○ 2014年6月の邦人犯罪被害事例について(在フランス日本国大使館領事部)
6月中に大使館領事部に届けられた邦人の犯罪被害件数は44件で,今年に入ってからの合計は,6月30日現在,285件となりました。
今月のコメント!
◎レストランやホテルでの置き引き被害が目立ちました。特に,ホテルの朝食会場での置き引き被害が目立ちます。ビュッフェ朝食を取りに行く際,座席に荷物を置きっ放しにしないよう気をつけてください。同行者が座席にいる場合でも,置き引きされる例も報告されていますので,注意してください。
【6月の被害例】
1.サン・ラザール駅前のイタリアンレストラン・マルコポーロで食事中,椅子の上に置いたバッグを置き引きされた(女性旅行者)
2.地下鉄ジョルジュ・サンク駅で切符を買うのに戸惑っていると,買い方を教えてくれた人がいたが,その人に鞄の中から財布を盗まれた(女性旅行者)
3.エッフェル塔近くのセーヌ川クルーズ乗り場のベンチに座ってサンドイッチを食べていた際,一瞬目を離した隙に旅券等を入れたバッグを置き引きされた(男性旅行者)
4.エッフェル塔のイルミネーションを見ている際に,ポケットから財布を盗まれた(男性旅行者)
5.オランジュリー美術館前で10人くらいの子供に取り囲まれ署名を求められた際に,ポケットに入れていた携帯電話を盗まれた(女性旅行者)
6.CDG空港でレンタカーを借りナビの設定をしていたところ,車から液体が漏れていると声を掛けられたので降りて確認している隙に,後部座席に置いていた鞄を置き引きされた(男性旅行者)
7.ノボテル・パリ・エスト近くの路上で,黒人男性に押し倒され,持っていたバッグを強奪された(女性旅行者)
8.サンジェルマン・デ・プレのレストランのテラス席に着席しようとしたときに,持っていたバッグをひったくられた(女性旅行者)
9.メルキュール・パリ・トゥール・エッフェル・グルネルの朝食会場で,体と椅子の間に挟むように置いていた鞄をいつの間にか置き引きされた(女性旅行者)
10.電車の中で知り合ったフランス人男性3名とカフェでお酒を飲んだところ仲良くなり,そのうち1名の家に誘われたのでつい気を許してついて行ったところ,その家に一晩監禁され所持品を奪われた。また,監禁されている間に自宅に侵入され金品を盗まれた(在留邦人男性)