レポート

フィリピン英語留学の心構え

公開日 : 2007年04月13日
最終更新 :



「NHK放送「英語でしゃべらナイト」2005年7月18日(←クリック)(アジアの英語大国、フィリピン」と、「朝日新聞2006年10月03日記事―「英語の国」再建中:フィリピン教育」から窺えるように日本でも徐々にフィリピン英語に関する関心が高まっていますが、まだフィリピンへの英語留学に関しては意外と知られていません。 フィリピンは世界で3 番目に英語を話す人の多い国と言われています。

しかしフィリピンは他国。いろいろ注意しなければならないところも多くありますが、ここでは「フィリピン留学」への心構えだけを書きます。


1.フィリピン留学生の90%以上は韓国人です。

1:1の授業がメインで1:4、1:8(ネイティヴ)が一般的です。日本人学生は少しずつ増えていますが、殆どが韓国人でスタッフも韓国人が多いです。欧米に留学する日本人は日本人が少ないところを探したりしますが、フィリピンは少なすぎるくらいです。

2.写真は実物より綺麗です。

当たり前ですが、うまく取れた写真をHPに載せるので実物は写真より劣るかもしれません。もちろん嘘の写真などは使っておりませんが、汚いところなどは写真に写ってもHPに載せないのが普通でしょう。またCEBUは日差しが強いため、写真の明暗がぐっきりしていてより綺麗に写ります。

3.トカゲやゴキブリ

ゴキブリの故郷は熱帯地方です。そしてフィリピンも熱帯地方です。各学校では消毒を行っていますが、たまに見えるかも知れません。トカゲ(ゲコ)の場合、照明があるところで虫を食べるために基本的に人に無害ですし、人には近づきません。

4.マラリアや熱帯病の予防接種は要りません。

普段健康なら99.9%熱帯風土病にかかる可能性はありません。但し、デンゲという病気がありますが、風邪のような症状で病院にいけば直るものです。

5.フィリピン人は自尊心の強い人です。

背も低く一見汚く見えるかもしれませんが、彼らはフィリピンの住民です。我々はあくまでも立ち寄る人に過ぎません。現地人とトラブルがあると法律はフィリピン人を優先します。またフィリピンは銃器所有が可能な国です。余計な同情も、貧乏だから無視することもしないでください。

6.海外傷害保険は加入してください。

今までフィリピン留学生には盲腸手術や交通事故、ゼットスキー衝突などいろいろなことが起きました。保険はこれらをカバーします。保険なしで事故発生の場合、家族や留学先の学校まで被害が及びます。もちろん一番の被害者は本人です。

7.フィリピン人は学校教育を受けた人だけ英語が喋れます。

フィリピンは学校や公共機関では英語優先の政策をしています。映画も字幕なしで上映されます。しかし、フィリピンは学校教育を受けてない人もたくさんいます。年寄りなども英語が喋れないケースが多いです。(道を尋ねるくらいの会話はなんとか通じます。)もちろん、学校の講師はネイティブレベルなので心配要りません。(個人的にはネイティブより英語がうまいとおもいます。というのは私の論文の校正をネイティブ講師とフィリピン講師に頼んだらそのチェックのレベルが違いました。特別なケースではないとおもっています。)

8.フィリピンサービス

日本は世界で最も整理され、またシステム化されている先進国です。フィリピンに同じレベルのサーヴィスを期待するのは無理です。もし、それができたら物価も高くなりフィリピン留学ができなかったはずです。英語以外の部門では期待値を下げてください。期待値を下げると満足度が上がります。




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1件のコメント

  • Re: フィリピン英語留学の心構え

    はじめまして、息子が九月にCEBU21のお世話でセブに3ヵ月ほど
    出かけます。高橋様は未だそちらに居られますか?・・・
    もし居られなくても、お伺いしたい事が少々有りまして、とりあえず早急は、電子辞書の件 セイコ-のSR-ME7200を考えていますが
    如何でしょうか?
    と・保険の件です。  カ-ドに付いている保険(ゴ-ルド家族保険)
    ともう一件入ろうと思っています。
    高橋様はいかがされましたか?

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