今週号の週刊ダイアモンドの特集が為替。とくに面白いのが各国の給与比較。
一般労働者の賃金。なんとフランクフルトのホテル受付の賃金は1150万円。
組立工、建設工が750万円、タクシードライバーで1200万円。北欧やオランダ
が続きます。高度な専門職となるとさらに多く、プログラマーで1200万円、コンサ
ルタントで3300万円、大学教授で1400万円など。日本の2-3倍。歯医者や
弁護士となれば、2割程度の差になります。
銀座の三越は客の半分が中国人という時もある。彼らは100万円を軽く使う。
今や日本は「格好のショッピングセンター」だとか。一方で英国留学は150万円、
マクドナルドが1200円、ビジネスホテルが3-4万円。
実は、欧州への日本人観光客は激減。昨年比10-20%減。東欧だけが増えて
いるが、もともと少ないので、減少の相殺とはならない。これは記事には書かれて
いないこと。
ついでに面白い記事をもうひとつ。
東洋経済の鉄道特集。
欧州では鉄道が盛り返している。特にユーロスターは飛行機に完勝。
ドアツードアーではロンドンとパリの間は鉄道の方が早い。
値段はプレミアで4.5万円もするが、0.77から3.6万円の飛行機に勝っている。
このクラスなら10分前に乗れば良く、その前はラウンジで、乗車後はPC電源がある
ので仕事が続けられる。食事も出るし、時間の有効性が全く違う。無駄な時間の
多い飛行機を嫌う人が多い。空港への移動、面倒な検査、短すぎるフライトなど
で、結局何もできない。
一方アジアは日本と欧州とが激しいつばぜり合い。安全性やその後の運行には
日本企業(JR)が圧倒的に信頼されているが、欧州の売り込みが激しいらしい。
始めの値段につられたのが台湾だとか。ベトナム、タイ、インドなどで計画されている。