Q&A

感染拡大しませんね

公開日 : 2009年05月01日
最終更新 :

騒ぎが大きくなってから一週間が経ちますが、メキシコの数も大幅修正された
上に、他国での感染が爆発していないような気がします。

これも迂闊なことを言えないのですが、一次や二次に比べ、その後の感染力
があまり大きくないような。仮に、メキシコ旅行を少しした程度で、感染
したのであれば、感染力は相当なものです。しかし、SARSのように瞬時に
ばらまいていない。あの時は、同じフロアー、同じ病院、同じ機内、同じ
アパートであっただけで感染し、そのうちの一人が世界にばらまきました。
少なくとも、今回はそのようなことがないし、神経質な日本でもぐら叩き
のように可能性を一個ずつ消してこの状態です。他国がそこまでするとは
思えず、当然かなりの数がウィルスを持ったまま入り込んでいるはず。
それなら、一週間で数千人は出てもおかしくない。

あくまでトリ型でのシミュレーションですが、人口5百万の福岡県で見ると、
すでに全県に拡大しています。これがないのです。

変化が激しすぎて、ヒトからヒトに移るさいにより弱毒化(感染力と感染後の
効果とを混同する言い方は本来良くないのですが)することがあり得るのか。

最近よく聞くのが、「スペイン風邪の時も第二波のほうが強力だった」です。
これも良くわかっていないし、例が少なすぎる。また、確かに1918ウィルスは
突然変異で、H1型の弱毒性には違いなかったのですが、その拡大原因は、
単に誰も免疫がないという理由だけではなく、増殖速度と増殖の場所に違いが
あったようです。現存する(季節性とも言われている)ヒト型ウィルスに比べ
ても、病原性が高いのは事実のようです。

今の新型に関しては肺炎が多いのか(1918は肺炎がほとんどだったようです)。
メキシコ以外の報道を見る限り、重篤な肺炎は報告されていない。

やはり謎ですね。ということで、しばらくは水際作戦しか方法がないと思います。
何故、メキシコに調査に行かないか。不思議。

なお、今日から?CDCも呼称を変更しました。
H1N1 Fluです。
しかも犠牲者は米国全土で、
TOTAL COUNTS 109 cases 1 death
世界最高の医療と、医療費が払えないとか、払うために中間層から貧困層に
転落する国ででのこと。この数字をどう捉えるかは難しいところですが、
少なくとも『ばたばたと倒れている』状況にはないことは確か。
New York 50の原因は何なのでしょうか?わかるかたいらっしゃいますか?

ある程度の『騒ぎすぎ』はむしろ危険性の認知には良いのですが、
これが何事もなく収束してしまうと、『狼少年』になってしまい、
本当に恐く、一刻の猶予もならないH5型に対する対応が遅れる、または
国民の危機感がなくなることを危惧します。

もし私が政府中枢に居れば、「これを教訓に、来るべき脅威に立ち向かおう。
我々は第一の危機を乗り切ったのだから。」(米大統領的な言い方)とでも
言うのでしょうか。

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4件のコメント

  • 09/05/02 18:28

    本当に怖いのはH5N1、今のは予行演習みたいなもの

    今のH1N1 Fluは
    思ったよりは感染力&毒性は強くないように見えます。

    >何故、メキシコに調査に行かないか。不思議

    これはWHOのチャン事務局長が暗に抑えているのではないかとの噂。
    メキシコに調査団を送れば、、
    鳥インフルエンザで情報操作で数字が押さえ込まれている中国にも
    調査団を送らなければならなくなるからだとか。(TV番組からの受け売りですが・・・)


    本当に怖いのは、毒性の強いH5N1鳥インフルエンザの方ですね。
    今はH5N1が大流行したときの予行演習みたいなものだと思います。
    来たるべき危機のためにしっかり練習しておきましょう。

    http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090429-OYT8T00325.htm

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    Re: 本当に怖いのはH5N1、今のは予行演習みたいなもの

