海外旅行者は国賊のような輿論形成

が背景にあります。これには、政府が、「帰国者・接触者相談窓口」なるものを設置し、今でも使い続けていること、感染者報道も、「海外への渡航歴はありません」とか、企業などが、“海外渡航自粛要請”や”海外渡航歴調査“をし、この掲示板では必ずしも多数派にはなっていないものの“非国民、国賊”扱いする国民の影響によるものでしょう。

しかし、心ある、またはまっとうな専門家などが主張している通り、そうでなくても少し冷静になって現状を把握すれば、今の日本は海外からの客（訪日、帰国を問わず）が拡めている時期はとうの昔に過ぎていて、内部で無関係（発端は当然関係者だあったが、今は、民族のルーツとかが追えない程度に定着）の人が次々と感染・発症しているのです。日本では、家族に発症者が出ない限り、PCRまで行かないため、実際の感染者は今の10倍はいることは確実で、無症状の人も恐らくその大多数でしょう。このような人が感染力があるか否かは現在不明ですが、咳をしない限り、空気中にウイルス粒子を撒き散らすことは理論上あり得ず、あるとすれば、その人が舐めた手からの接触感染です。

この点で、一昨日、政府（またも周囲に相談もなく一部の取り巻きのだけの意見を取り入れた独断だったらしく）が突如決めた、中国・韓国からの入国禁止です。日本より格段の効率でPCRをしている結果の感染者拡大の国と発生源でまだ止まっていない国とを一緒にするのは暴挙だし、一月中旬前にしてたのならまだわかります（しなかったのが今の状況を作っている）が、今更手遅れ。ほとんど意味がありません。むしろ、企業活動に弊害が出るだけでしょう。さらに、明日は我が身で、日本を封鎖したい国は山ほどいるのです。自分に返ってくる訳です。何故今かは、最近の国会答弁でも自ら言ってしまったように、”政治的意図“があるのです。ようは、”やっています感“。今一番大切なのは、重症者を出さない、早期発見と治療、急激な感染拡大による医療崩壊を阻止することなのです。国民が落ち着きを持っていなれば、医療機関に殺到し、買い溜め、買い占めが横行します。

日本が封鎖されれば、少なくとも飛行機代は戻ります。そうならないために実は国民でできることは感染防止と万が一感染した場合の感染拡大阻止くらいですが、国のしていることもその程度なのです。自助努力に丸投げ・・・。

気にせず行けとまでは言いませんが、萎縮して何もしない、社会に閉塞感が蔓延するだけです。日本の悪いところのことなかれ主義、周囲を違う行動をとることに罪悪感を感じさせられる風潮。これが圧力になっているのです。米国に限らず、無知故に日頃は口には出せない言葉や態度を表に出す人は必ず存在する、特に米国では大将がそのような人なので、右に倣う人が増えています。それは覚悟の上で、大多数は良心的なのが米国国民だと思います。それを信じて行くというのは如何かな？

再度言いますが、クルーズ船に騒いでいた時点で、今のことをきちんと国が予測しておくべきでした。それが今の政府には無理と分かっていたら、マスコミがすべきだったのです。これらの責任を棚に上げて、一億総懺悔、欲しがりません勝つまではの雰囲気が醸し出されていることに危機感すら感じます。