レポート

シャンゼリゼのカフェにご注意

公開日 : 2006年08月26日
最終更新 :

先日の昼下がり、シャンゼリゼのLe Deauville(ル ドーヴィル)というカフェに入ったところ、ウエイターの手口が詐欺的でした。クレープを注文するとすかさず、まるで付いているかのようにグリーンサラダかフレンチフライかと聞いてきて、フレンチフライと言わされてしまいました。さらに値段表の普通のボルドーのグラスワインを指しながら頼むと、彼は頷きながら、今日はボルドーのサンテミリオンがハウスワイン(vin de maison)だと言い、普通のボルドーが今日はサンテミリオンなんだ、と錯覚を起こさせ、3倍も高いワインを注文させました。私は、2年間仕事で欧州におりましたので、フランス語も英語も不自由しないのですが、見事に口車の乗せられてしまいました。更に勘定のときに紙幣を渡すと、彼は伝票を指しながら「サービス料込みと書いてあるけれどこれは店に入るので自分には入らないのだから、釣り銭をもらうよ」、といいながら立ち去ろうとするので、さすがに強く言って釣り銭は回収しましたが、ちょっとしたおやつを食べるつもりが随分高くつきました。まわりの西洋人の客には素直に釣り銭を返していたので、意図的に日本人を狙っていたのだと思われます。フランスの名誉のために言うとほとんどのカフェやレストランは正直で、こんな露骨なやり方は稀であると思われます。私自身は長期滞在時を含め今までこんな経験はありませんでした。旅行される方はどうぞご注意ください。同様のご経験のおありの方はご教示ください。

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3件のコメント

  • 6年後の今もご注意!

    最初の書き込みより6年後の今年夏に、Le Deauvilleに行きました。
    昼過ぎにお腹が減ったので、たまたま目に付いたこの店を選びました。

    メニューを見てると、マリンルックの陽気な白人男性ギャルソンが
    声を掛けてきました。
    大好きなクロックマダムがあったので、入店。
    お客さんでぎゅうぎゅうの狭い席に案内されたので、
    「席を変えてください」と英語で言うと、大声で「Why!?」と
    怒鳴られました。
    ギャルソンに縄張りがあるんでしょうけど、お客にその態度!?
    めげずに席をチェンジしました。(他にゆったりしたスペースがたくさん
    あったので)

    クロックマダムを注文すると、この書き込みの方と同じく、
    フレンチフライかグリーンサラダか?と聞かれました。
    わたしは英語が得意ではないので、クロックマダムに付いてるのかと思い、
    グリーンサラダを選びました。
    あとでレシートを見ると、ちゃっかり別料金で付いてました。
    まぁ、わたしはサラダ大好きなのと、わたしのリスニング力のなさが
    原因なので仕方ないです。

    しかし、怒鳴ったギャルソンに会計を頼むと、おつりをくれないのです。
    怒鳴られてチップなんか払うもんか!と思っていたのに、さっさと私の
    渡したお金を仕舞ってどこかへ。
    お釣りはほんの小銭だったのでいいとしても、黙って持って行ってしまう
    なんて!英語力のなさでそれを訴えることも出来ず…。
    このページで旅行前に知っていたら行かなかったのに〜。
    このカフェは絶対行っては行けませんよ!!

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  • 芋はともかく、青物は別料金かなぁ~?

    最近、フランスは空港経由しかしていないので、ニャンとも言いがたいの
    ですが、韓国ならば野菜はメインにサービスされてきますが、北のヨーロッパ
    では、『全て別料金である』という認識にあります。市場で計算すると、
    野菜はそう安くはないですね(在住で1週間分買うならば別)。

    更に、これは北米でもアジアでもヨーロッパでも、自分の胃袋の許容を
    超える場合、「要らない」とはっきり答えています。

    その上、「何でもわからなかったら聞くこと」「聞かぬは一生の恥」が
    旅の家訓なので、相手の目を覗きこんで、「Menu'に入っているならば
    もらう、入っていないならば要らない」と、伝えています。

    『釣銭もらうぞ宣言』
    私だったら、基本的におフランス語はわからないので、聞こえないふり
    して、釣銭をもらうまで粘ります。だって、サービス料は元々含まれて
    いるか、10%追加して支払う中から、ウェイター君の給料は多分
    出ているのでしょうから・・・

    (それとも、このウェイターは格式ある権利を持って、チップにて生活
     している、プロ根性バンバン『ギャルソン』なのでしょうか?)

