レポート

4月16日、成都市・金沙遺址博物館オープン

公開日 : 2007年04月23日
最終更新 :

4月16日、成都市中心の天府広場から西北西に約5キロのところに新博物館が開館(8~18時 80元)しました。三星堆文化の後、十二橋文化(紀元前1200~500年=殷後期~春秋)を代表する金沙遺址上に建てられたものです。古蜀王国の跡と考えられるこの遺跡は、三星堆遺跡に勝るとも劣らぬ価値と、貴重な出土品があります。もっともの重要な遺跡である大型祭祀遺構を覆う遺迹館、出土品を展示した陳列館、実演と体験の場である文物保護センターの主要3施設からなります。出土品には、わずか直径20cmの太陽神鳥金箔に代表される金器や四節玉?に代表される玉器に逸品がそろっており、鬼面人を驚かす青銅器に特徴がある三星堆遺跡とはまた異にした特徴を持っています。今後、三星堆博物館に匹敵するものとして、、成都市の新観光名所になるでしょう。
詳しくは、「金沙遺址(遺跡)博物館―成都雑感〔38〕―」
(http://km45.spaces.live.com/blog/cns!67AC4E09F9CD86BB!1280.entry)
をご覧ください。

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1件のコメント

  • Re: 4月16日、成都市・金沙遺址博物館オープン

    最近中国の博物館は高くなりました。5.6年前は高くても30元くらいでした。しかしその分照明などハイテク化されていますね。また行ってみたいと思います。南京博物院は古かったですが青島博物館はハイテク化されていました。

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    07/04/29 00:21

    観光地の入場料

    博物館だけではありません。あらゆる有名観光地の入場料は高くなっています。四川省一の人気地、九寨溝の入場料は220元+溝内バス90元です。中国での物価を考えれば、日本での1万円以上(100元が1万~5千円感覚)といった感じです。それでも、シーズンには中国人で押すな押すなの状態になります。中国はまで平均収入は低いですが、収入格差が大きく人口も10倍以上なので、それだけの金を費やすことの出来る層がいるということです。
    金沙遺址博物館の入場料は、武侯祠・杜甫草堂の60元と比較して、成都市最高の価格ですが、この二つが本来の古き姿がなく、せいぜい清代からのものであることを思えば、金沙遺址博物館は3000年前からの古きものがそのまま残されており価値があり、高くはないでしょう。また、近くの古蜀文化で著名な三星堆博物館の入場料と同じです。このことは、同博物館と同等の価値があると判断されていいでしょう。