私の同僚、友人で以下に述べる様な手口にてチューリヒで現金を盗まれた人が増えておりますのでお伝えしておきます。
(同僚Pの場合)
イスの背もたれに引っ掛けた上着の内ポケットに財布を入れたまま友人と昼食をを取っていた最中、財布の中から現金100フラン札が消えていた。彼曰く、食事をしている最中に何者かが財布から現金のみを抜き取って元に戻しておいたとしか思えないとのこと。全く狐につままれた様でなかなか信じられない、手品のようだと言っていました。繰り返しますがこの他にもバーなどで同じように現金を盗まれた現地人の知り合いが何人かいます。
考え方によってはカード、身分証明書などは手をつけていないのため、痛手を被る範囲は限られ、旅行を続けるのにはさほど支障がないかもしれません。それでも盗まれたとなれば気分は良くないし、想定外の出費になります。
共通しているのは
1. 人の多いレストランやバー、特に忙しくなる昼食時や夕方以降に起きている。(客席間が狭い所は要注意)
2. 自分の手の届く所(もしくは目が届くと思っている所)に財布があるので盗まれないだろう(盗まれれば気が付くだろう)と安心してしまっている。
3. 現金のみ消えているので気が付くのが遅れる。
対策としては財布に触れられたとき気が付く様な所、つまり体に密着した所に財布を入れておくことくらいでしょうか。電車内で財布の入った上着を客席の横に引っ掛けておいたり、網棚に載せておくのも避けた方が良いでしょう。
多分似た様な手口は以前からあったのでしょうが、短期間の間に同じ様な話をいくつも聞いたので情報として提供いたします。