レポート

おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録

公開日 : 2005年10月10日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

9月20日 名古屋→関空→フィンランド→リトアニア

 本来なら15日に出発予定が空港カウンタまで行きながら,ある事情で取りやめ。
航空券と一部の宿代が紙くず同然に・・・。

 急遽,新たに航空券を取り,9月20日,始発の新幹線で新大阪。そこから特急「はるか」で関空へ。
但し,外せない用があるので30日には日本にいる必要が有り,バルト三カ国のうち,エストニアを
泣く泣く外し,バルト二カ国とフィンランド・ヘルシンキのみで予定を組み直し。
 イタリア人Renzo Piano 設計の関空ターミナル。曲線パイプとトラスをボルト結合でなく,
溶接接合。ジェノヴァでもみられた造形パイプの構造物部分で応力を拡散させる手法におのぼりさん状態。

 フィンエア窓口でヘルシンキでの乗り継ぎ時間が40分しかないので,機体前部席をリクエスト。
機体は MD-11。おー,なつかしいっす。貰った席は前も前。ビジネス席。
だけど,なぜか機内食はエコノミと何か訳の分からぬ席。正規のビジネスとエコノミの間の一角。
周りはすべて同様の客ばかり。アップグレード経験は今までもあるが,こんなのは初めて。
 
 CA がヘルシンキ着が30分ほど早くなることと,乗り継ぎゲートの案内に来る。
これで余裕をもって乗り継げる。到着後,時間も出来たので,空港内でリトアニア通貨に少し両替。

 ここからはコードシェアのリトアニア航空,B737-200 でリトアニア首都,ヴィリニュスへと。
120人定員に客はたったの8人。CA 3人とガラガラ状態。
ヴィリニュス到着。乗り継ぎ時間の少なさで,ロストバゲージの心配も無事に荷物も現われる。

 入国も簡単にすみ,税関チェックも引っ掛かっている人を横目に空港外へ。
日本との温度差がマイナス20度近くあり,さすがに涼しい。出口案内所で地図を購入。
客引きのタクシーを振りきり,バスで駅前,中心街を目指す。
 出発からちょうど,24時間が経過。

 下車後,予約していた宿を探すが,意外に簡単に見つかる。この宿はネット決済特別期間だそうで
相場の半額ぐらいで泊れ,今回,もっとも得をした宿。今回の長い一日は終了。時差はマイナス6時間。
  

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12件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/10/10 19:56

    お帰りなさいませ

    イタリアばかりじゃないんですね。

    その昔、マドリッドでリトアニア独立のための署名を求められ、断ったことがありました。
    ゴルバチョフが弱体化するのはまずいのでは、と判断したような記憶がありますが、
    署名を求めているリトアニア人にしてみたら、ひどく利己的な外国人に見えただろうな、と、ずっと気になっていました。

    その後リトアニアは魅力的な国づくりに成功しているようで、見聞録を読んでちょっとほっとしました。

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    退会ユーザ @*******
    05/10/10 20:33

    Re: お帰りなさいませ

     amoroma さん,お久しぶりです。ただいまです。

     文中の物価でお解りのように所得は低く,
    北欧資本の土地などの買いあさりに遭遇して
    三カ国の脱露親欧の EU 加盟の行く末と
    政経・人情・風情の変化はと心配な面も多々。

    http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssees/Minority.pdf
      

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  • 興味深く拝見しました。

    明日テレビで杉原千畝物語がありますね。このリトアニアでは今年エスペラント(世界共通語)大会が催されました。ちなみに2007年は日本の横浜です。今私が行きたい国のベスト3の1つがリトアニアなので、非常に興味を持って読ませていただきました。

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    退会ユーザ @*******
    05/10/10 19:41

    Re: 興味深く拝見しました。

     デルスさん,こんにちは。
     
     つたない駄文リポートをお読み下さり,感謝です。
    複雑な歴史ー現在もーと民族構成のかの地。
    独・露語が通用するのもその帰結。

     エスペラント語大会もそんな下地があったのかも。
    デルスさんもエスペラント語を使われるのですか?
    ラトヴィアよりリトアニアの方が人間も優しかった印象です。
     
     ラトヴィアでは,ここには書きませんでしたが,
    無料の観光地図を有料で売りつけるオバサンとか,
    英語で物ごいしてくる未成年の若者もいて困りました。
       

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  • いっきに拝読!!

