レポート

さてさて、半老人旅日記

公開日 : 2005年09月12日
最終更新 :

先月、オーストリアでの荷物預かりについて情報を求めた(8.8.2005)69歳の半老人(自分では老人と思ってないのに、乗り物運賃や入場料をシニア価格で20-50%割引で通したため)です。年寄りの個人旅行はスーツケース一つと大き目のデイパック(Ruck-Sack)だが、スーツケースは飛行機・汽車以外では持ちたくない。そこで経験者にアドバイスを求めた訳である。
私の質問に対して経験者のアドバイスはきわめて楽観的で気楽なものでした。
今回の旅行は、
(A)ウィーンをハブにしてプラハ・ブダペストへの旅行:ウィーン空港から道路一つ挟んだ空港ホテル(環境・食事・コストパフォーマンスきわめて良し)に一泊し荷物を預かってもらってリュック一つで2日間のプラハ旅行。問題なし。
(B)インスブルックをハブにしての2日間のスチュウバイタール旅行:インスブルックでのホテルに荷物を預け、また同じホテルに帰ったので何の問題もなし。
(C)ザルツブルグに荷物を預けての2日間のザルツカンマーグート旅行:今回は午前ウィーンからザルツブルグへ行き、ザルツブルグ観光後ザンクトボルフガング・ハルシュタットへの2日間の旅行を試みた。ここではホテルを使わず如何にスーツケースを預けるかが問題でした。10年前と違ってヨーロッパでは人件費もさることながら、テロ対策として人のいる荷物預かり所がほとんど無くなったからです。駅の案内所で聞いたらロッカーの在り処を教えてくれた。空きは有ったが24時間預かりで、以後はどこかに持っていくとの注意書き。また案内所へ行くと、2階下に別のロッカーがあると言う。しかし、いくら探しても階段もエレベータも一階までしかない。別の案内所に行くと何とかその在り処を教えてくれて、そこにたどり着くことが出来た。さてロッカーの表の注意書きにはドイツ語・英語・フランス語・イタリア語・日本語で利用法が示されるが、どれも24時間のことしか書いてない。若い学生、紳士などに聞いても親切に調べてくれるが、一日のことしか書いてないという。
そうこうしている内に、サイクリングに出かけるおじいさんが、あったあったといってドアの裏側に小さな字で書かれた24時間以上の利用法を見つけてくれた。荷物を出すときは24時間用のカードを入れて、コンピュータに計算させて不足額がディスプレイに表示されるので、その額を入れると自動的にドアが開いた。
この騒動で英語しか出来ない私と妻が費やした時間は約一時間。暑い夏の日にとんだエネルギーの浪費であった。ザルツブルグ城のカフェでゆっくりするつもりが、忙しいものとなってしまった。
このことを心配して旅行前に質問したのに、若い人の答えは気楽なものでした。でもこれも旅の思い出にはなりますね。旅とはこういうものでしょう。
やはり私のスタイルの旅行をするときは、無駄でもホテルに一泊してそのホテルに荷物を預けるべきです。一日以内のロッカー使用は問題ないと思います。若い人のようにすべて背負って歩けばいいのでしょうが、スーツケースを持ってチロルの谷のロープウエイで3000メートルは滑稽でしょう。
--- 半老人の苦労話でした。

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6件のコメント

  • 楽しく(失礼)拝見させていただきました

    vuhvuhanさん : 横レスで失礼します。。。
    苦労話、楽しく(失礼)拝見させていただきました。
    また、皆々様からのレスにもウームと唸ってしまいました。
    我々夫婦は50代半ばを過ぎたやはり半老人?ですが、バックパックの真似事をして楽しんでいます。 

    我々夫婦はダイビングなどであちこち(と申しても年に1~2度が精一杯)参ります。
    若い方々の様にバックパックとまでは行きませんが、最近ではスーツケースをやめまして、登山用リュック(夫婦と仲間で山登りもしますので大中小とリュックは持っています)に最小限度の荷物を持って出かけることにしています。
    一昨年ラスベガスへ行きました時、夫婦でバックパックの真似事をしようと云う事になって、機内へ持ち込める大きさのリュックで参りました。(今までは、ダイビング以外の旅行はスーツケースでした)
    そうしたら、ラクチンラクチン! 両手が使えますし機内持込ですので荷物預けと受け取りが不要なので時間のロスもありません。
    下着類は(異論もあるでしょうが)古い物を持っていって捨てたり、洗濯して、ロープと洗濯バサミで風呂場などへ干したりして極力少なくします。
    現地で留学中の娘と待ち合わせしたのですが「二人の荷物はこれだけ?」(娘はやどかりさんと我々が呼んでいる位、大きなスーツケースで旅行をしています=旅なれているはずなのに)と目を丸くしてたので、ザマーミロ!やどかりめ!旅はこのようにするもんだ!と内心優越感に浸っていました。
    3~4年前からのよれよれジーンズとこれまた3年以上のはげはげスニーカー
    でどこへでも参ります。 

