-メートルも行くと大きな駐車場の奥がメンリッヘンの乗り場です。 15-20分でしょうか。

アイガー、メンリッヘンの稜線、ブスアルプスなどを見上げながらののんびり足慣らしです。

メンリッヘンでは先を急がずいったん右の丘の上(メンリッヘン山頂)でヴェッターホーンからブライトホーン、シルトホーンの大景観と足元のお花のじゅうたんを十分堪能してから歩き出しましょう。

アイガーグレッチャー/クライネシャイデック まっすぐ降りるコースは悪くはありませんが上からのぞいたそのまま、大勢の人と一緒に降りる?のはつまりません。アイガーグレッチャー駅の上、槙有恒さん寄贈のアイガー東稜小屋を移築した記念山荘のところから谷を一望したら、もう一度駅に戻り、線路を渡って氷河谷沿いの細い縁道をたどってクライネシャイデック駅のひとつウエンゲンよりウェンゲンアルプへの山道です。
 ずんと人が少なく、アルペンローズには少し早そうですが、ユングフラウの子峰シルバーホーンなどの山肌から崩れ落ちるなだれ音が昼近くには周囲にこだまするかもしれません。

フィルスト/バッハアルプゼー 早朝からかなりの人出です。 なるべくお早めにお出かけください。1時間程度の平坦な道です。 ただしレストラン等はロープウエイの駅のみです。 2つの湖の間の奥に日本の山小屋のトイレを思わせるトイレはありますが。 雨天の避難小屋はあります。

時間があるなら大きな通り?を戻らずに池から流れだす小川に沿って谷の中央の道をたどると、まさに花の道です。 フィルストの崖下に出て右に15分ほど歩くとレストランがあって、下までのバスがありますが、本数は2-3本。 午前中に済ませてこのレストランでお昼にすれば・・。

グロセシャイデックとフィルスト間は昔からフラワールートと呼ばれています。峠から最初の広い道をそのまんま歩いてしまうとなんでフラワールート・・ということになります。峠の尾根から広い道が左に降り始める場所から細い山道が斜面を播いてついています。 道標がありますのでこれをたどって下さい。

途中マーモットのよく見られる沢を抜けます。 もっともフィルストとバッハアルプゼーの間の山肌はよく見るとマーモットの巣穴だらけです。 朝早いうちなら彼らが日向ぼっこをしているのが見つかるはずです。

アルメントフーベル/ミューレン 歩いて10分。綺麗ですがせっかくここまで来たのなら、ノースフェイストレイルという 3時間ほどのルートがあります。 ゆるく尾根を巻いてお花畑の中を上るとユングフラウの大岸壁とそれに続くブライトホーンなどの北壁が狭い谷底から立ち上がるのわき目に見ながらルートをたどります。 坂はそれほど急ではありません。 しかも20分おきに素敵なベンチがあって、しかも人気も少ないのです。折り返し点には牧場小屋があって食事もできます。 見上げるとシルトホーンの山頂の建物。

ここからはゆるく谷を巻きながら谷間の牧場や森を抜けて出てきたのはミューレンのロープウエイ駅です。

お時間がなければミューレン周辺はユングフラウの西側なので午後遅くでも陽が当たっています。

もしお天気がもうひとつなら傘を持参でフィルストの途中駅ボルトへあがり、ここからグリンデルワルドの谷の中腹・・森の下限を散策します。 牧草地は花の海、雲にかすむ山肌、終点はオーベルグレッチャー(氷河のふもと・・・といってもずいぶん後退してしまいましたが)。バス道路沿いのバードサンクチュアリーには巨大な白ふくろうなどが・・入場料は思し召し、道の向こうにはレストランです。 人気のない野外テーブルの眼下はかっては氷河があったはず。 ここから歩いて戻っても、バスを待っても・・。川に沿って歩けばグリンデルワルドの町(村)の下に出ます。



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1件のコメント

  • アイガーグレッチャーからヴェンゲンアルプへのハイキングコースについて

    アイガークレッチャーからヴェンゲンアルプへのコースがよさそうですね(混雑していないのが特に)。
    このお薦めのコースは、線路沿いを歩いてクライネシャイデックを経由しヴェンゲンアルプへ下るのとは違うコースですか?アイガーグレッチャーから迷わずにいけるようなコースでしょうか?手持ちの本に地図詳細なコース地図がないため質問させていただきました。よろしくお願いします。

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    Re: アイガーグレッチャーからヴェンゲンアルプへのハイキングコースについて

    山女子さん

    なぜか日本のガイドブックには乗っていないのですが このコースはなんとユングフラウマラソン!のコースなんです。 インタラーケンからウェンゲン経由であがってきて、いったんこの氷河谷を見下ろす細い道を駆け上がって(?・・ほとんどみんな歩いているようです、当たり前ですが)グレッチャー駅で曲がってゴールがクライネシャイデックというとんでもないマラソンです。  閑話休題。

    アイガーグレッチャー駅はクライネシャイッデクを見下ろして右側が崖上で、ホームはずれからあがるルートがあり、展望台と小屋がありますが、この前を通って、アイガートレイルというルートが、アルピグレン駅まで抜けています。もっともそのまんま行くとグリンデルワルド氷河(ウンターのほう)へ出ますが、短い方でも結構長い、コースです。

    さて ウエンゲンアルプへのルートはその反対側、駅から左下へおり、そのまま線路下をたどって、踏み跡を谷に沿って左に曲がると、土手(縁)上にルートが続いています。 そのままたどるとしばら行くと次第に右の草原にそれていって、右前方にウエンゲンアルプ駅が見えてきます。

    アルペンローズの潅木が茂っています。 前方にウエンゲンアルプ駅方面へのスキーリフトがありますので迷う心配はありません。 駅から谷の縁に出るのに少し分かりにくいかもしれませんが、その場合はいったん少しクライネシャイデック方面に下りてみれば、縁に出るルートが分かるはずです。

    そうそう、この駅舎の下にある建物はユングフラウヨッホの雪原でそりを引いているエスキモー犬の犬舎です。一番電車であがって、終電で降りてくる通勤犬なんです。

    この駅にもレストランがありますし、ウエンゲン駅にもオープンテラスのレストランが営業しています(筈? )。