    あらためましてお帰りなさい、CosiCosiさん!!
    寒いところからのご帰還、体調など崩されていませんか??

    出だしがちょっと、びっくりでした。航空券が紙切れなんて・・・(T_T)
    アップグレードで、席はビジネスだけど、サービスはエコノミーって経験ありますよん。
    ワタシは大韓航空。

    関空から始まり各国の、建築のうんちく^^、知らないことばかり。
    すごい。そしてわかりやすい。。。
    CosiCosiさんて、建築関係なのでしょうか。
    ワタシの妹も建築関係で、たまに説明してくれたりしますが、、、ウマの耳に念仏状態のワタシ。
    もちろん『不思議なエネルギー』なんて感じられるデリケートさは持ち合わせておりません^^;

    >たった一人に,きれいなお姉さんの英語ガイド付きで地下に広がるそれを二人のみで?危なくないの?

    人を見るんですよ^^やっぱり。。。「この人は人畜無害」とか^^

    バルト地方って、似たような名前なのに、国境を渡れば通貨も言葉も違うのですか??
    別スレで、引き出しを間違ったとおっしゃっていましたが、こういうことだったんですね。
    気持ちはすごくわかる~。

    >いつの間にか日本女性は帰っていた。残念。

    これも併せて、途中途中の対女性のカキコ、すごく好きです♪
    すっごいチェック入りまくり。でも、おばさんとは楽しく話せるんですね。

    細かく料金などが入って、なるほどと読める『おっさんひとりシリーズ』、
    ワタシのレポートを書くときのヒントを、ここから頂いているな~と実感しました。
    もっと、こんなふうに明瞭にわかりやすく書けたらとも思います。


    ・・・しかし、天狗は悪魔か???

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    退会ユーザ @*******
    05/10/10 19:38

    Re: いっきに拝読!!

     ともぞうさん,ただいまです。
     
     航空券が再生紙にしかならない経験は初めてです(ここには書けない色々あり)。
    ハハハ,人畜無害でもないし,建築もド素人です。

    >対女性のカキコ、・・・すっごいチェック入りまくり

     プッ!そんなに意識していないのに,書き方からそうとれるのかな?
    日本の天狗が悪魔に分類されてるのは滑稽でした。
    基本的に日本には悪魔って分類はないので。

     三カ国は EU 加盟はしましたが,通貨統合はまだ先のことで,
    煩わしさは続くかと。街中では時としてユーロは通用します。
    それとちっとも明瞭な記述はしておらず,恥ずかしいかぎり。
    ただ,今までのはクドすぎたきらいがあるので,
    かなり,省略をしてみました。
      

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  • 退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:12

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その10の1

    9月29日 フィンランド・ヘルシンキ→帰国

     北欧最後の日は昨日からの雨も残る。 きょうの午前中は気温は14度ぐらいだが風が強く,
    体感的には最も寒く感じた。
     
     聖ヨハネ教会へ向かえば入り口は閉ざされ入れない。向かいの「アート&デザイン美術館」の開館を
    待つ。日本からの女性ペアと単身日本女性も来て開館待ち。
    美術館二階では" Kreativ industri - Creative Industry "と題してフィンランドの Fiskars の洒落た
    工具類。Luhta の衣類。Hannu Kahonen の低床トラム,ごみ箱,鍵や Rislakki の重機等々,
    フィンランド工業デザインを紹介。
     更に携帯電話の勇,Nokia のHakkapelitta タイヤに始まり日本でも愛好者のいる
    通称,サメ底ブーツの Hai-Saapas 。そして当地の経済を支える Talkmanista から始まった
    携帯電話のデザイン変遷も紹介。

