ストラスブールへのご招待

初ドイツ外旅行おめでとうございます。反面、少し残念な気もします。

この掲示板で自称他称を問わずドイツ通とされてる方でも同じドイツ語圏のオーストリアやスイスへ行かれる方は多く(というか一般的)で、なかにはオランダやフランス、スロベニアにも行ったと公言されている方多し。

掲示板唯一というかフタケタの海外旅行をして目的地がドイツだけという方はあなた以外にそうはいないかと。

以前、戦前の旧ドイツ領やドイツ移民が造った町(青島やルーマニアのブラショフ、シギショアラ)などを薦めていながら何ですが。

ザルツブルクはジャーマンレイルパスやバイエルンカードで行けるだけで、歴史上もオーストリア領ですが、ストラスブルクは何度もドイツの街シュトラスブルクとなった街なので、ドイツ以外の最初の外国の町としてはふさわしいでしょう。

ジャーマンレイルパスでしたら、先日も話題になったケールからの別払い切符の購入。

早割りなどでしたら、フランクからでしたら、ICEでオッフェンベルク、乗換えてRBでストラスブールとなります。
ハイデルベルクからはマンハイムに出て、ICEでオッフェンベルクでしょうか。

TGV利用だとカールスルーエから1本ですが、ICEでオッフェンブルク+RBのほうが予約不要でいいかもです。

シェンゲン協定により、EUの大半が出入国審査は省略(廃止)されましたが、旅券は携帯ください。
これは他のオーストリアやスイス、チェコ、デンマーク、ベネルクスなどドイツ隣接国に行く場合も同じです。基本的には日本の都道府県間の出入りとそう変わりません。言葉が(数カ国は通貨も)変わるだけです。

入国時の検査はありません。その意味ではドイツの他の街に日帰りするのと変わりません。

町並は第2次大戦以前のドイツの街そのままですが、市民が話しているのはフランス語が主流です。こちらがドイツ語を話すとドイツ語が返ってきますが。

これは大阪弁で話している大阪市民に標準語で話かけると標準語で返ってくるのと同じです。

チェコのズテーテン地方(西南部)にいたドイツ人はドイツに移されたようですが、ここでは国籍がドイツからフランスに変わっただけで、そのまま住んでいる、旧ドイツ人も多いと思います。

この辺は詳しくは知りません。

1648年ウエストファリア(ヴェストファーレン)条約でフランク領となり、普仏戦争でフランスか敗れたあと1871年から48年間はドイツ領のシュトラスブルクとなりました。

第1次大戦でドイツが敗戦国となると再びフランス領ストラスブールに。第2次大戦直前にナチス・ドイツが占領。

シュトラスブルクと名を変え、5年間ドイツ領に。そして第2次大戦でドイツが敗戦すると三度フランス領ストラスブールとなったしだいです。

よって1860年代のフランス時代の若者、少年はフランス人からドイツ人になり、また老人となったときにはフランス人と2度も変わった人も。

これでは必然的というか自然にバイリンガルになりますよね。

私はその国では可能な限りその国の言葉を使う主義なので、英語は使わず、仏語で、通じなければ独語という感じでしたので、独語はよく通じましたが、英語通用度はよくわかりません。

ただ、ドイツほどではなくても、よく通じると思います。ケールと一体化してEUの中心都市的存在ですから。ブリュッセルと2つのEUの中心がある感じです。



  • いいね! 0
  • コメント 2件

2件のコメント

  • ストラスプールは興味深い

    フランスとの領土問題で少なくも過去には翻弄された街のひとつのようですね。
    アルザス地域圏というのも私にとって名前だけの存在でしたが、料理も異なりる様でそれも楽しみです。
    一昨日書店でぶらっと本を眺めていたところ
    『住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち』という書籍の内容に
    第1章 日本の尖閣諸島、ドイツのアルザス地方 という項がありました。
    なるほどと。

    まだ「渡仏」は検討段階ですが、先日のGRPのストラスブールまでの適用不可についても自分で確かめて来れればよいと思っております。


    >反面、少し残念な気もします。
    とは、ドイツ以外に訪れるということがでしょうか。
    そのような意味でしたら、私も自身も、ドイツ旅行中にドイツを離れることに奇妙な気持ちがあります。
    良かれ事なのかどうか自問しています。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    行き先を戦前はドイツだった所まで拡大してもいいのでは?

    2桁の海外旅行をしていて、ドイツだけしか行ってないという方は珍しく、極めて希少価値があるのは事実ですが、もし第2次大戦前に生まれていて、ドイツに旅行していたら、ドイツを旅したことになる街は入れてもいいのでは?
    拡大解釈ということで。

    ストラスブールや、ポーランドのポズナン、シュチェチン、ヴロツワフ、グダンスク(ダンチヒ)などです。
    上記西ポーランドの街々の中央広場一帯はドイツ領時代のままに再建されているので、ドイツの街を歩いているようです。
    これらはいずれもドイツからちょっと足を延ばすだけで行けるので、行きやすいかと。

    ルーマニアのブラショフやシギショアラはドイツ移民が建設した街で、いつか行かれるといいかと。

    中国の青島は第1次大戦までのドイツ領ですが、今でも教会はじめ数百棟のドイツ風洋館が丘陵に立ち並びの、ドイツ時代からの青島ビールもおいしいので、いつかぜひ。日本から1泊2日可です。

  •  訂正 ストラスブルクは何度もドイツの街シュトラスブルク→ストラスブールは何度も・・・

    本文なし

    • いいね! 0
    • コメント 0件