    H5N1 鳥インフルエンザは肺炎なんかでは済まず全身が蝕ままれるらしいですから怖いですね。

    最近はエジプトでも鳥フルの死者が多いとのこと。
    今回の豚フル騒ぎでエジプト国内の豚を全頭殺処分にするとかのニュースを知って、私は単純な発想からではないのでは? と考えてしまいました。
    というのは、豚が新インフルに介在することが知られていますし、今回の豚フルが鳥フルのウイルス由来も持つので、混ざり合ってシャッフルして、人から人への感染力を持った新インフルになる要素を危惧したのではという憶測からです。これは無知ゆえの、お馬鹿な想像ですけどね。

  • 現時点では封じ込め策が効果あったか

    私は騒ぎすぎだと思っていないし、そう判定するのは自由ですが、基本的な備えは疎かにしないように願いたいです。

    日本の取り組みは、実質的な効果無しという論評がありましたが、例えば、感染源が不明の推定3次感染から始まったら、それこそパニックになるので、今の検疫体制を暫く続けて頂きたいです。

    今までに3回インフルで寝込んだ経験から、辛い思いをするのは嫌だし、免疫がない(?)インフルで暫時でも社会が破壊されることないように。

    大して金のかかることでないし面倒もない、とりあえずは用心しましょう。でも、マスクしている人は少ないですね。

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  • ニューヨーク現地より

     Hibikiraです。

    ニューヨークの50というのは…、実は元感染源はほとんどはっきりしてるんです。
    ニューヨーク市保健局のプレスリリース曰く

    QueensのFresh MedowにあるSt. Francis Preparatory School(私立の高校?)の生徒がメキシコから帰国して発症→学内感染、近隣のPublic School Q117にも飛び火 という過程で47人、メキシコ旅行からの帰国者が2人で計49人、原因不明が1人で計50人という内訳です。

    また、5月1日現在、St.Francis Preparatory School関連で16件、不明2件、調査中15件に「H1N1(SO)感染の疑い」があると発表されています。

    州保健局の発表によると、感染者ならびに感染の疑いがある人の数は…

    ニューヨーク市クイーンズ区 82人
     (市発表の疑い例、全部クイーンズ区内の可能性が…)
    ナッソー郡          3人
    サフォーク郡         2人
    ウエストチェスター郡     1人
    オレンジ郡          3人
    コートランド郡        1人
    チャタークア郡        1人
    モンロー郡          1人
    ルイス郡           1人

    となっています。

    なお、ほとんどの感染者が症状から回復済み、または回復中とのことです。

    市保健局の最新(5月1日付け)プレスリリース
    http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2009/pr020-09.shtml

    市保健局のH1N1のページ
    http://www.nyc.gov/html/doh/html/home/home.shtml

    ニューヨーク州保健局のH1N1のページ
    http://www.health.state.ny.us/diseases/communicable/influenza/seasonal/swine_flu/






      

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  • 鳥インフルエンザに対する訓練と思います。

    5~6年前に発生したインフルエンザは私が住んでいる市でしかも耳に入った情報だけで、5人位の人が死んでいます。
    耳に入っていない死者はどれだけの数だか分かりません。
    この時日本全国では何万の死者が出たのだろうと思いました。
    この時騒がれたニュースで、ある老人施設?で7人くらいの死者が出たとニュースになったのは皆様ご存知と思います。

    それに比べると今回は騒ぎすぎ。
    私は鳥インフルエンザに対した訓練と思っています。

    そして豚から人間にインフルエンザが感染するのは昔から知られていることで、何で今回だけ豚インフルエンザと騒ぐのかも分かりません。
    以前は鳥から豚豚から人間にインフルエンザが感染するけれど、鳥から直接人間に感染することは無かった。
    今回の鳥インフルエンザは鳥から豚を経由してではなく、鳥から直接人間に感染する危険性が増大したので問題になっているということです。

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