     ロビーではちょっとしたデザイナーの遊び心に富んだごろ合わせも含めたパズル形式の展示も有り解説のおばさんと楽しんでいたら,いつの間にか日本女性は帰っていた。残念。
     
    その10の2に続く。
      

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    退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:14

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その10の2.おしまい

    9月29日 フィンランド・ヘルシンキ→帰国の続き

     ついで駅前の「アテネウム美術館」へと。
    最上階はゴーギャン,ルノアール,シャガール。生前最後の歳のゴッホの絵画。
    ロダンの大理石彫刻,Dansides の艶めかしい背と指先。もう一点。Metamorphoses 。
     下の二階分はフィンランド画家を中心に時代別に展示。
    象徴派のヒューゴ・シンベリの『傷ついた天使』は出払って見られず残念。

     アクセリ・ガッリ=カッレラの叙情詩「カレワラ Kalevala 」を題材にした作品や人物画。
    ユホ・リッサネンやアルベルト・エデルフェルトの生活を捉えた作品群。

     エデルフェルトの作品で白樺表皮を編み込んでの老婆の靴を見たら,昨日のアールトの
    フィンランディア・ホールの白い外壁は,この白樺編みから発想した。民族伝統のそれからかと
    改めて考え直された。

     フィンランド以外の作家ではスェーデンのアラン・オステルリオの" Baptism "での木漏れ日のなかの
    人物集団の捉え方,描写に感心。
     西洋美術ではギリシア,ローマ神話と聖書を知らないと理解が十分できないが,ここでは民族叙情詩
    カレワラの知識まで必要に。。。。。(泣)

     ここでの時間をとられすぎ,デザイン・フォーラムへ行く時間がなくなり,宿で荷物を引き取り,
    空港へ。かなり駆け足旅行になり,見たいものも制限され,今回も水彩セットを持参しながら荷物に
    なっただけでスケッチも出来ず,ゆっくり旅は今回もお預け。

     帰りの飛行機も通路側を希望したら空いていないのでということで,またもエコノミ食の
    ビジネス席をあてがわれ,翌朝の朝食サービスも気がつかずに熟睡できた。
     それにしても日本人団体客が多く,機内アナウンスも機長挨拶以外はすべて日本語にビックリ。
    皆さん,フィンランドや北欧への旅なのかな?
      
     駄文を長々とお読み下さりありがとうございました。おしまい。
      

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  • 退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:09

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その9の1.

    9月28日 フィンランド・ヘルシンキ

     元を取れるか不安ながらヘルシンキカード2日券購入。市内公共交通とスオメンリナ島への
    フェリ,指定ミュージアムが無料。35ユーロ。
     多分,金額分は使い切れないが煩わしさからは解放される。
    観光案内所には日本語パンフを始め,無料の上記カード紹介や路線図等々が多く置かれている。

     まず,フェリでスオメンリナ島へと向かう。スェーデン,ロシア,フィンランドと帰属が
    代わりながら海の要塞として機能した島。
     現在は世界遺産にもなり,リゾート地。かつての砲台が島の南に数多く保存され,
    1936年(と思ったが)にドイツから購入した潜水艦まで保存・展示。
     見て回っていたら足下でガサガサ。犬かと思えばウサギ。一目散に逃走していった。

     本土に戻り,建築家兼デザイナーのアルヴァル・アールト Alvar Aalto(1898-1976)設計の
    工科大学のあるオタニエミへ向かおうと,某ガイドのコピーを参考に地下鉄某駅からバスに
    乗り継ごうとしたら,記載してあるバス路線はなく,改めて路線図で調べたらバスのみを数本乗り継ぎ
    しながらしか行けないようで諦める。間違った情報は載せないで!
     雨も降ってきたので地下鉄で中心まで戻る。ヘルシンキの地下鉄は深い。
    日本の3倍以上の長さの有るエスカレータで昇り降りなければならない。
      
    その9の2に続く。
      

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    退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:11

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その9の2.

