レポート

RE: 地名の日本語デタラメ表示

公開日 : 2012年08月24日
最終更新 :

メキシコ・ケレタロー在住ですが、今朝、学生たちと朝メシを楽しんでいたら、隣に座ったスペイン語のまったくできない日本人カップルが。

そこで、プエルトバラート行きの方法を尋ねられました。PUERTOは港、BARATOは安物って意味で「安物港」、そんな地名など聞いたこともなし、そう答えると、メキシコでもかなり有名な海岸リゾート、って返事。メキシコは港のある街はプエルトって付録でつけるところが多いんですが、バラートの地名はわたしも知らず、旅行好きの学生も知らず、あったとしても、有名なところではありませんよ、って答えてしまいました。メキシコ何も知らんオッサンに聞いてもダメ、って表情でしたが。

それで、少し気になって自宅に帰り、ネットで日本の旅行サイトを見れば、ちゃんと堂々と掲載されています。写真や街の風景を見て、確信したのはPUERTO VALLARTAでスペイン語読みで「プエルト・バジャルタ」、英語読みで「プエルト・バヤルタ」で、ついでにGOOGLE MAPSの日本語で検索すれば「プエルト・バヤルタ」と表示されています。他の日本語旅行サイトでは、「プエルト・バルバラード」と記載されています。「プエルトバラート」とか「プエルトバルバラード」ではぜったにに通じないことは保障します。

このように、日本で発売されている日本語旅行サイトでの地名カタカナ表示は、かなりエエ加減なので、それを信じて現地にこられても、その場所にはたどりつけないようになります。また、英語もしくはスペイン語のABC表示でも、それを発音となると、通じがたい地名も多いので、紙切れにでも書いていただくと解決するのですが。

今朝の日本人カップルに改めてお知らせします。
ケレタローからバジャルタは、バスで深夜に出て、翌日お昼に到着します。乗り換えなしはPRIMERA PLUS社ですが、このバスは36人乗客で2席x2の一列4席。それより気分的に値段が高いETN社はグアダラハラ乗り換えですが、それより一回り大きいバスで24人乗客で1列で2席と1席の3席でシートもほぼベッドになるくらい傾くので、夜行バスなら絶対にETN社使用です。それに、乗りっぱなしでなく、朝5時ですが30分ほど歩けるので、以外と楽にバジャルタまで到着です。

それから、ついでに。ここでもメキシコのベニートフアレスに着きます、なんて書かれている人も。メキシコのヒコー場にメキシコ歴史上の英雄の名前が付けられているのが多いですが、その名前がどこの街のヒコー場なのか、その街に住んでいる人でも、まず知りません。ですから、単純に到着する街名であれば、混乱することがなくなるのですが。


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6件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    12/08/24 22:31

    現地では現地での発音をしないと通じないものだ

    ということをおっしゃりたいのだと理解しました。

    旅行者同士なら、分からない者同士、わかる努力が出来るけれど
    現地の人には、実際にある別のものを指すことになって、
    ワカラナくなってしまうことがあることがわかりました。

    心しておきたいと思います。
    ありがとうございました。

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    退会ユーザ @*******
    12/08/24 23:39

    何時も感じることですが・・・・

    世界を旅していて何時も感じることですが
    その国の言葉ができればもっと楽しくコミュニケーションがはかれるのにと・・・

    私は日本語しかできません、英語も中学の一学期レベルです。
    それでも言葉の弊害も意識なく無頓着に世界を旅をしてきました。
    何とか判って貰いたい、何とか判ろうとする相互の気持ちが以心伝心のように言葉を補っているのでしょうか。

    お隣の中国、ここではもっぱら筆談ですがまともに中国語を書ける訳でもなく
    単に漢字の並べただけ、同じ漢字でも全く意味が異なることも多いのですが
    それでもやはりお互いが理解しあう気持ちから結構会話が弾むものです。

  • 和製英語読みにしようと頑張るんじゃないですか

     
    スペイン語の最低限の約束事すら知らないみたいですね。
    なんでも英語風読みにすればカッコエエと勘違いしてる人が多いですよ。
    現地ではサッパリ意味が通じてないのに相手のせいにしてる。
     
    うちの近所に、Foz do Iguaçu がありますが、
    パソコンに「ç」の文字が無い場合「c」で書く事がある。
    その場合 Iguacu と書くのですが、アルファベート圏の人たちは分かっていますね。
    日本の方だけ、「イグアスー」の発音が、「イグアク」となっています。
     
    ポルトガル語を英語読みにしても現地の人には何のことやら?
    終いに面倒臭くなってポイされる危険性が御座います。
     
    BARATOならまだマシで、BARATAなら相手にされませんな。
     

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  • 退会ユーザ @*******
    12/08/24 11:08

    デタラメ表示というか・・・愛嬌のうちかな

    mxegamiさん  こんにちは

    昔から気になっいたのですがユカタン半島にある「Chichen Itza」
    地元で耳にすると「チェチェニツュア」に聴こえてしまいます。
    日本のガイドブックを見ると「チェチェンイッツア」なのです。
    まあどちらでもいいかな、相手に通じればと私の場合は紙に書いてしまいます。

