レポート

成田第一ターミナル新南ウイング

公開日 : 2006年06月25日
最終更新 :

今日帰国しました。
成田の新南ウイングを利用した感想ですが、やはり日本はまともなターミナルは造れないと実感しました。

サテライトの形状が考慮されていない為に、第四サテライト到着時にわざわざ「く」の字に移動しないと入国審査場へ行けません。
出発時は地下通路があるみたいですが、到着時は利用出来ないので遠回りするしかありません。

利用者不在の計画です。
距離的にはシンガポール・チャンギの一番遠いゲート比べればそんなに違いは無いと思いますが、チャンギと成田では大きさが違いますし、成田はそのサテライトの配置による遠回りなので同一視出来ません。


免税店はUAのRCCへ行く途中の店を歩きながら見ただけですが、外光が取り入れていないので、シンガポールや香港のような開放感がまったくありません。

来月はシンガポールに寄りますが、チャンギを利用する度に日本にもチャンギのような空港が何故出来ないのかと不思議です。
チャンギのターミナル1&2は日本の竹○工務店ですし、現在建設中のターミナル3は同じく清○建設が建築中なのに。
チャンギはターミナル3建設着手前に広くアイデアを一般公募していましたね。
でも、チャンギって何時完成するのだろう?
ターミナル4に第3&4滑走路は。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 06/06/26 05:44

    Re: 成田第一ターミナル新南ウイング

    私は関係者ではありませんが、一般論で言えばある程度今の日本の体制では仕方が無い点も多いと思います。

    成田闘争の何十年もの末良くここまで来たと感心するくらいに思っています。
    未だ色々不満は多いですが、日本が戦前の全体主義から民意を大事にする国になったためだと思っています。
     
    私は地元で9割が反対していた区画整理反対運動の中で30年間促進運動の先頭に立ち、漸く駅前の整備が進んできました。
    最初は随分うらまれました。それが出来たのも自分の為だけでもなく、そうかといって人の為だけでも続かないです。

    その為私は信念を持っていましたから続きましたが家族には随分精神的なものも含めて負担をかけました。
    今私が何のストレスも無くなり海外へ行かれるのは、自分だけの力ではないです。
    今も時々非難されながら無料場所提供をやっていますが、これなどは私の年齢に応じた物で前に比べれば些細なものです。
    これで私も若さを戴いている私のメリットもあります。損得では有りません。損得は金銭的だけでなく精神的な損得もあります。

    又役所の中に仕事とは言え極わずかに熱心な人がいましたので、私たち民間人の運動に協力してくれた人には感謝しています。
    もう2度と同じボランテイア運動は出来ません。若かったから頑張れました。

    わたしの実感では自分の土地の損得だけで反対したり右に習えで反対した人が殆どですが、
    新幹線反対陳情に新幹線に乗って来たり、マンションの住民が隣に出来るマンションに反対したりするのを見ると成田は大変だと思います。
    昔成田反対だった人の中には成田空港を便利に使っている人も多いのではと皮肉りたくなる世の中です。

    今は私も皆に感謝されるようになりましたが、成田のような国の事業や沖縄基地に移転のように
    あちら立てればこちら立たずで難しい面があるのだと思います。

    これが戦前の日本のような体制でしたら隣の中国のように目的(北京オリンピックなど)があれば強制的に出来たかもしれませんが、民主主義はじれったい物だと思います。

    今私たちが楽しみで観光している遺跡なども当時の独裁者たちが作ったものも多いです。
    それが何百年もたった今国に貢献しているのも否定できない事実です。

    日本の技術が日本で最初に実用化せず外国で先に実施されている例も多くあると思います。
    出来ない技術が無いのではなく、出来にくい体制と私は解釈しています。
    こんな所でODAがなどと意外にに思う事も多いです。
    その為日本では土地の買収費などがどうしても余計になるので、
    最も最近は必要ないと思われる場所に空港を作る例も無い事とは無いですが、言われる前に言って置きます。

    以上自分の体験的なことを含めた実感です。的外れがありましたらご容赦ください。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    06/06/26 18:13

    勘違いしていませんか

    成田の新南ウイングは旧南ウイングの改修と旧サテライトを全目的に造り直したものです。
    成田空港の土地収用の歴史とまったく関係ありません。


    成田空港は土地収用に絡んだ問題を左翼過激派が利用したのが原因です。
    他の再開発とは違います。


    ちなみに現在ミュンヒェン空港も成田とほぼ同時期に計画がスタートしています。
    着工が遅れたのは住民の反対からです。
    全住民の同意を取り付けてから着工したからです。
    MUCの形を見るとSINにそっくりなのが分かるとと思います。
    MUCはSINから設計図を購入したそうです。
    KIXも建設中にスタッフが何度もSINを訪れていたそうですが、出来上がったのが今のKIXです。
    何のためにシンガポールまで出張していたのかです。
    そのSINの基本モデルはAMSです。