    9月28日 フィンランド・ヘルシンキの続き

     トラムで国立博物館へ。かつての教会を改造。入口では番クマがお出迎え。
    ロシアのからの圧力を比喩的に描いた『コルボーのマドンナ』など絵画も充実。

     アルヴァル・アールト設計のフィンランディア・ホールが向かえにあるのでそちらにも寄る。
    白い外壁板は白樺皮細工のような緩やかな起伏を持たせ,白一色の単調さを補完している。
     残念だがアルヴァル・アールトの作品はこれだけでしんぼう。アラビア社の花瓶,AALTOも
    彼のデザイン。
     フィンランディア・ホールはコンサートホールとして使われ,来月に来日する
    『フィンランド放送交響楽団』の出発記念コンサートも宣伝してあった。
     ちなみに岐阜公演チケット購入済み。

     19時から国立オペラ劇場でのオペラ『マノン・レスコー』のチケットも当日買えたので
    出かける。適度な広さの落ち着いた館内。衣装は時代背景にあわせた物だが,舞台作りが
    白と黒,えんじ三色を基調にしたスッキリとしゃれたもので好感をもてるセット。

     はかない(実はわがまま)マノン役も体型は別にして良かったし,他の役者やオケも頑張っていた。
    字幕がフィンランド,英語で出るが舞台外の上部に投影され,これも目障りにはならず,日本のように
    両袖でされると,つい端ばかりに目が行き,舞台中央に集中できないのに比べても良好。
     値段も安い。キャパが日本より小さいのに18から68ユーロ。日本では会場費や経費が
    かかりすぎるのか?終演は22時過ぎ。宿へ戻れば食堂は終了。
    仕方がないので並びのスペイン料理へ行けば,パスタの不味いこと。パスタは南欧か日本に限る。

     日本人団体も利用する利用する大きな宿なのに排水が悪く,風呂水を抜けば床にあふれ
    あわててフロントに電話して善処を頼む。結局,翌日も一緒で直っていなかった。
      

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  • 退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:07

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その8の1.

    9月27日 ラトヴィア・リーガ→フィンランド・ヘルシンキ

     ラトヴィア最後は『戦艦ポチョムキン』などのモンタージュ手法による映画で有名な映画監督
    セルゲイ・エイゼンシュテインの父,
    ミハイル・エイゼンシュテイン Mihails Eizenstein(1867-1921)の建築を見る。

     独で起きた建築のアールヌーヴォー。ユーゲントシュティールがここラトヴィアで更に特異化され,
    過剰装飾とデザインの特化がされ,気味悪いほど。←それが面白くもあり。
    時間的にミハイルの作品が集中しているとこに出かけた。現物を目の当たりにすると時間も忘れ,
    撮影と観察に集中。

     一軒,中庭に入れて貰ったが,表のデコレーションに比べ,裏側は何の変哲もないレンガ肌。
    裏は手をかけていない対比も面白い。
    有名な螺旋階段のある家は外装工事中。工事の人にお願いして階段を見せて貰う。
    ここも不思議なエネルギーを感じさせる。

     時間も迫ってきたので昨日は入れなかった聖ペテロ教会へ。
    1941年の空襲で炎上し,戦後に再建された塔へリフトで上がり,地上72mからの市街を展望。
    一階の精緻な木組みによる主祭壇も秀逸。撮影不可をお願いして撮らしてもらう。

     更にリーガ大聖堂と聖ヨハネ教会と。後者の赤レンガを白い天井ヴォールトに
    アクセントに用いた安上がりともいえるアイデアにも感心。
      
    その8の2に続く。
      

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    退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:09

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その8の2.

    9月27日 ラトヴィア・リーガ→フィンランド・ヘルシンキの続き

     空港へ行く時間になり,路線バスで空港へと。空港へはいる手前に野ざらしのスホーイ発見。
    どうも野外展示のようでミルのヘリなどもある。知っていたら早く来て見たかった。

     空港でとりあえず残りすぎた(笑)通貨を日本円に両替。一万円札が二枚しか用意していないそうで
    残りはユーロに。後から計算したらユーロレートの方がお値打ち。
    ラッツ=日本円,変動相場。ラッツ=ユーロは固定。ユーロ=日本円は変動。すべてユーロに換えていた
    方が有利だったようです。

