パスポートとお金が入ったバッグをひったくられました。
問題はひったくられた事よりも、その後何をすべきかだと思います。
パニックに陥らないように私の経験を書いておきます。
まず、地元の警察署で事故報告書を作成する(無料)。
これは日本大使館やビザの請求時、また日本に帰ってからの保険会社に提出するために必要です。
警察を余り当てにしない方が賢明です。あくまでも書類作成の場所と考えた方が無難です。
次にプノンペンの日本大使館に出向く。(ホテルやレストランには日本語で書かれた旅行者のための無料ガイドブックが置いてあります。それに大使館の連絡先や住所が書かれているので一冊もらっておくと、いざという時に役に立ちます)
パスポートの再発行には戸籍謄本など日本から取り寄せる必要があるため、時間が掛かります。
残金が少ない私は臨時のパスポートを発行してもらいました。臨時のパスポートとは何処にも寄らずに日本に直帰するためだけの書類です。
これを取得するには帰りのチケットが必要です。が、臨時のパスポートにカンボジアの出国ビザを押してもらうのに時間がかかりますので、出発日までに最低でも4日間の余裕は必要と考えた方が良いです。
臨時のパスポートは一時間ほどで出来上がります。有効期間は2週間程度でした。帰りのチケットが台北経由だったので、その事がパスポートに書かれます。
費用はパスポート代が89000リエル($22.25)。
片道チケットは町の旅行代理店で$440でした。
次にそのパスポートと大使館から発行してもらった緊急のビザ発行依頼の種類を持って、空港前の移民局へ行きます。
ここでは出国ビザ代が$40と意味不明な手数料が$5でした。パスポートの有効期間までのビザをくれました。
ビザ取得の所要時間は3日間でした。(大使館職員の話では一日でできる場合もあるそうです。お金を多目に払えば・・ということなのか・・?)
大使館と移民局で写真がそれぞれ2枚ずつ必要でしたので、忘れずに!
その他に空港税が$25必要です。
私の場合、それらの費用と滞在費を賄うだけのお金が残っていたので、何とか切り抜けることが出来ましたが、もし全額のお金がひったくられたらと考えると、ぞっとします。
このレポートが皆さんの役に立たない事を祈っております。