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    Re: 楽しく(失礼)拝見させていただきました

    デイベーターの皆さん
    私の至らぬ投稿がとんだ議論を引き起こしてしまいました。
    ことの起こりは「そんなこと心配するより、気軽に旅を楽しんでこい」というどなたかの忠告に賛同したので”「気軽」という単語を使ってしまったのです。今度の議論はホルンさんが、インスブルックは大丈夫ですよと知らせてくださいましたが、ここは以前に一週間滞在したこともあり、私としては何の心配も無く、わたしの懸念はザルツブルグのロッカーだけだったのです。
    またどなたかが書き込まれた「チップや雑貨購入がそんなに惜しいのか」と言うのは、金が惜しいのではなく、そこに至るプロセスの心労を綴ったものです。
    新聞記事もそうですが、書き手の意思とは関係なく、いわば修辞学上の単語が一人歩きして議論はどんどん道筋を変えて方向転換してゆきます。
    いい勉強をさせていただきました。
    今後しばらくはこの手の議論にエネルギーを割くことを控えます - こんな物言いをするとまた反発を食うでしょうね。
    いずれにしても始めて投稿した私の至らぬ文章が多くの人の時間とエネルギーを浪費したことをお詫びして終わりにします。以後返レスはしませんのでこれで失礼します。

  • ともかくよかったですね

    スーツケースだと石畳や階段を荷物を持って移動するのも大変だし、抱えると腰にくるし、どこに預かってもらうか考えるだけでも気が重くなります。今度はなるべく荷物を小さくしてキャリーカートに入るだけにしたほうがいいと思います。

    オーストリアに住んでいたのですが、英語が話せる人ばかりじゃないし親切な人が多いわけでもないので、みなさんが助けてくれてラッキーでしたね。



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  • すみません、余り苦労話には読めませんでした

    yuhyuhanさん、初めまして。
    旅のエリア違いで、お話したことはありませんが、興味深く読ませて
    いただきました。

    私からすると、旅行費用にも余裕があるyuhyuhanさんが、どうして
    そんなにチップやらちょっとした雑貨品を買うのを、それ程嫌がる
    のか、わかりません。ちょっとした費用で、安全に保管をしてくれる
    のですから、オーストリアとは、ありがたいお国としか、思えません
    でした。

    私は同じような心積もりで、スペインのセゴヴィアで、キヲスクの
    おばさまにお願いしましたが、NO!の一言で断られ、1週間分の荷物が
    入ったボストンバッグを背負って、7月のメセタの街歩きをしました。

    また、英語の通用度も格段に上のようで、非常に羨ましいです。
    スペインの地方だったら、スペイン語の説明しかありません。

    40年も前から、海外で活躍されてきた経歴があれば、日本よりも
    時間的に余裕を持って、移動を考えないと、とんでもない羽目になる、
    ということは体験されていらっしゃるでしょうし、例えCafeで休む
    にしても、混んでいればなかなか座れない、オーダーを取ってくれない、
    ということもあるので、1-2時間単位でゆっくりすることを、
    念頭に置かなければ、木陰で水を飲む羽目になるだけだと思います。

    時間的な区切りが、日本にいる時と同じ区切りだったので、焦られた
    のではないでしょうか?次は、30-60分区切りで、余裕を持って、
    行動を考えられれば、充実した旅になるだろう、と若輩者ながら
    思いました。

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    Re: すみません、余り苦労話には読めませんでした

    はいはいお説のとうりでございます。
    苦労話というつもりはありませんでした。
    旅の話題です。
    時間には余裕を持っているつもりですが、疲れているときの時間外労働はつらいものです。昔のようにホテルなど予約しないで、動く体力があればなんでもないのですが。残念!

  • 退会ユーザ @*******
    05/09/13 07:50

    まだ中年のつもりなのですが

    yuhyuhanさん、はじめまして。

    日本語と英語が通じない国では個人旅行ができないという、
    ド素人のツーリストです。 
    そして、まだ老人ではなく、正真正銘誇り高き中年だと信じているのです。
    (ららさらまさ~ん、わたしたちってどのカテゴリー?)