     出国審査でトラブル。わたしの旅券を何度もスキャンしたりページをくったりして首をひねり,
    隣席にも聞いている。リトアニアの入国印と陸路でラトヴィア入りした
    経緯を話して無事に出国印をもらう。(汗)

    フィンエアのラウンジでくつろげば後から来たおやじ,のべつ幕無し,立て続けに大声で携帯電話。
    周りの人も顔をしかめる。別の部屋に避難してもそこまで聞こえ,終わったと思ったらまた別の
    電話をかけている。ラウンジを逃げ出し,搭乗口へ逃げる。ここの方が人は多いが,はるかに静か。
    普通はラウンジの方が静かで落ち着いているのに・・・・・。

     飛行機は BA と Fin のコードシェアの Aero Air。機体はターボジェットプロペラの ATR72。
    小気味いい振動と音。高度も稼げないので雲が切れれば地上も大きく見える。プロペラ機はいいナー。

     ヘルシンキ・ヴァンダ空港到着。入国審査官「こんにちは」「ありがとうございます」と
    日本語で応対。そういえば場内表示にも日本語で「出口」とか「手荷物受け取り」とか。

     ここからバスで市内へと。5.20ユーロ,約700円。40円で空港までのラトヴィアから来た
    わたしには物価の高さが・・・。あすから高い物価と新たな通貨換算が待つ。
             同じ過ちはもうゴメン・・・・・
      

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  • 退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:07

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その7.

    9月26日 ラトヴィア・リーガ

     ラトヴィア・リーガ。教会を含め,博物館施設などが月曜のみでなく,月・火もしくは
    日~火までお休み。きょうは月曜。明日の午後には出発。無計画な日程が仇に。

     やむを得ないので外観のみでもと市街をうろつき廻る。リーヴ広場の露店に日本人ツアー客。
    琥珀をドルで買えないか交渉中。やはり断られている。

     聖ヨハネ,聖ペトロ,リーガ大聖堂とハシゴをしているとブラスの響きが。
    大統領府の前で軍楽隊が演奏中。かなり手前から私服,制服警官が立ち入り規制。入口には
    ラトビア旗と並んで赤,黄地に鳥の紋章入り,青の見慣れぬ旗が。後で判ったがモルドヴァ共和国の
    国賓が来訪したようです。
     出発まで交通規制。リトアニアでもイスラエル大統領が来ていて交通規制にあっている。
    きょうは自由記念碑と他の一カ所でも,その交通規制にあう羽目に。わたしと目的地は一緒か?
     ちなみにラトヴィアは女性大統領です。
     
     入国スタンプ無しが心配で日本大使館へ。日本大使館なんて初体験。(笑)
    EU加盟後,かなり簡略や省略もされているようで特に問題はなさそう,との個人的な見解。
     だけど,実際問題。リトアニア出国はフリーパスだったので,わたしは入国端末機械上は
    いまだにリトアニアにいることに。90日規定や再入国ってどうなるの???
     
     国立劇場や国立オペラ座などを見ながらヴェールマネス庭園へ入れば舞台で上演中。
    5日から今日まで " Europas Valodu Diena 2005Latvija " と銘打ち,寸劇仕立てやコミカルな物,
    伝統音楽などを公演。

     出演前の伝統衣装の娘さんたちを撮影。カワユイ!彼女らの出番はすごい拍手。有名なのかな?
    ここから近くで夕食。トラムで宿まで帰る。

     んッ!何か所持金が減っていない・・・。
    二カ国とも食費,交通費が安く済んでいる。リトアニアは1リタスが約40円。空港で両替後は
    ATMで200リタスづつ下ろしていた。その感覚でここへ到着後,何気なく200下ろしていた。

     現金両替と違い,金銭感覚がおろそかになっていたようで,一割も減っていない。
    ここの単位1ラッツは約200円。40,000円を明日の午後までに使うわけがない。(泣)
    宿はカードで決済しているし・・・・・。
     明日,空港で円かユーロに再両替して無駄なコミッションを払わねばならない。(再度,泣)
     誰か,ラトヴィア通貨,要りません???
      

