適応外処方の指針は2月時点でできています 展望について昨日書こうと思ってましたが、首相会見で公にされたので知見を広げる意味で。 抗ウイルス薬ロピナビル・リトナビル(カレトラ配合錠)、ファビピラビル(アビガン)の適応外処方の指針は2月時点でできています。 日本感染症学会がオープンにしています。 COVID-19 に対する抗ウイルス薬による治療の考え方 第 1 版 (2020 年 2 月 26 日) http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_antiviral_drug_200227.pdf 現在日本では COVID-19 に適応を有する薬剤は存在しない。 よって行う事のできる治療は、国内で既に薬事承認されている薬剤を適応外使用することである。 使用にあたっては各施設の薬剤適応外使用に関する指針に則り、必要な手続きを行う事とする。 つまり院内倫理委員会だけで治療が開始できる状況ですが、首相の明言で一気に間口が広がります。