治安に関してコメントがないようなので..

少しだけ書きますと、テルミニ駅周辺のホテルに3連泊したのですが、歴史的建物と言えば聞こえは良いですが、古くて汚げな石造りの建物が並でおり、正直な第一印象は「感じ悪る」と言った所でしょうか。ただ、夜遅くまでうろうろしていた訳ではないので、詳しくはわかりませんが、街の見た目が良くないだけで、怪しい人がいるとか、そう言う事は特になく、問題はありませんでした。(と言っても夏だったのでかなり遅くまで明るかったのもあるとは思いますが) また、路面電車がホテルの前を走っており、結構遅くまでうるさかったです。耳栓などあると重宝するのではないでしょうか。 唯一スリと思われる人に遭遇したのは、蚤の市です。ガイドブックに、ダンボールの切れ端を持ったスリがいると書いてあったのすが、本当にそんな人が雑踏の中、前から近づいてきて、声をかけられたので、囲まれないように背後にも気を配って屋台と屋台の隙間に逃げて、事なきを得ました。ご注意を。また、地下鉄駅や地下鉄もかなりの混雑で(冬はわかりませんが)スリ軍団に囲まれないか気をつかいました。実際はなにもありませでしたが。
ただ、テルミニ駅周辺だと地下鉄もすぐだし、電車の切符を買うにも乗るにも、とても便利です。
ガイドにも書いてあると思いますが、切符売り場は凄い列ですので、早朝が狙い目です(冬も混んでいるかは不明ですが)

参考までに観光についてですが、ボルゲーゼ美術館は個人的にとてもお勧めです。数年前情報のため、システムが変わっている可能性がありますが、その時は、電話での事前予約者のみ入場可でした。イタリア訛りの分かりづらい英語を話すオペレーターと格闘する必要がありますが、苦労をしてでも見学する価値は十分あります。美に取りつかれたとまで言われたボルゲーゼ枢機卿の邸宅でローマ法王を輩出した事もある名門貴族です。お金に困った末えいが「美術品を散逸させてはならない」と言う遺言を守り、一枚の絵よりも安い価格でローマ市に譲った為、これほどまで美しい美術館となっているのです。絵画はもちろんですが、その建物が恐ろしくすばらしいです。色とりどりの大理石を用い、壁にも彫刻が随所に施され、天井画もすごいです。極めつけは彫刻ですが、室内にあるため、繊細な部分まで破損がなく、非常に美しいです。彫刻を見て初めてその美しさに感動しました。もちろんバチカンも見ごたえがありますが、がらくたのように転がっている彫刻など見てる場合ではありません。美しさをギュッと凝縮させたようなコンパクトなこのヴィラ・ボルゲーゼはまさにローマの宝石箱と呼ぶにふさわしいと個人的には絶賛したいと思います。

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