ある物乞いの女性。(インド・ティルチラパッリ) ある物乞いの女性が、記憶に残っています。 当時の日記に書いた文章を、そのまま載せます。 表現が悪く、気分を害するかもしれません。 ティルチラパッリのバススタンドで、マドゥライ行きのバスを確認した後の事です。 「足に何かが、当たった。 ふと見ると、小人の女性だ。 顔は中年だが、手足はほとんどない。 2ルピーのバクシーシ。 彼女は、残った短い手で、小さい袋を取り出した。 2ルピーのコインを袋に入れると、大事そうに袋を閉じた。 そして、オレに向かって手を合わせた。」