追加料金について2

続きです。

1の投稿で述べたような可能性があるため、何もリクエストを出さない
場合だと、苗字が同じというだけで安心していると特に夏休みのように
繁忙期ピークの場合は隣り合わせに座れる確率がいつもに増して下がり
ます。旅行会社が追加料金がかかっても確約にしておいた方が良いと
いう連絡をしてきたのは、むしろ丁寧な対応だと思います。

あと、既婚女性が実家の母上様と旅行される場合、苗字を変えている
ために家族と見なしてもらえない可能性もふまえて言われたとも
考えられます。

また旅行申込書は、フライト以外にもアレルギー体質などの食事の
希望、車椅子持ち込み、宗教上(イスラム教・ヒンズー教など)の
理由など、色々な希望がありますし、書式は単一なので自分の申込みに
該当しない分は未記入にしておくなど、記入の仕方で対応するように
なっています。記入欄があれば、パンフレットにない事項でも
必ず受け付けてもらえる物ではありません。まずは、パンフの該当
コースのページの記載事項が最優先となります。

(この先は余談です)

ちなみに、JO(ジャルウェイズ)の場合、ツアーの場合は当日
空港のツアーカウンターで予約引換証から航空券だのホテルの
精算バウチャーその他をもらい、その後JLのカウンターで
自分でチェックインすることになっています。最近は、最終案内書に
記載された集合時間近くならないとツアーカウンターに航空券が
届かない(前の出発時間帯の受付がある程度以上終わってから)ので、
早く行きさえすれば絶対に当日の座席変更許容枠で隣り合わせを
確保できるとはいえませんが、早く行った方が運よく受付開始が
繰り上がった場合に対応の可能性が広がるのは確かです。ただ、
母上様の年齢や体力もありますので(座る場所を探すだけ、待って
いるだけで疲れることもあるでしょう)、その辺はお二人の事情に
応じて判断していただくと良いと思います。

ちなみに、『座席が同グループで隣り合わせになって当たり前』と
いう考え方は、実は日本のみで普及しているものです。海外では、
予約クラスの高いチケットを取るなり、マイレージ上級会員に
なっていろいろな希望の優先順位を旅行者側の努力で上げる方が
一般的とされています。

また、格安料金というのは、単なる『安く買える』チケットな訳では
なく、文字通り『格が安い』のであって、本来は『乗せてもらえさえ
すれば一切文句は申しません』というくらい、経費の部分を支払って
いません。燃料代分すら払いきっていないと言っても良いでしょう。
人件費や食事代の部分は、普通運賃、ビジネス、ファーストクラスの
料金を払った人の分で全てをカバーしていると言っても過言ではあり
ません。なので、不測の事態があった際の対応なども全て自己責任と
されます。保険に関しても、自分で申し込んだ任意保険や、旅行会社の
強制保険の分で処理してもらうことになっているので航空券としては
その分の料金は請求していません、という状態です。これに関する
賛否・意見は御自身にお任せしますが、こういった背景になっている
という事実は踏まえておかれた方が良いと思います。

長くなりましたが、楽園ハワイへの旅、どうぞ存分にお楽しみ下さい。