コースは『釣魚翁郊遊徑』五塊田~大廟 6.6キロメートル 3時間 だ。
九龍サイドに24コースもある郊遊路徑(Country Trails)のひとつだ。ゴルフでいうとショートコースのような感じだ。短いもので400メートルから最長6.7キロとバラエティにとんでいる。
今回のコースは、距離も時間もたいしたことはないということで、10時30分にいつものMTR『炮台山』で待ち合わせをした。
MTR 『北角』で将軍澳線に乗車して、5駅目の『坑口』で下車した。料金は7.9HKドル、時間にして14分ほどだ。
出口B2『公共運輸交匯處』を出て、左折だ。一つ目の信号を右折(横断)する。左手に『明徳邨』というマンションを見ながら直進し150メートルほど進むと大通りにぶつかるのでそこを左折だ。
ロータリーにぶつかるまでしばらく歩道を歩く。。ロータリーに到着したら、右側に横断してすぐに左に横断し、直進する。標識で言えば、清水灣・西貢方面に進む。
そして、ちょっとわかりにくいが、200メートルくらい進んだところで細い道を右折する。右折してすぐのところに、『坑口區郷事委員會』というアーチ型の門のようなものが目印だ。
そのアーチ型の門をくぐり左方向に進むと階段があるここを登り切ると、車道にでる。これが清水灣道だ。ここを右折してゆるやかな坂になっている車道をしばらく進もう。1キロほど歩くと、右手に『五塊田』というバス停が出てくる。
その脇に休憩涼亭と呼ばれるPavilion がある。
ここから今日のコース『釣魚翁郊遊徑』の始まりだ。
いつもの有名なコースと違って若干マイナーなコースなので、標識に従い迷わないように突撃した。
基本的に『大廟』方面の矢印に向けて侵攻すればいい。清水湾半島をほぼ上から下まで歩くコースだ。
しばらくすると、急な石段が我々を迎えてくれた。10分ほど坂を上ると、景色が開けてくる。
今日は尾根のような道を最後まで歩くことので、両側に景色が見えて気持ちいいコースなのだ。
今日のコースある標距離柱は、いかにも楽そうなハイキングのようなマークだ。しかし、それほど楽ではない。。。ということはあとで判明する。
見晴らしのいいなだらかなコースをしばらく歩くことになる。
さらに見晴らしの良い道にでる。右方向はMTR『将軍澳』付近のマンション(写真左)が見える。
左方向には牛尾海に浮かぶ 牛尾洲(写真左)という小さな島も見える。すこしガスっているのが残念だ。
標距離柱C3102を過ぎると、はるか彼方に今日の最大の難関 標高344メートルの釣魚翁(写真右上)が、尖って聳え立つ姿が見える。
『え~~~ あんな険しい山を登るなんて!!』とつぶやくと、S氏は『ただの山登りではない軍事教練なんだ!』と叫んだ。
昨年末に登山したシャークピークを彷彿とさせる山だ。。
標距離柱3103を過ぎると、二股に道が分かれる左側には、危険だから登山するなとの標識が出ていた。やむなく、我々は右手の道を進んだ。
右手には将軍澳工業邨(写真左)が見下ろせる。しばらく平坦な道を歩くと、眼前に釣魚翁が突然現れた。
なんとか、釣魚翁 攻略のための手前の尾根に出ることが出来た。
左手にはのんきにグライダーを飛ばしているやつらがいた。(動画参照)
一息ついたあと、釣魚翁に突撃だ。 いきなり険しい岩の道だ。滑りやすいので気をつけよう。
その先の急坂を登ると左側は絶壁だ。あまり下の見ないようにしよう。目が回りそうだ。
そして、ようやく頂上に到着だ。山頂は、シャークピークより狭い。標高もシャークピークよりは低いのか、登ってしまえばそんなにたいへんな山ではなかった。
ここで、1時になっていたので昼食休憩をとることにした。
頂上はせまいので、少し先の岩場に場所を確保した。しかし、両側は断崖絶壁だ。風がある日は長くはいられないだろう。
岩場の眼前には清水灣が見える。とても綺麗な湾で、灣の底まで透き通って見える。香港にこんな綺麗な海があったのかと感心させられた。
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