5月末に、ブレゲンツァーヴァルドに2泊して、村々を巡って来ました。
このあたりは「歩き方」にも多少は紹介されていますが、それ以上に魅力的な地域です。
場所は、オーストリアの西の尻尾、スイスとドイツに囲まれたボーデン湖に面する3国国境の町ブレゲンツ。 その東方20キロあたりから、ブレゲンツァーヴァルドという森と丘陵地が織り成す豊かな自然の風景が広がっています。
この地域は、別名「チーズ街道」と言われ、主だった約20の村々がチーズ街道に登録し、村々でチーズを作って売っています。 それぞれの村には「Kase Strasse」という茶色の看板が、そしてチーズを製造・販売している所には、「Kase Strasse」と書かれた小さなプレートが貼ってあります。
村々にはホテル、ガストホフ、そして多くのツイマーがあり宿泊出来ますが、ツイマーの多くは、フェーレンヴォーヌングと言う長期滞在者向けで、数日の滞在は不可でした。
ぼく等夫婦はLINGENAU村の、Hotel Gasthof zum Lowenという宿に泊まりました。朝食付の料金39x2人=78ユーロ/day、部屋はビックリするほど広く、良い田舎滞在ができました。
大してチーズ好きでもない僕ら夫婦でも、ここに来たらチーズを買わずには居れず、あちこちの村でチーズを買い、重さは10キロ以上にもなってしまいました。1番大きいのは1個で約7キロもある、タイヤのような形で、欲と2人連れとは言うものの、持ち帰るのが大変でした。
この地域の家々は木の鱗のような木造外壁が多く、鄙びた良い風景を作っています。 この地方を訪れる前に、スイスのアッペンツェル地方を回ったのですが、田舎好きにはブレゲンツァーヴァルドの方が断然素晴らしい、と感じました。
ただし、ブレゲンツァーヴァルドは、バスは有るが交通の便が悪く、色々な村を巡るのは、やはりレンタカーの旅人向きです。