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  • 退会ユーザ @*******
    05/10/10 06:06

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その6.

    9月25日 リトアニア・クライペッダ→ラトヴィア・リーガ

     きょうでリトアニア・クライペダも終了。バスで城博物館へと。
     入口の駐車係曰く,残念ながら閉鎖中とのこと。外観は見られるから入りなさいと薦められ見学。
     小リトアニア歴史博物館は定休日。周りの建物などを見ながら,散策。日曜なのか
    人通りもまばらで撮影日和。

     きのうも冷やかして廻った劇場前広場の琥珀の露店を見る。
    グラムあたり2リタスの琥珀。目方が38グラムで76リタスのものをを60リタスに負けさせ,購入。
    これで手持ちは宿へ帰るバス代をのぞいて1.2リタスのみ。青空市場で移動用にパンを1リタスで
    買えば,残り僅か0.2リタス,なんとたったの8円。きれいに残金処理。文無しになった・・・。
     ここからリーガまでの切符は前日に購入済み。(笑)
     
     宿へ帰る車中で民族衣装をまとった集団発見。公園でじっちゃん,ばっちゃん達が
    踊ったり歌ったり。途中下車,しばし,見物。

     宿で荷物を引き取り,隣のラトヴィアまでのバスに乗車。大型バスと思ったらベンツのマイクロ。
    途中,十字架の丘へ行く中継点,シャウレイでのゆっくり休憩を挟み,予定より一時間半も早く
    ラトヴィア・リーガに到着。

     途中の国境検問所では一人一人,念入りな検問。わたしにも入国目的や空港か駅へ向かうのか,
    滞在日数も含め,色々聞かれた。手持ちのお金は?なんて聞かれたら8円ですって
    答えたら,どうなったのやら・・・。
     いつも空港の形ばかりのそれに慣れていたのでややドギマギ。(笑)
    それにしては入国スタンプも旅券スキャンも無い。不法入国かどうか後からどうやって証明しよう?
     後日,困る事態に。「スタンプ・プリーズ!」って言うべきだった。

     ラトヴィア・リーガ駅のATMでここの通貨,ラッツを引き出す。
    通貨単位も言葉も異なり,買い物一つでもここからは計算も含め,頭の切り替えが必要。
    と,思っていたのに額を間違えて引きだしていた・・・・・。翌日に気付く。(苦笑)
      

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    05/10/10 06:04

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その5.

    9月24日 リトアニア・クライペダ

     市内バスとフェリ,さらにバスで一時間。クルシュ砂州(ネリンガ)を目指す。
    バスに乗ろうとしていたら,見知らぬ人から「これはニダへ行きますか?」らしきことを聞かれる。
    自分でも自信がないのに解るわけないでしょ!

     ニダで下車後,海岸沿いを歩けば,かつて村をも呑み込んだ広大な砂州が目の前に。
    ヴィリニュスの街も世界遺産だが,このクルシュ砂州(ネリンガ)も世界遺産。

     遊歩道で上まで息を切らしながら上れば,見渡す限り砂,砂,砂の段丘。
    他の人に倣って裸足になってあっちへ上り,こっちへ下りと童心に戻って歩き回る。

     かなり進むと彼方にテープと警告板らしきもの。ここはロシアと接していて,その緩衝地帯標識みたい。
    はるか彼方まで気れまなく続くとは言え,さすがに物騒。眺めるのみで引き返す。
    砂の粒子も細かく歩きやすいとはいえ,下の方に行けば方向感覚もなくなるし,さすがに
    砂丘歩きは疲れる。

     昼食後,ここニダの資料館等へ行く気力もなくなり,バスでフェリ乗り場へと戻る。
    バスの中で疲れも取れたので,フェリ乗り場近くの昔の要塞を利用した水族館へと歩いて向かう。

     要塞の外堀にはアザラシが放し飼いされ,中には日本庭園を模した池では錦鯉が泳ぎ,
    大きなプールではチョウザメが一杯→キャビアは売っていなかった。(笑)

