Q&A

バーツは来年には4円を超えるのか?

公開日 : 2007年12月01日
最終更新 :

消された”治安”は良い内容だったので残念。

タイの人気に水を差す第二弾になるかも知れませんが、
バーツの高騰が止まらず、来年には一バーツ4円、さらに5円程度
になるのではないかと思われますが、いかがでしょうか。

1997年の経済危機はタイから始まり、当時急成長をしていた
経済は一気に冷え込みました。車を手放したために渋滞が一気に解消
し、大型店の倒産、建設中のビルはお化け屋敷の如く無惨は形で残さ
れ、バーツも3円を大きく切ったり。

当時はバブルで、実は決して盤石な経済ではなかった。しかし、今は
相当しっかりしています。さらに年末の総選挙を終えれば民政移管する
はずで、さらにバーツは強くなるのではないかと思っています。

経済危機直前は一バーツ4円を超えていたので、その水準はすぐでしょう
し、米ドルがあれだけ没落しも、円だけはお付き合いして下げているの
で、対バーツでは、さらに下げるのではないかと思います。

一バーツ5円になれば、決して「物価の安い国」ではなくなるし、最近
気がついたのですが、バンコクの主要なホテルが米ドルからバーツに
変わっています。ついにタイもドルを見限ったかというよりも、バーツ
のほうが安定しているからでしょう。しかし高い。

治安のことはもう少し議論になって良かったのではないかと、今でも
感じますが、これからは、「物価の安い国」でもなくなるのではない
かと感じています。その国が発展するのは勿論良いことなので、すでに
発展した国のエゴと言われれば反論のしようがありません。

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3件のコメント

  • ある農民と出稼ぎ娘の物語

    コンケンの農村で農業を営むウィラポーンさんには3人の娘がいました。ウィラポーンさんはベトナム戦争にも従軍した大のアメリカびいき。バンコクの飲み屋に出稼ぎに行った長女のウイもアメリカ人の彼氏と同棲していました。羽振りのよくなった娘からは仕送りもあり、ウィラポーンさんは銀行でローンを組みトラクターやテレビを買いい大喜び。ウイもバンコクで車を購入しました。

    しかしある日、アメリカ人の彼氏の浮気がばれてウイは刃傷沙汰の大騒ぎ。彼氏は出て行きました。とこらが困ったことに彼氏に頼ってローンを組んだウイとウイの仕送りを宛にしていたウィラポーンさんはローンが返せなくなりました。ウィラポーンさんはなんとか彼氏とヨリを戻せないかとオイと話しましたが駄目でした。ラブゲームに支えられていたウィラポーンさんの家計は弱いものでした。

    信用のないウィラポーンさんは村長に泣きつきなんとか金の工面をしてもらいました。ウイは一人の客と同棲することは止めて日本人や中国人とも店外デートをしてがんばりました。

    10年前の経験からウィラポーンさん一家はいざという時の為に貯金をすることにしました。そして、その下の娘のオイとノイには水商売で働くことを禁じました。今では借金も減りました。でもお姉さん以上に美人の妹達に声をかけてくる外国人が多くて心配しています。10年前とは逆の悩みを感慨深く思うウィラポーンさんでした。







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    バーツのファンドメンタルズとタイ中央銀行の動向

    97年のバーツ危機と現在のタイの経済、金融をオバカに噛み砕いたストーリーです。95年くらいにはタイの経済発展の脆弱性を指摘する声はありました。貿易収支・経常収支の赤字と短期外国資本頼みの開発。もともと信用性・流動性のないところに無理にドルペッグさせてたバーツは海外投機にひとたまりもありませんでした。
    当時、レストランチェーンの「DAIDOMON」の社長が外貨建ての借金を神業的に直前に返済していて話題になりました。

    為替の展望などは素人の私にはまったく分かりません。もし、来年に5円になるなら100万円の現金を腹巻に入れ、年末に渡タイ。スーパーリッチかここでは書けない場所で両替してバン銀の口座に預けたいものです。

    タイはこのところ経常収支・貿易収支ともずっと黒字ですね。貯蓄率もあがり、外貨準備も確保しているので流動性も問題なさそうです。また中銀は海外からの短期の資金流入には神経質になっています。昨年末の規制と今年6月の追加措置は日系進出企業には辛いようです。

    http://www.jcc.or.th/upload/News/2469/0111.doc

    中銀もバーツ買いの介入をして急速なバーツ高には歯止めをかけたいのでしょうが二律背反として原油高・物価高があり、舵取りが難しいと思います。危機前と違い流動性は確保しているから暴落というとはないでしょう。ただ、単なる経済の実態と離れた部分で行き場を失った投機資金を中銀が食い止められるか。プミンポン国王の健康問題と人民元の動向とともに注目です。

    ドル・円に対して年12%のバーツ上昇だけでなく、6%以上の物価上昇(観光客の消費するものは10%)もしんどいですね。実感としてはここ5年で旅費が倍になった気がします。

    バーツ危機後。リージェントホテルが1万円強、Cクラスの1年オープンが10万円以下。夢のような時代でした。

    物価だけでなく、スターバックスで珈琲を飲み、地下鉄で移動する。無愛想でせっかちな店員から物を買い、PCと携帯を使いまくり。田舎にもチェーン店とコンビニができる。なんかタイ自体が旅先として魅力が減りつつあります。

    歩道は屋台の傘、道路はトゥクトゥクで埋め尽くされていた昔に返りたい。中央郵便局までいって通話時間を指定して日本に回線をつないでもらい絵葉書を出してくる。良い時代でした。(う、年寄り臭い)

    治安・物価高だけでなく西欧化、中進国化(教育や通信インフラなど遅れている部分も多いですが)してタイ本来の文化、伝統のくずれつつあり魅力がなくなってきたように思います。

  • ユーロ>円>ドル

    石油決済がドルからユーロに移行してくれば米ドルはもうおしまい。
    世界中にばら撒かれたドルが、その存在性を失って米国に逆流、
    とんでもないインフレを引き起こす。
    米国債を大量保有、その上GNPを上回る国債を発行して、
    格付けの低い日本国債の金利が急上昇、円の未来も無い。

    円は世界の第2通貨ではない!

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  • バーツが高くなったのではなくて、円ドル連合の凋落。

    バーツとヨーロッパ通貨、バーツとオセアニア通貨などを比べても、大きな変化は無い。
    タイで暮らす人達にとって、資産を全て円で持つことは危険でしょう。
    とは言っても年金組の受け取りは「円」なので、この先かなり厳しくなるかもしれません。
    今の内に資産を金利の良いハードカレンシー(英ポンドかユーロ)に換えた方がいいかもしれません。

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    07/12/01 09:59

    一ドル80円

    程度までドルが下がっていると言う説が有力。
    今の異常な低金利がなければそうなっていたかも知れません。

    それなら、一ユーロも120円なので、あちらの物価水準に見合う
    でしょう。いくらなんでも160円超えは異常。

    110円を切った程度で「円高」を言うマスコミが悪いのか、
    政府が意図的に誘導しているのか(現政権は前、前々のものほど米国
    と心中する気はないようですが)、本当は世界二弱通貨であることを
    国民がどれほど理解しているか。

    莫大な借金、年金制度崩壊(本当は消えた年金どころの問題ではない
    のに)、家電メーカーの苦戦とか、日本の企業力にも陰りが見え、将来
    は暗いのですが、それをきちんと議論する場もない。

    これから米国と一緒に凋落するのか。それだけは避けたいのですが。

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