ウォシュレットが普及しない幾つかのわけ

ロワゾーの客室にはありました。でも、確かレストランのトイレにはなかったような気がします。パリの某和食レストランやどこか忘れましたが、地方のホテルでも使ったような記憶があります。

最近赴任してくる人たちは日本流のお手洗いがお好みのようで、自宅に設置している人も増えています。

(私は逆に、日本に一時帰国したとき会社のトイレの便座が生暖かかったのには気持ち悪い思いをしましたが・・・)

このように皆無と言うわけではないのですが、まずは付加価値を感じないんでしょうね。

トイレはトイレの機能を果たせばいい、余計なアクセサリー(温水が出たり、温風乾燥したり)というのは、あくまで「おまけ」なので、それには対価を払わない、そうするとメーカー側は利益が出ない、という悪循環に陥るマーケットです。

簡単だけど一寸値段が高いオートマ車が普及しないのもそのためでしょう。


もう一つは、日本と違い使用する水が硬水なので、メンテが大変。
最近はメンテ不要の機種もあるそうですが。

洗濯機や食器洗い機なども日本では考えられない苦労があります。


それから、便座は盗まれる。壊される。

15年前に友人が住んでいた寮では、マイ便座が当たり前。今でも便座のないトイレを見るのは普通のこと。何でかと思ったら、「盗まれる」という説明を受けたことがあります。

それに、ウォシュレットだったっりしたら、いらちのフランス人が使い方が分からずに叩き壊すことだってあるだろうし。

便座すらないのに、ウォシュレット、つけない。


最後に「清潔」に対する考え方の違い。

もともと150年前のパリなんて不潔で不潔で。15年前に初めて足を踏み入れたときなど、卒倒しそうでした。いつも清潔好きのクラスメートのカナダ人と如何にフランスは不潔かと盛り上っていました。

でも、語学学校の教師であるフランス人にそれを話すと、「それで死んだ人はいないでしょ?」って。おいおい。

夏場のエレベータ、臭いに過敏な私には、今でも地獄です。

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2件のコメント

  • Re: マイ便座

    便座の話しで思い出しました。

    ①ローテンブルグで、便座のない公衆便所を見ました、●んちも直に座ってしてきました。
    でもこの便座は設計上当初からそのように設計されたようです。

    ②モスクワ空港で、①同様ですが、便座のない公衆便所が・・・。
    これは壊されたことが分かりました。

    ③ネパールの立派な親子センター(母と子ども専用の保健所?)のトイレで、便座が壊れていたのを・・・。洋式トイレがあっても壊れていたのでは。

    ・・・日本の便器は世界一です。

    何とかの便座という椎名誠の本がありましたね。

    旅クマお姉チャマ・・・便器民俗学会拭く会長(日本放送某番組の某落語家様パクってすみません)のさすけねえでした。

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    06/02/11 23:06

    外国の便器

    便座のないトイレ、、あんなモン盗んでどうするのでしょう?
    たまに便座付きに安心して腰をかけたら、足が浮くことがあります。
    男性でも爪先立ちでやっと届く場合もあるそうで、、。
    しっかり地に足付けて用が足せる様になったら、向こうでは
    一人前なのでしょうか?

    プロジェクトXでは確か、開発者のお父上が長年の痔でトイレで
    苦しまれていたとか、、。痔主の方達には福音ですね。
    (ヨーロッパでも病院のトイレには設置されて
    いないのでしょうか?)

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  • 06/02/11 22:06

    ロワゾーの客室

    これは、ソーリューにある「ラ、コートドール」のことですか?

    96年に私の泊まった、スタンダードの客室には、ありませんでした。
    それとも、日本人の客が年々増えて、そんな要望で装着したのでしょうかね。

    あのとき、
    夕食前のロビーに、ロワゾーさんが現われ、偶然私の妻と撮った写真が、
    いまは亡きロワゾーさんとの、記念すべき旅の写真になってます。


    ーーーーーそんな、干渉にふけっている場合じゃ、無かった。
    「トイレに行ったら毎回行う、オシリのシャワー。良いですよ!」
    と、トベロラカシさんに、フランスで広めてもらいたいのです。

    我家では、まだまだフランスに、行く予定なので、気持ちの良い旅を、
    と、願っています。

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