レポート

盗難、そしてその後に・・

公開日 : 2008年12月19日
最終更新 :

パスポートとお金が入ったバッグをひったくられました。
問題はひったくられた事よりも、その後何をすべきかだと思います。
パニックに陥らないように私の経験を書いておきます。

まず、地元の警察署で事故報告書を作成する(無料)。
これは日本大使館やビザの請求時、また日本に帰ってからの保険会社に提出するために必要です。
警察を余り当てにしない方が賢明です。あくまでも書類作成の場所と考えた方が無難です。

次にプノンペンの日本大使館に出向く。(ホテルやレストランには日本語で書かれた旅行者のための無料ガイドブックが置いてあります。それに大使館の連絡先や住所が書かれているので一冊もらっておくと、いざという時に役に立ちます)
パスポートの再発行には戸籍謄本など日本から取り寄せる必要があるため、時間が掛かります。
残金が少ない私は臨時のパスポートを発行してもらいました。臨時のパスポートとは何処にも寄らずに日本に直帰するためだけの書類です。
これを取得するには帰りのチケットが必要です。が、臨時のパスポートにカンボジアの出国ビザを押してもらうのに時間がかかりますので、出発日までに最低でも4日間の余裕は必要と考えた方が良いです。
臨時のパスポートは一時間ほどで出来上がります。有効期間は2週間程度でした。帰りのチケットが台北経由だったので、その事がパスポートに書かれます。
費用はパスポート代が89000リエル($22.25)。
片道チケットは町の旅行代理店で$440でした。

次にそのパスポートと大使館から発行してもらった緊急のビザ発行依頼の種類を持って、空港前の移民局へ行きます。
ここでは出国ビザ代が$40と意味不明な手数料が$5でした。パスポートの有効期間までのビザをくれました。
ビザ取得の所要時間は3日間でした。(大使館職員の話では一日でできる場合もあるそうです。お金を多目に払えば・・ということなのか・・?)

大使館と移民局で写真がそれぞれ2枚ずつ必要でしたので、忘れずに!
その他に空港税が$25必要です。

私の場合、それらの費用と滞在費を賄うだけのお金が残っていたので、何とか切り抜けることが出来ましたが、もし全額のお金がひったくられたらと考えると、ぞっとします。

このレポートが皆さんの役に立たない事を祈っております。

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3件のコメント

  • Re: 盗難、そしてその後に・・、その後が知りたい

    私も何度か盗難に遭いました。でもパスポートは取られた事がないので知りたいです。
    保険では現金が取られた場合は保証されないと言われ、毎回保障されません。
    パスポートの場合は保険がおりると書いてある。私の保証書に。
    この場合は、飛行機代やビザ代など全額保障してくれるのですか?
    生命保険は死人にくちなしで保険金がおりないとよくききますが、
    海外旅行保険はちゃんともらえるのですよね。
    ちなみに毎回もらえない私は、三井住友海上に入っています。

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    Re: Re: 盗難、そしてその後に・・、その後が知りたい

    年金払い損さん、こんにちは

    実は私は一度も保険に加入したことがないので、その後は分かりません。
    地元の警察から「この書類を大使館と移民局、それに保険屋に見せなさい」と言われて事故報告書を貰っただけです。

    海外旅行歴30数年で一度も事故が無かったので、油断していました。ナメていました。

    誰か詳しい方が書き込みされれば良いのですが・・。
    お役に立てずに済みません。

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  • その他の確認すべきこと

    もしクレジットカードも盗難された場合は、もちろんカードを止めるのは当たり前ですが、盗難されてから現在に至るまでに利用された形跡があるかも確認した方がいいですね。その時点で不正利用が発覚すれば、その後の対処が早いですから。

    また、カードの請求書も確認した方が安心です。

    やっちゃん
    http://www.travelerscafe.jpn.org/

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    Re: その他の確認すべきこと

    やっちゃんさん、はじめまして

    カードや少々の現金はポケットに入れておいたので問題ありませんでした。

    いざ、自分がそういう目に逢って、事件の怖さが分かります。

    お金など貴重品は分散しておくべきだと、改めて気付きました。

    ご心配、ありがとうございます。

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  • 盗難後、手続き上の処理をしただけで安心してはいけない。

    日本のパスポートは高く売られている。
    さらに、アジア諸外国の警察・役所も信用おけない。
    グルになっている場合も多々ある。

    >>私の場合、それらの費用と滞在費を賄うだけのお金が残っていたので、
    >>何とか切り抜けることが出来ましたが、
    >>もし全額のお金がひったくられたらと考えると、ぞっとします。

    わたしは、自分の知らないところで、知らない人が
    自分のパスポートを使っていたらと思うほうが、ぞっとします。

    何かの書類にパスポートを利用されたり、ビザ発行の手段にされたり、
    そういった可能性のほうが怖いです。

    パスポートは、命と同じですね。

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    感激です!

    初めまして、cat-policeさん

    初めての書き込みにcat-policeさんからの意見が頂けて光栄です。
    私がこの掲示板を訪れるようになった切っ掛けは、cat-policeさんの意見を読んでからです。
    旅行の情報収集が目的ではなく、この掲示板に書き込みをする人々に興味が湧いたからです。
    意見にはその人の生い立ちや性格、教養が反映されます。
    この掲示板にはいろんな人の人生が詰まっていますので興味深く、時折だけど覗いています。

    私が読んだcat-policeさんの最初の意見は:
    「フィリピン人は“サンキュー”ではなく、“タンキュー”と発音するから英語が上手」みたいな意見でした。
    仕事仲間のアメリカ人やイギリス人が“サンキュー”と発音した時は、直ぐに間違いを正しています。最近は正確な発音が出来ない不良外人が多くて困りますね。

    大使館の話では、最近ではパスポート内のICチップのコピーもできるそうです。
    そういう意味では、強盗とのイタチごっこですね。

    一番悪いのはボ~ッとしていた私なので、文句も言えません。

    意見、ありがとうございました。