12月28日「ギュゼルユルトへの道」 深夜4時半、あまりの寒さに目が覚める。 安宿はだいたいこんなものらしいですがエアコンとまではいかずとも、何故にオイルヒーターくらい入れないのか? カッパドキアの不思議の一つです。 まだ日も昇っていないので2度寝しようとしましたが、寒くて寝られん。 ありったけの服や靴下を重ね着してモコモコになりながら布団にもぐりこむ。 真冬のカッパドキアには寝袋等の防寒対策が必要かも。 朝7時。 ペンションをチェックアウトし、ギョレメ村の散策をしてみました。 ハッサンとの約束の時間は8時半、まだ時間があったので。 バスのチケットを手配したネヴシェヒル・セヤハットのオフィスに頼んで バックパックを預かってもらい観光スタート。 乾いた河床はその名の通り、本当に水がない。 雪解けの季節には雪解け水が流れるのかも? ギョレメ村の多くの店は、早朝で店は閉まっているのにオープンの張り紙がしてある手抜き。 教科書読んでるフリして寝てる学生みたいなマネしおって・・・ ローマ・カレシ付近のメルケズ・ジャミィを見た後、村外れのエル・ナザール教会を見に行く。 地図を見たところ、近いように見えましたが歩いてみると本当にキツイ・・・ 雪の積もる坂道を登らなくてはならず、20分くらいかかってやっと到着。 カッパドキア名物、タケノコみたいな奇岩をくりぬいて造られた教会ですが 時間が早すぎた為か、入り口は閉ざされていました。 本当は、今日はギョレメ野外博物館を見た後、博物館周辺のこういった教会を色々見て周る予定でした。 ギュゼルユルト行きを今日に持ってきた為、今日は野外博物館だけ見て終わりそうです。 ウフララツアーはそれなりに楽しめましたが、少々悔いが残ります ふと時計を見ると、そろそろ約束の時間だったので、待ち合わせ場所の オトガルに歩いて戻る。 今回、なぜこんなにギュゼルユルトにこだわったのか。 ギュゼルユルトには岩窟教会あり、風光明媚な渓谷と景観保護区になっている村あり、地下都市まであります。 カッパドキア1日ツアーに参加せずとも、この村1ヶ所周るだけで おいしいとこ全て一度に見る事が出来ます。 このトルコ旅行計画において、もっと強行日程に組んでました。 旅行中に断念しましたが、元々サフランボルやエディルネも詰めこんでいましたので、カッパドキアでの僕の目的を達成する為には、どうしてもこの村に行く事が重要でした。 8時半きっかりにハッサンと再会。 話をよく聞くと、彼が連れていってくれるのではなく、自分の父親が連れていってくれる、とのこと。 トルコ10日間周遊ツアーのバスドライバーだったそうで、日本人やアメリカ人など、多くの国のツアー客を乗せてトルコ中を走っていたとのこと。 今は引退して農業をしているそうですが、ナイスな(運転のうまい)ドライバーだと教えてくれました。 ハッサンのおやじさん。英語が出来ない、というのが気にかかりましたが。 朝9時ちょっと過ぎまで彼の父親の到着を待ち、出発。 途中のギョレメ・パノラマまでハッサンも同乗。 彼はギョレメ・パノラマの土産物屋経営、今日もこれから仕事らしい。 ハッサンの父親、アフメットさんは安全運転を心がけているのか、それとも巡行速度を守っているのか、どんなに道がすいていようとも時速80キロ以上は一度も出しませんでした。 アフメットさんはトルコのタバコを勧めてくれる。 ちょっと強いめの味ですね。 アフメットさんが英語が出来ないといっても、僕も似たようなもの。 途中、「ここはウチヒサールだよ」とか教えてくれます。 ギュゼルユルトの中央広場(広くないけど)は約1時間半後、10時半に到着。 昼1時には戻る、と告げ、ほとんど意地のみではるばる来たギュゼルユルト村観光に繰り出しました。