    つい近年まで日本では韓国人の氏名を今話題の「李明博」を例にとれば
    「イミョンバク」ではなく「りめいはく」と表現していました。

    中国人の氏名についてはいまだこれと同じような表現です。

    これらからすれば「プエルトバラート」は愛嬌のうち、笑って見過ごして・・・


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  • さすがにPuerto Vallartoを「プエルトバラート」と表記するのは有害ですよね

    プエルトバラートなんて言ったら日本人以外絶対通じないし、Los AngelesやSalzburgみたく現地語読みと異なっても日本人に広く浸透してるから「日本語として確立しちゃってるから」しょうがないよね・・・とまで思える地名でもないし。
    ガイドブックや日本語サイトはプエルト・バジャルト(プエルト・バリャルトでもいいですが)表記に改めてほしい。

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  • 『歩き方』の地名のカタカナ表示

    これは、けっこう合っているので、この点だけは
    重宝してます。
    lonely planetの地名は、アルファベット記載だけであり、
    英語圏、ドイツ語圏を除くと、
    どうした発音をすべきか、迷ってしまう場合があるから。

    『歩き方』のカタカナ表示には問題ありませんか?

    (中国語やタイ語のように、声調がある言葉では、
    カタカナで表示しきれない点はありますが)

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  • 退会ユーザ @*******
    12/08/24 07:37

    Re: RE: 地名の日本語デタラメ表示!!!!

    レポートなのでコメントは受けないのかもしれませんが、現地の方が書くと全て正しいと誤解されるかとも思いますので、...

    これらの町は別なところでしょうか? 表題にはPUERTO VALLATO とあります。

    http://www.youtube.com/watch?v=WG5864ur41I

    http://www.youtube.com/watch?v=8zb7C_VqRus

    これは逆に使っています! GOOGLE MapsはPuerto Vallato でも同じところへ行きます。

    http://traveltips.usatoday.com/puerto-vallarta-resorts-17112.html

    スペイン語でta とtoは女性と男性の違いです。なにかで入れ違ったものと推察します。

    lla, lli, llu, lle, llo はリャ、リ、リュ、リェ、リョ (wikipedia)と発音します。(例: Castilla → カスティーリャ , Sevilla → セビリャ)

    これはスペイン語で最も典型的なリージョナルなものでスペイン語をかじれば誰でも知っていることです。NHKでは旧カタルニア語のスペイン語(?)を標準スペイン語として、ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョ と発音するのはバルセロナ辺りに源があるのでしょうか?マドリッドあたりでも最近増えていると書いているページもあります。

    日本では正解は一つと唯物教育を受けるので誰もが誤解するんですが、地名は人種、地域によっても読み方、発音は違います。従って日本ではどこから入ったものであるかでいろいろです。日本人も漢字名は全て日本語読みで長年やっています。もちろん現地では通じませんよ? 日本で言われている地名は現地では通じないことが多いです。典型的な例は「ロス」! アメリカ人も同じです。それは人間が自分の文化で理解する傾向があるからです。これを ethnocentrism (tendency to evaluate with our own culture) と呼びます。

    私が冬いるカルフォルニアのSAN JOSEはサンノゼ、という人もいればサンホゼという人もいます。英語読みだと、Eは「イー」になるので、空港などでは「ホジー」と発音してほしくないのか? San Joséと書いています。これ英語のアルファベットではないですよね? もっともスペイン語ではホセだと思いますが、なまっています。

    但し、明らかに間違いとされる場合もあります。例えば、ロンドン郊外、ボストン郊外になるReading は、リーディングではありませんよ!

    またまたお邪魔しました。

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    PUERTO VALLARTA

    さっそくのご質問、ありがとうございます。
    今朝方の日本人のものの尋ね方で多少とも頭にきていたもんで。こんなオッサンに聞いたのが間違いだった、なんて捨てせりふで。

    YOU TUBEの両方とも、画面上ではPUERTO VALLARTAで間違いなしで、それを転送した人がPUERTO VALLARTOと誤り表記です。日本人の男性の吉田さんをEL YOSHIDAをLA YOSHIDAに変えてしまうミス程度ですから。
    PUERTOは「港」、PUERTAは「ドア」で女性形・男性形の変化はなしで、VALLARTAは街の名前。バジャルタでもバヤルタ、バリャルタ、バシャルタ、バジャータでもまったく問題なし、で街名を男性形に訂正したこの程度の誤りは、笑って許されんですが、バラート(BARATO)となると。「安い」って以外は想像もつきません。滞在に安い港町って想像しましたが。

    大昔、ボストン近くのWORCESTERの学校に。ウーセスタとか言ってGREYHOUNDの切符を買おうとしてもぜんぜん通じなくて。それで、紙に書いたらウースタって教えてもらいました。

    わたしも、町名が通じないと、紙に書く習慣が出来上がっていますが、基本はABC表示で覚えており、カタカナ日本語表示をABC表示変換じゃないです。