どこの国の銀行が発行しているATMカード(キャッシュカード)でも、それが国際カード=世界中で使える場合、普通は「Visa/PLUS、Mastercard/Cirrus」のネットワークのどちらかが使えるんだ。と誰もが考えるところ。
ところが、HSBC香港は・・・違うらしい。
http://www.hsbc.com.hk/1/2/special/chinese/banking/prom150
キャッシュカードのセキュリティ強化のため、全顧客のATMカードをICチップ付きに取り替えます。・・・・ここまではいいのだけど、国際ネットワークとして「銀聯」を採用するので、香港、中国以外の国で使用する場合は、銀聯のネットワークが使えるATMを使用してください。となっている。PLUS/CIRRUSは引き続き、クレジットカードでは使用できる(そんなの当たり前だ。・・・)とのこと。
じゃあ、日本に住んでいる人はどうなるのか・・・・近頃日本もだいぶ中国化が進んでいて、少なくとも、ゆうちょ銀行、セブン銀行で使えるから、まあ、いいか・・・しかもひよっとしたら、中国本土の銀行のATMカードのようにデビットカードとして使えるようになれば、銀聯加盟店は増えているので、便利は良くなるか・・・。でも、他の国での銀聯の普及度合いはどうなんだろう。
実際に手元に来て実物を見てみないと分かりませんが、今回のIMF・世銀総会への中国の「態度」を見ていると・・・若干不安を感じます。香港の銀行がなぜ「中国の仕組み」を採用するのか・・・・いざとなったらシンガポールに逃げる(!)準備は整えていますが、何でこんなことをするのかなあ。というところです。・・・・・