    私はケチクマ・・・
    <いや、伝票の数字が怖くて、シャンゼリゼーのCafeには入らないかも?>

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    Re: 芋はともかく、青物は別料金かなぁ~?

    旅クマさん、どうもありがとうございました。
    「何でもわからなかったら聞くこと」、そのとおりだと思います。旅クマさんのように、はっきり伝えることが何より大事でしょう。
    釣り銭については、フランスでは現在、カフェでもレストランでも、勘定書に税金、サービス料は含まれているので、何のためらいもなく釣り銭は受け取って全額もって帰ってよいはずです。日本と全く同様です。年に1-2回仕事でアメリカ合衆国に行くことがありますが、勘定書にウエイターのサービス料は含まれていないので、ちゃんと払ってあげないと(10-20%でしょうか)いけないと言われますが。。

  • 06/08/26 11:15

    Re: シャンゼリゼのカフェにご注意

    こんにちは

    1.注文
    注文するとき、あれは要らないか、これは要らないかと聞いてくるものは100%別勘定なんじゃないでしょうかね。
    私は、「それは注文するxxに含まれているのですか」と聞くことにしています。レストランのセットメニューなど以外は、答えは「全て別勘定」ですね。
    また、フランス人であるなら、Aと言うものを食べるとき、Bを一緒に食べるのが良くあることなら、ウエイターが普通に、Bを注文をするかどうかを聞くことはあり得るでしょうけれど、私は、そこまでフランス人の習慣を知らないので、付いているものなのかどうか初めに聞くに越したことはないと思っています。
    ウエイターによっては、別なのは当たり前でしょう、と言う表情をされるときもあります。それもやむを得ないと思っています。

    2.ワインの件は分かりません。
    高いものを売ると、ウエイターの収入が増えるのかどうか、店の方針なのか、日本人をからかっただけなのか、不明です。

    3.おつり
    だいぶ前になるけど、おつりをなかなか出してくれないウエイトレスがいました。
    昼下がりの比較的すいているカフェーでコーヒーを飲んで、帰りがけに勘定を済ませようと、ウエイトレスにきりのいい金額のコインを出したところ、ポケットを探したり、もたもたしてなかなかおつり(値段は忘れたけど、全体の10%ぐらいの金額)を出してくれないので、「おつりは取っておいて」と言って店をあとにしました。

    後日、知り合いのフランス人にこんなことがあったけどと尋ねたら、日本人はすぐチップを出すので、いつまでももたついて、「おつりは取っておいて」というのを待っていたんだよ。カフェーでは、チップは出さなくていいのに、日本人だったから、かせがれたね。と言われました。
    勘定書をカウンターに持って行って払えば、きちんとおつりをくれるよ、と教わりました。でも、これって、面倒ですよね。

    ところでどんなウエイトレスだった、と聞かれたので、黒髪のスペイン人みたいな顔つきだった、と言うと、そのフランス人は、出稼ぎだろうと言いながら、やっぱりな~、と言う表情でしたが、フランス人は、出稼ぎ労働者を下に見ているのかとも思いました。

    でも、ノワール(アラブ系でないアフリカ系)のウエイトレスは、丁寧で、礼儀をわきまえている人が多いように感じます。日本人である私に対して、ぞんざいな態度で接された経験はありません。
    接客で問題があると、ノワールは次に職場を見つけるのが難しいからかもしれないと思います。

    (以上は、私の感じた断片的なことで、総論と言うスタンスのものではないことを付け加えと起きます。)

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    Re^2: シャンゼリゼのカフェにご注意

    ご教示ありがとうございました。
    付いているかどうかの確認をしたほうがよいというのは全くごもっともです。今回のウエイターの場合、料理の付け合わせ(garniture、たとえばステーキに付いている野菜)のごとく言ってきたのが巧妙でした。別勘定の場合、おっしゃるとおり「これは要らないか」と聞いてくるのが普通です。
    ところで、「出稼ぎ」の件も全く同感で、実はそのウエイターは、フランス語のなまりや外見から南欧の出身のようでした、確実でもないのにこんなことを言ってはいけないのかもしれませんが。アフリカ系の方々は、丁寧で礼儀をわきまえている人が多いというのもそのとおりと思います。