レポート

ロンシャン礼拝堂に行ってきました。

公開日 : 2012年12月19日
最終更新 :

ル・コルビュジェの設計によるChapelle Notre-Dame du Hautの行き方については、既にフランスにお詳しいmamoruさんの詳しい書き込みがあります。

http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/115290/-/parent_contribution_id/113588/
ここから別のかたのご質問に答えられる形で補足情報が↓
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/371341/-/parent_contribution_id/371341/


~ですので、おおかたのかたはこちらが参考になると思いますが、今回私はおば(あ)さん一人旅であること、フランス語はゼロ能力であること、季節も冬であることから、できるだけ楽ちんコースにしました。
つまり、Belfortからタクシーで往復してもらったのです。

85ユーロでした。

Belfortの駅前のショコラティエでチョコレートを買ってタクシーを呼んでもらい(気持ちよく呼んでくださいました)、向こうで見学の間、そうですね半時間ぐらいでしょうか、待ってもらってまたBelfortまで戻ってもらいました。


礼拝堂のホームページほかで調べたところ、どうみても電車のみで行くのは現実的ではないダイヤに見え、どこかからタクシーで行くほかないことは早くから決めていましたが、どこを基点にするか、帰りはどうするかなど、料金にもよりますから、なかなか決められずにいたのですが、結局、滞在先のBaselからの利便を考えて、Belfortにしました。

乗り換えのある大きな駅、と思ったのですが~
実際は.......トイレも20セント(だったかな、表示どおりにです)入れたのになぜかドアがあかなかったし、全体にしょぼい駅、という印象でした。
(関係者のかたがいらっしゃいましたらごめんなさい!)
もちろんタクシーもなかったです。

タクシーは、予め電話番号を調べてはいたのですが、
http://www.igares.com/gare-belfort.htm
駅前にお店がありましたので、こちらの掲示板で以前話が出ていたことが頭にあったのを幸い、お願いすることにしました。


安全運転のとてもいい運転手さんでしたので100ユーロ渡しました。
ちょっと高いと思われるかたもあるかもわかりませんが、お友達と割り勘などであればそこそこになりますし、中ボアのブーツでは、私は下の町まで歩くことはとてもきなかったでしょう。


長年念願だったところに行けてほんとうに嬉しかったです。
いろいろ調べても、レンタカーだったり、片道歩いたりが多く、Belfortからのタクシー料金の見当がつけられる記述を見つけることができませんでした。


これから行かれるかたのご参考になればと思い、今の時点での料金ですが、記録しておきたいと思いました。



*朝一番の時間に着きましたので、教会のかたでしょうか、お掃除に来ていらっしゃる女性といっしょになりました。献灯し、少しお話して、とてもしあわせばひとときとなりました。感謝。

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2件のコメント

  • 12/12/28 19:11

    ロンシャンの礼拝堂に行かれたんですね

    ときどきClioさん こんにちは

    ここしばらく公私共にたいへん忙しかったので、ここの掲示板に来ていませんでしたが、今日、ふと来てみたら、ロンシャンの礼拝堂についての投稿があったので覗いてみました。

    以前書いておいたものが多少なりとも参考になったという書き込みはうれしいです。


    ロンシャンの礼拝堂って、宗教施設だけあって、その中にいると、気分が落ち着いて、ル・コルビュジエは、どうやってあんな形にするといいと思い至ったのか、なんて思うんですが、そのあたりが天才肌の人の作品なんでしょうね。

    フランスは何度か旅しましたが、また行ってもいいと思える場所は自分の中にはいくつかあって、ロンシャンの礼拝堂もその一つですね。



    それでは、また。

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    Re: ロンシャンの礼拝堂に行かれたんですね/コメントありがとうございます。

    mamoruさん、書き込み、ありがとうございます。


    ロンシャンの礼拝堂は、子どもの頃、美術の本か世界史の本か.......何かそうしたもので目にして以来、あの特異な形が目に焼き付いていて、いつかこの目で見てみたい、と思っていました。

    今回、ちょっとした縁からバーゼルに行くことになって突然具体化し、ほんとうに嬉しかったです。

    その名のとおり、丘の上にあるのですね。
    タクシーから降りて眼下にひろがる平野を眺めたとき、このようなひとざと離れた地におかれた巡礼教会を、そこを経て行ったひとたちのことを思いました。

