1日くらい、列車移動で丸1日かかっても、どおってことはない 日本からの短期での欧州周遊ツアーが面白くないのは時間短縮と効率本位で全部空路移動だから。 バスツアーなら地を這うのでましだが。 空路では宝の山をまたいで行くようなもので、もったいないことはなはだしい。日本から往復のみ空路で現地では列車で(ない所のみバス)周遊が正解です。欧州通の大半はそうされています。 特にコートダジュール、イタリアンリビエラにかけての列車車窓展望は文句なしのヨーロッパ一ですので、すべての方にせめて、マルセーユ~ジェノヴァ間だけでも乗って欲しいです。 できれば、そこからミラノでなく、チンクエテッレ、ピサを経て、フィレンツェを通る内陸経由でなく地中海経由ローマです。つまり、マルセーユ~ローマ間となり、これを1日でが、一番のおすすめです。1日中、右手は紺碧の地中海の絶景で飽きません。もちろん、時間があれば、途中で1、2泊が理想ですが。 私が疲労度のきわみとしてよく例に出す、日本から欧州までの片道12時間前後のフライトに比べれば、1日中列車の旅はそれの3分の1程度です。前の晩、ちゃんと睡眠を取ってるのですから、夜行バス状態と変わらぬ機内との疲労度は比較にもなりませんが。 よって、欧州周遊の旅での疲労度は5がピークとして、初日と最終日が5、旅行中は1~2程度で、1日中列車移動でも2でしょう。 座りっぱなしが一番疲れるし、エコ症候群の怖れもあるので、乗換えが多いほど、その都度、軽く歩けてかえって楽なんですよ。 よって、乗換えの回数が多いから大変というのは大変な勘違いです。 実際にしたことがなく、大変じゃないかなと想像だけの、机上の空論でしょう。 別の乗り鉄でも鉄ちゃんでもないですが、バルセロナからストックホルムまで3日かけて列車で移動したことがあります。初日はジュネーブ、2日目はコペンで宿泊と、夜行は避けました。 その結果疲労など皆無でした。 その体験からも、1日くらい、列車に乗り通しでも、どおってことないですよ。