レポート

国際キャッシュカードの銀聯化・・・・・・

公開日 : 2012年10月13日
最終更新 :

 どこの国の銀行が発行しているATMカード(キャッシュカード)でも、それが国際カード=世界中で使える場合、普通は「Visa/PLUS、Mastercard/Cirrus」のネットワークのどちらかが使えるんだ。と誰もが考えるところ。

ところが、HSBC香港は・・・違うらしい。
http://www.hsbc.com.hk/1/2/special/chinese/banking/prom150

 キャッシュカードのセキュリティ強化のため、全顧客のATMカードをICチップ付きに取り替えます。・・・・ここまではいいのだけど、国際ネットワークとして「銀聯」を採用するので、香港、中国以外の国で使用する場合は、銀聯のネットワークが使えるATMを使用してください。となっている。PLUS/CIRRUSは引き続き、クレジットカードでは使用できる(そんなの当たり前だ。・・・)とのこと。

 じゃあ、日本に住んでいる人はどうなるのか・・・・近頃日本もだいぶ中国化が進んでいて、少なくとも、ゆうちょ銀行、セブン銀行で使えるから、まあ、いいか・・・しかもひよっとしたら、中国本土の銀行のATMカードのようにデビットカードとして使えるようになれば、銀聯加盟店は増えているので、便利は良くなるか・・・。でも、他の国での銀聯の普及度合いはどうなんだろう。

 実際に手元に来て実物を見てみないと分かりませんが、今回のIMF・世銀総会への中国の「態度」を見ていると・・・若干不安を感じます。香港の銀行がなぜ「中国の仕組み」を採用するのか・・・・いざとなったらシンガポールに逃げる(!)準備は整えていますが、何でこんなことをするのかなあ。というところです。・・・・・

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    12/10/13 17:16

    私が「銀聯」をもった理由

    高島たいらさん  こんにちは

    おっしゃるとおりVisa/PLUS、Mastercard/Cirrusがあればほとんどのお国で使えます。

    中国で一番困るのはホテル、発想が性悪説なのでしょうかネットで先払いしたホテルでさえチェックインの際にデポジットをとるところがほとんど。
    しかし現金か中国国内の発行カードか「銀聯」ならOKですが海外で発行されたVisa/PLUS、Mastercard/Cirrusが使えないところが多いのです。
    デポジットもホテルによっては宿泊分相当をとるところも結構あります。
    滞在日数が残り少ないときなどこのために余分な中国元を持つのも無駄、こんな経験から止む無く会費無料の「銀聯」を持ちました。

    ある国のホテルのマネジャーが嘆いていました。
    ○○人が泊まると部屋の物が無くなる、あるとき大きな包みを抱えていたので確認すると部屋置きのTVだった。
    まだこんなレベルなので国籍を問わず自国民と同じようにそれなりのデポジットをとるのかも知れません。


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