    実際にこの目で建物を見ても、やはりなかなか謎の造形でした。
    しかし、内部の祈りの空間は、外見のユニークな表現から想像されるよりも、むしろ、静かな、落ち着いた、簡素な場所でしたね。


    mamoruさんのロンシャン訪問についての書き込みと、後日、ほかの方への質問に答えられての書き込み、とても具体的でわかりやすかったです。
    そんなこんなから、フランス語はだめ+冬場歩くのも厄介なおばさん紀行、ということで、ベルフォールから思い切ってタクシーにしたのでした。




    ~ところで、mamoruさんはフランスにお詳しいので何でもないことでしょうけれど、フランスにはとんと不案内な私にとっては、あの地方がフランシュ・コンテであることさえ自覚していませんでした。
    アルザスのカラフルな地図模様の電車で出かけたと思った先の駅には、地味なフランシュ・コンテの電車がとまっていたのでした。
    こどものころ、『三銃士』にこの地名が出てきたとき、“フランス”の誤植じゃないか、と思った、懐かしい?名です。


    お忙しいなかの書き込み、嬉しかったです。ありがとうございました。
    今年もあと2日、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

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  • 退会ユーザ @*******
    12/12/21 17:40

    Re: ロンシャン礼拝堂に行ってきました。

    ときどきClioさん お帰りなさい。

    ル・コルビュジェの世界を堪能されてこられたのですね。
    これも現場検証でしたか?
    今年ル・コルビュジェの特集番組を見ました。いつか訪れてみたいです。

    建築家や画家の巨匠が手がけた礼拝堂って心揺さぶられるものがありますね。

    詳しい行き方をレポートしてくださいまして、ありがとうございます。
    いつか、このレポートのお世話になる日がきますよ!
    mamoruさんのこのレポートは、初めて拝見しました。
    >マンタロー(緑色のハッカ水、万太郎 と覚えていると、覚えやすい。
    万太郎…mamoruさんって、意外とおちゃめですね、クス。

    ところで、Clioさんのレスはそのほとんどが文学と結びついていますよね。
    この言葉をいつも思い出すのです。
    スイスの修道院付属図書館の入口にギリシャ語で掲げられている言葉。
    魂の処方箋、別の訳では、知性の薬局
    本を開くと眠くなる私に何か処方してください。

    では、レポートありがとうございました。


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    Re: Re: ロンシャン礼拝堂に行ってきました。

    いざや?さん、コメントありがとうございます!

    ル・コルビュジェのこの教会のイメージは、さて、いつごろから私の中に棲みついたものやら........
    私は、とーってもおさぼりの生徒で、授業に集中するのが難しいときは、よく違う科目の本などを密かに眺めて過ごしたりしていました。

    美術や歴史の教科書が、数学や物理で疎外感を味わっているこどもにとっての、何よりの救いでした。
    そうして飽かず眺めたいくつかの写真、記述が年を経て私の中で発酵してきているのでしょうね。

    嬉しいのは、どなたでも旅をされればご経験になることだと思いますが、単に「あの」写真をなぞるだけでなく、自分の足でこうして来ることによって、ただの写真だけではない、思いがけない出会いがあることです。
    今回も教会の信者のかただと思うのですが、お掃除にこられていた方と思いがけずお話し、「よい新年を!」と祝福していただいたことで、ほんとうに充たされた思いで帰路につきました。


    ~mamoruさんの書き込みはほんとうに緻密で、いかにもですよね!
    私は行程も大雑把なら書き方もアバウトで..........恐縮。

    >>マンタロー(緑色のハッカ水、万太郎 と覚えていると、覚えやすい。
    これは愉快ですよね!

    覚えておこう、私も。


    今回が、ル・コルビュジェの作品を見た初めてでした。
    ほかのものも、見たくなりました。また、うまく旅程に組み入れられるといいな。



    >スイスの修道院付属図書館の入口にギリシャ語で掲げられている言葉。
    >魂の処方箋、別の訳では、知性の薬局
    ~おお、これはおそれおおいです。
    しかし、中世の図書館って、なにかちょっとおそろしいものがありますよね。
    よくわからなかった『薔薇の名前』の世界のような。
    くわばらくわばら。



    >本を開くと眠くなる私に何か処方してください。

    実は、私も、よくねっころがって本を読み、うとうとしてくると、どさっ!!
    衝撃が激しいので、あまり大部の本は読めませぬ~笑。
    あ、でも、目は覚めます!


    いざや?さんのいつも新鮮な視点の書き込み、楽しく拝見しています。
    では、また!





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