Q&A

氷山の一角それとも掘り出し?

公開日 : 2009年05月12日
最終更新 :

以前からの疑問。

北米に旅行に行った程度で、簡単に感染するのであれば、母集団は
相当なものだと思っていました。しかし、カナダの感染者は
たったの300人弱。一方、日本人の感染は今のところ4名。
カナダの人口は3千万程度で、日本人のカナダへの渡航は30万人弱。
一ヶ月にして3万人。実際には感染拡大からたったの二週間程度
なので、その間にカナダに行っていたのは、大型連休を考慮
しても一万人も居ないでしょう。

カナダの感染率が1/100000、一方、日本人の感染率が4/10000。
単純計算で40倍。他国で見つかっている例を入れても、多すぎる
ような気がします。まあ、日本人の場合、恐らく一人が感染しな
ければ、ゼロになっているはずなので、この計算はかなり乱暴。

それにしても、たった300人ですよ。あまりにも”当たった”
確率が高すぎるような気がします。

そこで考えたのが、母集団の数値の過小評価。
実際には3000人以上が感染。しかし、表に出ない(捕捉されない)。
一方、機内検疫では、発病しないためのすり抜け率が半分としても、
捕捉率は極めて高い。要するに、感染者を無理矢理掘り起こしている
(カナダでは、少しの発熱と咳だけで数日で直っている)。

根拠がある訳ではないのですが(ないことはないか)、機内の環境
は感染発病には都合が良い。少なくとも空気の極端な乾燥による飛沫核
の生成、エコノミークラスでの密集条件、さらに喉の乾燥による抵抗力
の低下が感染拡大に貢献している可能性。旅行による疲れ(時差ぼけや
睡眠不足による生活リズムの変調)、短時間にきついスケジュールを
こなすために、どうしても人混みに入りやすいとかはあり得るかも
知れません。

これらの複合的効果かも知れません。誰か研究してみませんか?
大学の卒業研究程度にはなりうる(実際はもっと難しいでしょうが)
と思います。

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3件のコメント

  • 飛行機の「空調」が乗客に対して悪い条件かも?

    JORGEさん今晩は~

    一言で言うと、飛行機の空調が悪い。

    日本の建物なら「ビル管法」で人混みの中で最適の空気の条件を定めている。

    つまり、飛行機は「空気が乾燥しすぎ」かも。

    乾燥しているとインフルエンザ等のバイ菌は簡単に飛び火します。

    それを分かっていないとまんえんするのは当たり前です。

    仮に機内を湿度を60%に(いや50%でも可)にしたら恐らく大丈夫でしょう。

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    09/05/12 21:50

    Re:

    あれ?、飛行機の機内で感染した人ってまだ出てないんじゃあないのかな。
    飛行機は翼についている舵などを動かすためにある電線が錆びないように加湿していないらしく法律がないからじゃあ無いらしい。電線が光ファイバー化されたら可能だとどっかで聞いた。

  • 確率が低すぎる

    同感です。私もあまりにも確率が低い事象なのに何故日本人が罹患したのか不思議に思っています。たかが2週間程度の滞在で、新型インフルエンザを持ったわずか300人に接触する機会など皆無に等しいでしょう。毎日人ごみの中を歩き続けて10万人に接触し、その中に1人いるかどうかで、しかも接触したからといって必ず発症するものでもない。無視できるくらい低確率なことが起こったのは、偶然ではなく「隠された(未知の)何かがある」と臭います。

    アメリカは2600人の患者がでており、人口約3億人なので発生率は約10万分の1。何故かカナダとほぼ同じ。偶然なのでしょうか。
    患者はアメリカではカリフォルニア、テキサスやニューヨークに偏在しており、カナダでも全国的に一様に分布しているのではなく、局所偏在しているのではないでしょうか。それで10万分の1(ジャンボ宝くじで100万円あたるくらいの確率)より確率はいくらか高くなるでしょう。ちなみに宝くじ1等は1000万分の1。

    母集団がもっと大きいだろうという説は、大いに同意します。発表されている患者数は「確認」された数字であり、症状が軽微な患者や貧困な患者は病院にいかないでしょうから、「未確認」が相当数あろうと思われます。現在発表されている数字の100倍くらいはあってもおかしくないと思います。それで1000分の1の確率(ジャンボ宝くじで1万円あたるくらいの確率)。これぐらいなら「有り」かな。

    それとも、患者の地域偏在で10倍、未確認患者で10倍、あわせて100倍。カナダで罹患してしまったのは、これで確率が高くなってしまったと言うことでしょうか。これは数字の遊びですが、確率・統計論の研究対象としておもしろいと思います。

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  • 09/05/12 12:23

    Re:

    何でもかんでも分母と分子で結論を出そうとすると「疑問」が発生するのではないでしょうか。なんか飛行機と車、どっちが安全?という話に似ているような気がする。
    http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090512-OYT1T00414.htm?from=top

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