レポート

香港登山 マクリホース ステージ1

公開日 : 2007年02月20日
最終更新 :

今年も本格的な軍事教練に大日本愛国党のS氏と突入することになった。

九龍サイドにあるマクリホーストレイルのステージ1・2がまだ攻略していなかった。

マクリホーストレイルとは!
第25代香港総督マレー・マクリホース卿(1971年11月~1982年4月)の名前がつけられた九龍サイドにあるコースだ。

北潭涌を起点にして、終点の屯門までの全長100キロのトレイルコースには10個のステージがある。



香港トレイル、ウィルソントレイル、ランタオトレイルと並び、香港4代トレイルのうちのひとつだ。

ほかのトレイルとちょっと違うところは、このトレイルは毎年11月に『100キロトレイルウォーカー』が開催されるのだ。これは、4人一組で参加し、48時間以内にコースを完走するという大会だ。完走したチームには賞状と寄付金を払う権利を獲得できるというへんな大会だ。

寄付金は約1千5百万HKドル(約2億2千万)ほどあつまり、3分の一はネパールへ、3分の一は、香港の障害者のため、残りは、アジア・アフリカの飲料水浄化施設建設のために寄付されるそうだ。

1986年から開催されているこの大会は最近では、900チーム以上、3500人以上の参加者で賑わう。チームの50%くらいが完走するらしい。13時間で完走したチームもある。

大日本愛国党のS氏も完走したことがある。さすが、気合が違う。

そして、このマクリホースのステージ5(標距離柱M095~M0107)の間は、戦地遺跡(War Relics)になっていて、第二次世界大戦中の遺跡が17箇所点在している。S氏の一番好きなポイントだ!

ステージ1 北潭涌-浪茄 難易度1 10.6キロ 3時間
ステージ2 浪茄-北潭凹 難易度2 13.5キロ 5時間

難易度的にはそう難しいコースではないように見えるが、総距離24キロ8時間の長丁場だ。

いつものMTR『炮台山』に8時に集合することになっていたが、あいにくの雨で、1時間様子見で集合時間を遅らせた。天気予報でも週末は雨と言われていた。

S氏は『雨でも戦争は遂行せんといかん!』

雨がっぱ、折りたたみ傘、ウィンドブレーカーなど雨具の準備をして集合と雨天決行の決断をした。

MTR『炮台山』から港島線で柴灣方面に一駅乗車し、『北角』駅で将軍澳線に乗車し寳琳方面に2駅 『油塘』駅で、觀塘線で油麻地方面に5駅『彩虹』に到着だ。料金はオクトパスカードで10HKドル(通常で11HKドル)だ。

MTR『彩虹』のB出口を出て、『西貢』行きの表示がある緑色のミニバスに乗車して西貢に向かった。オクトパスカードで7.5HKドルだ。

西貢でミニバスを下車したら右側にタクシー乗り場があるので、ここでも緑色のタクシーに飛び乗ろう。『北潭涌』と書いた紙を見せよう。

15分ほどで、マクリホーストレイル ステージ1のスタート地点に到着だ。料金は51HKドル(初乗りは12.5HKドル)だ。10時10分進軍開始だ。


このマクリホースの始点から、しばらく車道のなだらかな坂道を登る。

500メートル進むと記念すべき1番目の標距離柱の登場だ!

1キロほどで、人工湖の萬宜水庫に到着だ。ここは、右手に進む。香港のハイキングコースでよく見かける『今日の山火事情報』の掲示板が目印だ。今日は雨なので山火事発生率は低い。

ここからも、ひたすらなだらかな車道を歩くことになる。ときどきタクシーや作業用の車が通るだけだ。左手に時々、萬宜水庫が見える。

標距離柱M005あたりから、雨足が強くなってきた。傘を出しての行軍だ。小さなダムのような所に出た。左手の萬宜水庫の水が透き通っていて綺麗だ。 なにも遮るものがないダムの上の道は強風で傘をさすのが困難だった。

ダムを渡りきると左手に円筒形の巨大な建造物が、大日本愛国党のS氏は軍事施設ではないかと、警戒していた。

標距離柱M007の先には、先ほどより大きなダムが出現した。紀念碑(石碑)によると1978年11月27日に完成した西壩(West Dam)だ。

右下には創興水上活動中心というせき止められた小さな湖のような場所があり、この雨のなか、ウィンドサーフィンなどをしている人がたくさんいた。その先は海だ。


つづきは(写真付き詳細)⇒http://amet.livedoor.biz/archives/50306972.html

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