12月31日「リュステムパシャ・ジャミィ」 朝のエミノニュに僕はいる。 イェニ・ジャミィを見学後、アンカラ駅で昨夜ビールのあてに購入した炒り豆をジャミィ前の鳩にバラまきつつ、なぜかボーッと物思いにふけっていました。 ここイスタンブールが今回の旅の最大の目的地であり、終着点でもある。 全力疾走でトルコ旅行してきましたが、最後にに気が抜けてしまったのか。 そんな僕のまったりタイムをかき消してくれたのは腹の虫。 朝食を食べねば・・・ すぐ近くのスパイスバザールへ行ってみる。 しかしその名の通りスパイスのいい香りはそこら中から漂ってくるものの、 朝食になりそうなものは売っていない。 ここは観光地らしく恒例の声掛け(買って買って攻撃)がちょくちょくありますが、値段は以外や以外、良心的に思います。 一つ3リラのトルコ帽をお土産に3つ購入。 スパイスの匂い吸ってたら、カレーが食べたくなってきた。余計にお腹がすいてきた。しかしトルコ料理ってスパイスを使う料理なのか? そんな料理、食べた記憶がないですが。 バザールの建物の南出入り口から外に出ると、こちらも露店がビッシリ。 服飾関係やチャイセット、ナザールボンジュウ等、売り物も様々。 巨大なトルコ白チーズを切り分けて売っているお店も。(うまそうですねぇ) 露店の並ぶ狭い路地をひたすら進むと、観光の目的地の一つ、リュステムパシャ・ジャミィに着いてしまう。ちょうどスープ朝食を食べれそうな店も入り口の前に。 さて観光が先か、朝食が先か・・・ ここで観光を選ぶ。 ジャミィは礼拝中でなければ見学は自由。もし僕が「オレはモスリムだ」だと言い張れば礼拝中でも入れるのだろうか。 まず入って内部の青さに驚く。 青の原因であるタイルをマジマジと見てみるといくつかの種類の花柄タイルもありますが、基本は鮮やかな青を基調としたモザイクタイル。 この青が特徴のイズニックタイル、現在では技術も失われ、再現は不可能らしい。現代技術を持ってしても同じ物は作れない、という所が凄い。 その貴重なタイルが鍾乳石飾りの見事なミフラーブをもビッシリと覆っている。小さいながらも見応え充分のジャミィです。 外に出て地元の人に混じってスープとパンの朝食。 今回の旅行中に朝食で出されたスープは、全部同じ酸味のある雑穀スープでした。おいしいけど、今度トルコに来たら別のスープも是非飲んでみよう。