リオ~イグアス(Convencional) 08:30/05:50の予定が 09:00/08:15
Rioのバスターミナル(Novo Rio)に1時間前に到着。しばらく皆が座っているイスで休む。警備員があちこちに目につくので心配なさそう。警備員にどこからバスに乗るのか尋ねる。念のため、バス会社のカウンターで再確認。乗車する人だけが通れる通路を通り、言われた番号のバス停に。
30分前にバス会社の係員がやってきて、トランクに預ける荷物にタグを貼り、半券を渡された。荷物は心配ないと思った。乗車券とパスポートを提示して乗車。座席は2席2席で10列位、約40席。私は2列目の窓側。もう少し後方が良かったと後で思った。(後方は暖かい!)座席は高い位置なので、最前列はカーテンしか見えない。運転席と乗客はしっかりドアで仕切られて、別室になっている。運転手は2人。休みの運転手は空いている席で休んでいた。半分以上空席のまま30分遅れて発車。リオの街から出る時、ひどい交通渋滞だった。
1時間半ほどで次の停留所に止まり、太っちょのおじさんが私の隣に座った。片手に洋ナシとナイフを持って乗ってきた。座席に座ってナシを剥き始めた。結構上手に剥くんだけど、ジューシーで水がしたたり落ちる。おじさん、何気なく濡れた手とナイフを前の座席の頭部カバーで拭く(信じられない)。デカイ声でよく喋る。おじさん、太っちょだから、座席が小さい。おじさんの体が私の方へ出っ張ってくる。肘掛はすっかりおじさん専用。脚も私の方へ堂々と伸ばしてくる。おかげで私は非常に狭苦しい。でも我慢。安全第一だから。
後方に冷蔵庫と飲料水(無料)があったけど、乗客が増えてくるとすぐ無くなった。トイレもあったので安心だった。全部で10回位停車したかな。ドライブインみたいな所(レストラン、ファストフード、スーパー)やバス会社の停留所で点検をしていたようだった。私はほとんどバスから降りなかった。出発時間がよくわからないし、人数確認しているのか心配だった。置いて行かれたら困るので、座ってさえいれば目的地に着くだろうと思ってた。十分な食料品をリオで調達しておいて良かった。
バスの中に丸一日いたけど、退屈しなかった。窓の外の広大な畑(大豆、麦、トウモロコシかな?)を見てブラジルは豊かだなあと感心。ジャングルはものすごくカッコ良くて、見飽きることがなかった。夜は星空が地平線近くまで広がって、南半球の星の図鑑を見てくれば良かったと思った。
夜のバス内は予想以上に寒かった。隣のおじさんは大きい暖かそうな毛布を掛けていて、羨まし~い。そう言えば、現地の人達は大きな枕や毛布を用意してきている。おじさんは猛獣のようなイビキをかくのかと思っていたら、以外と上品にすやすや休んでいた。私はとにかく寒いので、ある布類は全て体に巻いた。その上、狭い座席でタイツを履いた。長距離夜間バスにはマスクが必需品だった。そうこうしているうちに夜が明けて、おじさんはバスから降りて行った。
ふと気がつくと、前の座席の4席のうち、3席の頭部カバーがない。どうしたのかな、気付いて見ると、私の前の人は頭に被ってるじゃない。帽子みたいに。考えられな~い。可笑しい。
バスの安全性、客層、乗り心地、清潔さ、問題ありませんでした。楽しかったです。