     各水槽でも趣向を凝らし,水生植物と熱帯魚の組みあわせとか,回遊する大きな魚を
    水槽ガラスごしに観察できたり,大型魚や深海魚は実物大標本で生態紹介をしてある。
     時間を区切ってアザラシやイルカの有料ショーもある。

     ここから反対側へ歩くとバルチック海に面した浜辺があり,海水浴シーズンは過ぎたが,
    カップルなどが散策している。ここはわたしみたいに一人で来るところじゃない。
     フェリ乗り場へ向かおうとすれば,丁度お客を乗せたミニSLが水族館前から出るところ。
    あわてて便乗する。これは楽。1リタス。

     フェリにこのSLも乗ってくる。ミニSL最終便だったよう。対岸のクライペダで『乙女の像』や
    そこの公園などを見てから宿に戻る。
      

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    05/10/10 06:02

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その4.

    9月23日 リトアニア・カウナス→クライペッダ

     30度を超す猛暑の名古屋から20度位も気温差のある地へ来て,当初は体感的にも涼しい程
    だったがもう慣れた。きょうは18度と歩き続けると汗ばむぐらい←自分勝手(笑)

     まず,『杉原記念館』(無料)へと。道で地図を確認していると,通りがかりの人が向こうから場所を
    教えにきてくれる。日本からのツアーが入れ替わりで2グループ。添乗員に聞けば定番だそうです。
     彼の政府方針に優先する人道的行為の業績には,昨日のユダヤ人収容所と併せて少し涙腺が・・・。
    だけど,ツアー客はお気楽みたいで映像を見ても感動もなく,自分らの記念写真に熱中。

     聖ミカエル教会とそこにつながる落ち着いたライスヴェス通りを散策がてら,観光案内所で
    地図と情報収集。
     『リトアニアの独立のため犠牲になった英雄たち』記念碑には今も絶えぬ鎮魂の火が。
    ドイツ,ソ連による圧政を語る『レジスタンスとジェノサイド博物館』 Rezistencijos ir
    Tremties Muzieju (無料),ここへは学生が親切に道案内をしてくれ,中では管理のご婦人が独語か
    露語なら説明できるのに,と残念がるがどちらもわたしは解りませぬ。

     そして世界中の悪魔を集めた『悪魔博物館』( 5.00 Lt )を見て廻る。悪魔を2匹ほど貰うー大嘘。
    有料の陶器製ミニ悪魔像を購入。
    それにしても日本の悪魔として『天狗』があったけど?

     かなり駆け足でまわったが時間も迫り,宿の荷物を引き取り,バスで200km以上,
    離れたクライペッダへと向かう。運賃,席指定で36リタス。
    車内の席は一杯で指定券のない人と席取りでトラブル。ここでは何故か強い者勝ちみたい。
    3時間近くかけて到着。今回の宿は各部屋に無料の LAN 端末あり,ケーブルも無料貸し出し。
     あすはネリンガ。楽しみ。

    【閑話休題】
     覚えた言葉。Labas は挨拶,ハローか。Kava はコーヒー,しかし,ここではミルクは入れない。
    Baras 飲み屋の多いこと。

     切符は Bilieta 何故か女性名詞。しかも格変化で男性名詞の Bilieto にもなるらしい。難しいっす。
    イタリア語では男性詞の Biglietto で複数形でもBiglietti だけなのに。
     女性名詞,男性名詞それらの変化も複雑で多いみたい。

    「結論」 今更,リトアニア語を習得するのは少ない能力の自分には無理!
      

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    05/10/10 06:01

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その3.