    そんなわたし達なので、レスを差し上げるのもおこがましいのですが、
    yuhyuhanさんの旅のスタイルは、
    「これこれ、これこそわたしたちの望むスタイル!」と同調してしまいましたので、
    それを申し上げたくて、レスしました。

    わたしたちは、もういい加減な年なので、
    そんなに小荷物にもできず、つい大荷物になってしまうのですが、
    極力その大荷物は持たないですむように、
    少々の出費には目をつむって、ホテル選びします。

    足腰こわしたら、大好きな旅行できなくなりますから。

    また、楽しい苦労話きかせてください。

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    退会ユーザ @*******
    05/09/13 11:39

    どれにどらさん、いい女に年齢は関係ないのよ

     それは、ともかく。

     ここから先は、完全に、yuhyuhanさんのトピックに関する、感想になってしまうのですが。

     旅行前になさった、オーストリアのロッカーに関するご質問への回答に、ご不満がおありなようだったので、わざわざ古いQ&Aを調べてみました。

     私の感想としては、yuhyuhanさんがおっしゃるほど、「お気楽」な回答とは、思いませんでした。

     結局のところ、問題は24時間以上使えるロッカーがなかなか見つからなかったということで、日中だけ利用するロッカーには問題なかったわけですよね。確かに、質問をよく読むと「ハブに使って、一泊旅行」という記述もありますが、ロッカーというとその日の観光中の荷物預けを考える方が、普通かと思います。そういう利用法をした方の回答としては、これで仕方なかったのではないでしょうか。

     このQ&Aでは、24時間以上利用の扱いが異なることの可能性について、質問者も回答者も、特に意識されていなかったように思えます。また、こういう掲示板のやりとりで、そこまで配慮しろというのは無理ではないでしょうか。この点に関して言えば、回答者が若いとか年配とかは、関係ないのではありませんか。

     暑い盛りの1時間のロス、大変だったとは思います。でも、私なんざ、先日、都内の美術館でロッカーを探して10分くらいうろうろしてしまいました。
     ん?いい女も、ボケには勝てない・・・・。

  • ロッカーの使い方を考えるのも旅の楽しみの一つですよ。

    yuhyuhanさん、こんにちわ。

    ザルツブルグの駅のロッカーの使い方がわからずに
    時間がかかったということですね。

    実は、僕のヨーロッパ旅行では、
    このコインロッカーの使い方というのが
    一つのネタになっています。

    とにかく駅によって、使い方が違いました。
    ですから、ロッカーを使うたびに
    その使い方の違いにビックリして、面白がったりしていましたよ。

    ロッカーの使い方を考えるのも、
    旅の楽しみの一つだと考えたらいいのでは??

    それに、
    旅に出る前に、いくら調べても、
    ヨーロッパのある駅のロッカーの仕組みなんかわかりません。
    現地で調べればいいわけですからね。

    ところで僕が特に記憶にあるのが、
    プラハ駅のロッカー。
    これは、扉の番号を自分で設定して、
    開けるものでしたが、
    番号を忘れたら大変なので、
    念入りに番号を書いて、
    一度しめて、また開けて、
    とやったら。

    ロッカー自体の番号を控えてなくて、
    10個くらい試してまわったことでした。

    みど


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    Re: ロッカーの使い方を考えるのも旅の楽しみの一つですよ。

    お説のとおりです。
    ロンドンでは荷物預かりがあるのですが、料金がとても高く、空港よりも厳しいX線や荷物調べがありました。
    ロッカーは千さ萬別、今回のオーストリアではデイスプレイが中央にある、コンピュータ内臓のものが多かったですな。
    問題は制限時間です。本来ロッカーは一時預けで24時間以内に設定されているものが多いようです。

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  • 05/09/13 06:48

    オーストリア

    69歳で、ご夫婦で果敢に個人旅行。いいですね。
    私も、見習います。
    見れば、海外経験が豊富。なるほどとうなずきました。

    オーストリアは、夏には洪水が報じられていましたが、問題は無かったのですか?
    特にチロルは、私も大好きで、どうなったのか気になっています。


    >やはり私のスタイルの旅行をするときは、無駄でもホテルに一泊してそのホテルに荷物を預けるべきです。
    ヤングは、寝る間を惜しんで、費用を惜しむ。そんな旅行が多いようです。
    こだから、そのスタイルを、彼らに答えを求めるのは、ちょっと無理ですね。
    彼らは、旅行を楽しむ以上に、スタンプラリーみたいに、何処行った、ここ行った、そんなスタイルの人が多いようですから。

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    Re: オーストリア

    kiyaさん
    ご関心有難うございます。
    それだけのご経験があればいつまでも大丈夫です。今回も帰った成田で腰の曲がったお婆さんが大きなハードスーツケースを押していました。
    私は気力はあるのですが、体力が無く常に夜中に目が覚めて眠れなく悩んでおります。糖尿病でカロリー制限があり外国では食事が大変ですが、もっぱら妻がメイン料理を一皿、私がおおきなミックスサラダを注文し、分けて食べることで問題はありませんでした。ビールも生ジョッキとアルコールフリーを頼んで分け合いました。とても美味しくいただけました。フルコースのデイナーは一回しか食べられず、ホイリゲに行くのも控えました。
    まだまだこれからだと思っております。
    kiyaサンも頑張ってください。

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