以前からの疑問。
北米に旅行に行った程度で、簡単に感染するのであれば、母集団は
相当なものだと思っていました。しかし、カナダの感染者は
たったの300人弱。一方、日本人の感染は今のところ4名。
カナダの人口は3千万程度で、日本人のカナダへの渡航は30万人弱。
一ヶ月にして3万人。実際には感染拡大からたったの二週間程度
なので、その間にカナダに行っていたのは、大型連休を考慮
しても一万人も居ないでしょう。
カナダの感染率が1/100000、一方、日本人の感染率が4/10000。
単純計算で40倍。他国で見つかっている例を入れても、多すぎる
ような気がします。まあ、日本人の場合、恐らく一人が感染しな
ければ、ゼロになっているはずなので、この計算はかなり乱暴。
それにしても、たった300人ですよ。あまりにも”当たった”
確率が高すぎるような気がします。
そこで考えたのが、母集団の数値の過小評価。
実際には3000人以上が感染。しかし、表に出ない(捕捉されない)。
一方、機内検疫では、発病しないためのすり抜け率が半分としても、
捕捉率は極めて高い。要するに、感染者を無理矢理掘り起こしている
(カナダでは、少しの発熱と咳だけで数日で直っている)。
根拠がある訳ではないのですが(ないことはないか)、機内の環境
は感染発病には都合が良い。少なくとも空気の極端な乾燥による飛沫核
の生成、エコノミークラスでの密集条件、さらに喉の乾燥による抵抗力
の低下が感染拡大に貢献している可能性。旅行による疲れ(時差ぼけや
睡眠不足による生活リズムの変調)、短時間にきついスケジュールを
こなすために、どうしても人混みに入りやすいとかはあり得るかも
知れません。
これらの複合的効果かも知れません。誰か研究してみませんか?
大学の卒業研究程度にはなりうる(実際はもっと難しいでしょうが)
と思います。