朝日新聞の木曜日夕刊に「絶滅危惧趣味」という少し意地の悪いコラムがあります。そこに先週取り上げられたのが「ユースホステル」。
一番驚いたのが、最盛期に63万人いた会員数が、現在は何と7万5千人しかいない。ということ。朝日新聞がどこからこの数字を引っ張ってきたか分かりませんが、ネットで見る限りでも、いくつかの数字があるものの7~8万人というところでは間違いないようです。
先日のトピの「若者が海外に出ない話」にも通じるところもありますが、若者が会員にならない上に、若者じゃない人はだんだんとユースを卒業していくものなのか・・・・・。
しかし、これだけだと、国内300個所のユースは経営的に???という気もしますし・・・・外国人が頼りなんでしょうかね。ライフカードが発行しているクレジットカード型会員証も、最大でも七万人のマーケットではちょっと厳しいのでは、という気がします。
そもそも、「ドミトリー」自体が流行らないのでしょうかね。私は10年以上昔に、シンガポールのゲストハウスで、50歳台オーストラリア人の大学の先生の旅のスタイルの話を聞いて、どんなに歳を取っても、ドミを忘れることはしない。という決意(?)をして、今でも時々はドミに泊まります。行ってみないと空いてるどうか分からない緊張感、荷物は絶対自分の身から離さないというサスペンスも含めて、あの雰囲気はやっぱりいいですけどね。
私にとっては(「ドミモード」の旅行のとき。)ドミの中でもユースは選択肢の一つで、いいゲストハウスがあれば、そっちに泊まりますけど、それでもユースというのは真っ先の検討対象です。もう20年近く会員を維持していますが・・・・ここまで減るとさびしいですね。国内でも国外でも年間2~3泊すれば元は取れる。と思いますけどね。
話は変わりますが、現在公開しているヴィッキー・チャオの「夜の上海」。主人公のもう一人の本木雅弘の泊まっているいまいち高級でないクラッシックスタイルの上海のホテル、何と「浦江飯店」だと聞いてびっくり。最近、あそこは「高級ホテル(に、映画の中では見えなかったけど)」路線に走っているそうで・・・・ドミトリーはどうなっているんですかね。あそこに泊まったのも、一昔前の話になってしまいました。
ということで、会員でない人はぜひ一度、サイトを眺めてみてください。