Q&A

海外に学ぶ

公開日 : 2005年06月11日
最終更新 :

マヨルカ島のことを書いていてふと思いました。
ここ数日、ネクタイや買い物袋のことがさかんに
報道されていますが、日本以外を知っている方な
らば、「何を今更」でしょう。

ネクタイは夏の湿気の少ない欧米のもの。そもそ
も東南アジアには馴染みません。日 本でも沖縄は、
開襟シャツがビジネス着ですし、タイ、インドネシ
ア、マレーシアでも正装として機能しています。
真夏のスーツネクタイ姿は、見ているだけで汗が出
ます。

ドイツを中心とする地域では、随分前からスーパー
の袋は有料で、老若男女が買い物袋を持参してい
ました。日本が法制化とか言い始めているうちに、
台湾に先を越されてしまいました。

以前にも書きましたが、喫煙天国だったイタリアで、
今年初めから公共施設での全面禁煙が実施され、
違反者には巨額な罰金が科されるようになりました。
この制度は面白く、違反の程度により、さらに至近
距離に子どもや妊婦がいる場合は、倍加される、
喫煙者よりもそれを許したり、措置を講じなかった
店側にさらに重い処分が下ります。警察にも禁煙対
策部局ができ(イタリア警察には政府、自治体、軍
の管轄があり、それぞれ違反者を取り締まっていま
す)、睨みを効かしています。この分野だけは米国
が先進国(輸出は最高であるという点は、この国の
性格を現しています)です が、東南アジアでも先
駆的なシンガポールをはじめ、タイもかなり厳しく
なっています。

マヨルカ島はゴミ処理です。家庭ゴミの少なさでは
ドイツが突出していますが(喫煙対策では何故遅れ
ているのか不思議)、回収方法では画期的システム
が導入されています。パルマ・デ・マヨルカの街
には、郵便ポストの大きなようなものが設置されて
いて、ここに入れたゴミをバキュームで処理場
に送り込むシステムだそうです。数年前にはまだ
実験段階で、その後どうなったかは確かめていない
のでわかりません。バルセロナでも実験をしてい
ました。その後バルセロナで広がっている光景に
はお目に掛かっていないので、失敗したのでしょ
うか。数週間前のTV放送で、陳水扁が市長だった
当時に台北でなされたゴミ回収システムを紹介し
ていましたが、市民が持参する方法は面白いと
思います。ただ、ダクトの詰まりとか問題は多そ
うですが。

北欧やドイツでは缶飲料水を売らないとか、北欧
の福祉制度や少子化対策、福祉に関してはサッチャ
ーリズムで根底から変わった感のあるイギリスだっ
て負けてはいません。これらまで言い出すときり
がなくなります。

旧掲示板で、議員の海外視察に関して結構盛り上が
ったようですが、公費でこういうものをきちんとみ
てくれば納税者は納得するのでしょう。後援会用ポ
スター作りが目的(大物とのツーショット)で、在
外大使館員を観光案内に駆り出すのでは、困ります
ね。

これは「Q&A」には当てはまらないと思いますが、
レポートでもないし、ましてやお仲間募集でもな
いし・・


  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • Re: 海外に学ぶ

    別に海外に学ばんでもゴミの送風処理システムは大阪で実用化されてます。
    年末年始の4日間位停止するだけで、年中無休です。

    それより、人身売買について、20年程前から成田空港でブラジルからの
    出稼ぎ者対象にピンク産業がスカウト合戦してることを 外務省、
    入国管理局に抗議し続けましたが、三等役人は聞く耳持たずだった。
    米国からの注意で 慌てふためいてる、馬鹿ですわ。

    • いいね! 0
    • コメント 0件