    9月22日 リトアニア・ヴィリニュス→カウナス

     約100km離れたカウナスへと移動,約1時間半。15リタス,約600円と交通費と食費の安い国。
    到着したバス・ターミナルから旧市街へと向かうので付近の人や切符売場で尋ねまわり,
    トロリバスで向かうが,ウトウトしていて目覚めたら終点。そのまま居座り,発車を待ち,
    再度,乗り換え,無事に旧市街到着。

     宿に荷物を預け,近くの市庁舎広場へ向かえば,旧市庁舎は全面補修で足場がかかり,
    壁面も見る影なしでガッカリ。足元のロウ工場遺構もガラスが結露し何も見えない。
     しかし,街並みも人間も落ち着き,しっとりした街で気に入った。
     
     カウナス城の残った城壁を見てから,近くのバス・ターミナルで郊外の『第9要塞』行きへのバスを
    探すとミニバスの運転手が客引きに来る。まるでタクシーの客引きみたい。
     普通のトロリなどのバスは 0.90 Lt だが,ミニバスは 1.50 Lt 。このミニバスで向かう。
     
     郊外のそこへ無事に到着。運転手が帰りは〇〇分後に通るから又,乗れってホント,あんたの
    予定にあわせて見学できるわけ無いのに・・・。(笑)
      
    第9要塞博物館 Devintojo Forto Muziejus

     予約がいると思っていた19世紀のロシア時代の地下壕(ガイド必須)もその場で受付。
    たった一人に,きれいなお姉さんの英語ガイド付きで地下に広がるそれを二人のみで?危なくないの?
     久しぶりに,何とかわかる言葉?をやりとりしながらの約30分。
    思った以上に長大な地下トンネルで結ばれた地下要塞。
     同じように1から8まで各地に造られたそれの展示と解説もあった。

     また,ここはナチスによって5万人のユダヤ人が犠牲になった収容所としても使われ,
    それらの展示が杉原千畝氏の業績ともあわせ,紹介されている。
     屋外には収容所から脱出した遺構とかトーチカ,鎮魂のための大きなモニュメントもあり,
    ガイド付きで15リタス,約650円は感心。

     帰りのバス停で待てば,今度は長距離便が止まる。それで旧市街へ戻り,聖ペテロ教会へ行けば,
    ここの正面祭壇も補修中で目隠し・・・。
    ヴィタウタス大公教会やベルクーナスの家などを見ながら旧市街を散策。

     宿で一服後,適当な食堂へ行けば可愛い娘さん,ドギマギしながら注文取り。
    さすがに赤カブスープの連続は飽きたので,地元のサラダ及びソーセージとポテト料理。
    ここもお安くお値打ちでおいしかった。
      

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    05/10/10 06:00

    おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その2.

    9月21日 リトアニア・ヴィリニュス

     ここから約30kmのトゥラカイ城までバス( 2.50 リタス。1リタスは約40円。以下,Lt と略)で。
    朝市の開かれているバス終点から徒歩で途中の砦や教会を小雨の中,見ながら向かう。
     湖の中,14世紀後半にできた城へと到着。入場,8リタス。
    色々な国の人たちが団体やグループでにぎやかに散策中。イタリア人グループもいた。

     城外の食堂で,名物のキビナイとこれも名物の赤蕪からの真っ赤な冷スープを
    可愛いおねーちゃんの給仕でいただく。

     市内に戻り,市内交通24時間券( 6.00 Lt )でトロリバスを使って大聖堂,ケディミナス城,
    聖ペテロ&パウロ教会,考古学博物館へと。

     大聖堂は残念ながら外装工事中。リフトで丘の上のケディミナス城に行けば,
    独立の象徴,リトアニア旗がはためき,中は中世からの遺物と歴史。
     聖ペテロ・パウロ教会はスタッコ彫刻いっぱいでイタリアに行ったみたい。技術者はイタリアから
    呼んだそうです。

     考古学博物館。予備知識がなくとも出土遺物や展示で何となく理解できそう。
    まだ,明るいが出発時に一睡もしていなかったからか,さすがに疲れた。足も頭もガクガク。
     帰りのバスが変なところで停まったまま。動かない。騒ぎだしてバス停でもないところで降りれば,
    交通規制で暫くしたら,イスラエル国旗をつけた警察車輌も含めた一団が通過。国賓として
    大統領が来ているみたい。

     オペラ・ハウスも立派で昨日に公演があったようですが,安い席は500円程度。

     バス・ターミナルで明日の長距離バス時刻表を見てから宿へ戻り,そこの食堂で夕食。
    またも真っ赤な冷スープ,シャルティバルチェイ。
      

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