主食 ときどき、ヨーロッパ料理の主食って何?って考えてしまいます。 イタリアはパスタ? ドイツやポーランドはジャガイモ?
パスタの歴史は浅い まず、主食とはなんぞやから始めると、多分、エネルギー源の炭水化物。 現代のイタリアでは、パスタの他に、米、トウモロコシ(ポレンタ)、 何処に分類されるか良くわからないピザ。 何処までをパスタと呼ぶかによって変わりますが、今の主流であるトマトソースを 絡めるようなものは、たかだか400年弱、恐らく300年強の歴史しかないはず。 それまでのものは団子汁とかで、食べられていた地域も限られていたようです。 ピザとなるとさらに歴史は新しい。原型は古いのですが。 一方、パンの歴史は古く、ポンペイの遺跡の中のパン屋は有名なもの。 すでにエジプトから(直接はギリシア?)発酵法が伝わっていたので、 現在のパンと同じはず。 ということで、やはり気候に恵まれ、交通の要所であったイタリアは変化に富んでいる。 ドイツもパンとイモが主流でしょう。決して食物栽培に適さない土地で人々の栄養源と なったイモは優れもの。 先の書き込みで一部間違い。 パエリアの米は、先入れ(リゾットのように必ずスープよりも先)か後入れで 論争?(実際は好みらしい)があるように、米もインディカ米を好むのとジャポニカ米 を好む人がいるようです。もともとはインディカ米だったのでしょうが。 トルコがパンの国で、しかもパンがとても美味しいのは面白い。 トルコライスは天津麺(丼)同様に日本発。 ピラフの語源とされるピラウはもともと脇役。 以前から面白いと思っているのが、何故、日本と朝鮮半島だけが白いご飯として 食べるのか(ご飯が独立している)? 今は他のハイテク製品や電子・映像機器に地位を奪われてしまったのですが、 台湾をはじめとする米喰い文化に住む住民が、こぞって重い炊飯器を買って帰った。 やはり白いご飯を食べる文化が米を美味しく炊ける装置を生み出し育んだので しょう。 ということで、食文化は一朝一夕に変わらないでしょうが、欧米でも米を 食べるようになれば、日本の農業も再生の道が開かれるはず。 赤ワインが健康に良いと信じさせれば、決して美味しいと思わない 人でも喜んで赤ワインを飲むのですから、米が健康に良いと宣伝すれば (少なくとも省エネ、環境維持、雇用確保には適している)、爆発的に 売れるかも知れません。”タバコを吸わず米を喰うビジネスマンでないと 信用されない”とかにすれば・・・・
興味深いですね 詳しい&興味深いお話、ありがとうございました。 変化に富んだイタリア料理って、本当に素晴らしいですよね。 関係ないですが、 赤ワインを続けて飲んでいる人は、やはり赤ワインの美味しさを発見したのだと思います。 と信じたい。。。
マルコポーロが持ち込んだと言う説が・・・ イタリアのパスタは東洋起源でマルコポーロが持ち込んだ中国の饂飩なんだと昔は言われていました。 マルコポーロかどうかは?ですが 長い東洋からの航海中に乾燥したので今の形になったのだとか。そういえば油を使って製麺する素麺は時間を置いたほうがあぶらっけが抜けて風味が増します。 太い饂飩の真ん中を抜いたのがスパゲッティ、外側がマカロニ・・・と子どもの時は言われて信じて?いました。 いずれにしても大航海時代以後の食文化なのは確かなようです。 そういえば 紅茶も中国から船で持ち込む間に緑茶が発酵して紅茶になった・・という説もあります。もっともこれは種類も多少異なるようです。日本でもナガサキ経由で輸出されたお茶は緑茶ではなくて半発酵の今の番茶?風だったとか。 幕末の武器商人グラバーさんの主要品目の一つがこのお茶だったとか。
Re: 主食 ドイツですが、主食は「肉」です。 ジャガイモは食べますし、麺類(特に南ドイツのシュペーツレ)、米、もちろんパンも食べますが、あくまで付け合わせ。「主」は肉(たまに魚)です。 ただ朝食や夕食ではパンにハム、ソーセージ類、チーズなどを載せて食べます。 聞きかじりですがイタリアのパスタは確かスープと同格ではなかったですか?
主食と主菜との違いでしょう 主食:飯・パン・麺類など、日常の食事の中心となる食物 主菜:主食以外で、食事の最も中心的な位置を占める料理。魚・肉・卵などを主材料とする。 メイン‐ディッシュ。対語、副菜。 出典:広辞苑第六版。 栄養学的にもカロリーの源は炭水化物ですので、タンパク質(脂質も)主食には ならないと思います。勿論、雑食生物としてのヒトとしてですが。