Re^2: 70代の両親と行って来ました 3

3日目。
ローマのホテルに朝8時に世界遺産バスツアーのバスが迎えにきました。
http://www.kwas.co.jp/sightseeing.html#europe

8人乗りのミニバスで、しかも乗客は我々4人だけの貸し切り状態。
日本人のガイドさんが親切で、両親の素朴な疑問に何でも丁寧に答えてくれて、大感謝。

車中では、高速道路のことやイタリア人の運転上手、電気事情、気候のこと、食事のこと、老人の健康についてなど、本当に何でも話してくれました。お陰で私はちょっとのんびり。
ところが、次女がドライバーの荒い運転に酔ってしまい、ちょっと元気がありません。

1つ目のオルヴィエートで素晴らしいドゥオーモ(大聖堂)を鑑賞し、白ワインを購入、2つ目のモンテプルチャーノではキャンティ(ワイナリー)で昼食。生ハムとチーズがすっごくおいしかった。ここでは特産の赤ワインを購入。

3つ目のアレッツォでは映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の撮影場所を歩きましたが、とにかく風が冷たくて立っていられないほど。予約していたサン・フランチェスコ教会の「聖十字架の伝説」を鑑賞した後はお店に入って小物を買い、あとはバールで温かいお茶を飲んでバスに乗りました。

フィレンツェには予定より早く到着。いいお天気だったので、ミケランジェロ広場に寄り道してくれて、しばし撮影タイム。翌日タクシーで来るつもりだったので、とても助かりましたが、ここでもすごい風でした。

バスはその後ホテルまで送ってくれました。ホテルは「レレ・カヴァルカンティ」。小さな隠れ家的な貸し部屋で、建物の入り口に看板がありません。素敵なキッチンルームがあり、いつでも好きな時に食事をしたりお茶を飲んだりできます。我々の部屋はこのキッチンルームと隣あわせだったので、便利に使いました。部屋は広くてきれい。お風呂もぴかぴかでした。そして良かったのは立地の良さ。有名な観光地がすべて徒歩圏内なので、途中でトイレに帰れるくらい便利でした。

夕食は、駅そばのスーパーで買ってきたサラダやハムと、持って行ったパックご飯を温めて、キッチンルームで久しぶりに「ご飯」を食べました。(続く)

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  • Re^3: 70代の両親と行って来ました 4

    4日目。
    朝ヴェネツィアに留学中の長女から電話。「今朝ヴェネツィアでは雪が降ったよ。絶対にコートを買ってあげたほうがいいから。○○に行けばおじいちゃんたちに合うコートがあるはずだから、行ってみて」とのこと。そこで9:00に予約していたウフィッツィ美術館(ここはホテルから徒歩2分)が終わってから、共和国広場のリナシェンテに行きました。

    ありました。ダウンの入った暖かそうなコート。でも細身なので母は前を閉められない。幅を合わせると袖や丈が長すぎる。ということで、私のコートを母に着せて、私が1枚買いました。父親にもちょうどいいコートがあったので、無事に購入。どちらも半額でした~!同時にTax Refundの書類も作ってもらいました。
    そして市場で暖かそうな帽子も買ってあげました。これでもう安心!

    ヴェッキオ橋を歩き、写真を撮影したりお店を覗いたり。でもあまり買う気はなさそう。
    そこで昼食に。イタリア人で一杯の、セルフサービスレストランで好きな料理を指差して注文。結構おいしかったです。

    さて料理の注文なんですが、ここのお店のように料理の実物を見ても、メニューを読んであげても、イタリアンレストランに慣れてない両親にはどんな料理なのかさっぱり分からない。それで私が適当に頼んであげることになるのですが、料理の味より文句を言っていたのがナイフとフォーク。箸も持っていったのですが、お店で食べる時は周りを気にして無理してナイフを使おうとする父親。でも思うように使えないようで、自分にいらついていました。まあ段々慣れて上手になってきたんですけどね。

    コートがあっても風がすごく冷たくて、太陽の光にチラチラ雪の粒が舞っている寒さだったので、早々にホテルに戻り、休憩しました。父親は毎日必ず夕方にベッドで一眠りしていました。

    夕食は、シニョーリア広場近くの中華料理屋に行くことに決定。さっき帰ってくるときに下見しておいたお店に電話をしてから出向きました。う~ん。もう一度食べたいとは思わないけど、あの時はおいしく感じたなあ。両親もおいしそうにラーメンやチャーハンをお箸で食べていました。父親は紹興酒を熱燗で飲んでいましたよ。

    さて、次女の話が出てきませんが、彼女はすばらしいアシスタントぶりを発揮しました。さすが看護師志望、どんな時にも冷静に優しく、両親をサポートしていました。
    しかも結構本人も楽しんでいました。連れてきて良かった、と思いました。(続く)

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    Re^4: 70代の両親と行って来ました 5

    5日目。
    ホテルを9時ごろチェックアウトし、タクシーを呼んでもらって駅まで移動。
    駅の荷物預かりにキャリーケースを預けて、中央市場まで徒歩10分。
    フィレンツェで1番大きな市場で、野菜や肉、オリーブオイルなどの加工品から、衣料や服飾雑貨までお土産になりそうな物が一杯あるので、ここでいろいろ買い込むことにしました。
    一周してみてから長女に電話して、ヴェネツィアでも買える物と、ここで買ったほうがいいものを教えてもらい、いざ買い物へ。
    ここで生ハム、オリーブオイル、バルサミコ酢、パルミジャーノチーズ、ポルチーニ茸などをまとめ買い。

    昼食は、市場近くの「トラットリア・マリオ」で。地元の人でごったがえす人気店なだけあって、12:10に入店しましたが既にテーブルは一つしか空いていませんでした。あらかじめ予習したとおりに注文しましたが、トスカーナ地方の名物、ビステッカ・フィオレンティーナ(骨付き牛のステーキ、巨大!)と赤ワインも頼みましたよ。大きな肉の塊を4人で分け合って食べましたが、残念ながら完食できませんでした。でもおいしかったです!

    ゆっくり駅に戻って荷物を受け取り、いよいよユーロスターでヴェネツィアに向います。ヴェネツィアの駅では長女が待っていてくれるはず。ユーロスターでの旅を両親は楽しんでくれたと思います。

    2時間半の旅の末、列車は本土とヴェネツィアの島を結ぶ橋を渡り、ついにヴェネツィアに到着。ホームを歩く長女と車内でばっちり目が合って、あっという間に再会できました。
    「おばあちゃん、よく来たね~」母と長女は、ひしと抱き合ってました!

    まだ外が明るいうちにホテルに入ろうということで、水上バスに乗ってグランドカナルをのんびり見物。百聞は一見にしかず。実際に見てヴェネツィアというところを理解した両親でした。

    ホテルはサンマルコ広場からちょっと奥に入ったまたまた隠れ家的な宿「ロカンダ・オルセオロ」。ここも看板はありません。部屋が3階でエレベーターがなかったのがちょっとおしいけど、それ以外はとても素敵な宿でした。両親の部屋からは小運河が見下ろせて、時々ゴンドラが通ります。静かでやさしい空気のホテルでした。

    長女も一緒にチェックインしたので、ホテルのスタッフは長女にイタリア語で部屋のファシリティーの説明を。娘のイタリア語はかなり上達していて、普通に会話できていました。(多分)

    休憩のあと、夕食に出発。学校の勉強で忙しく、全然下見できなかったと言っていましたが、入ったお店はなかなかいい感じでした。イカ墨スパゲティや魚のフライもたっぷり食べました。

    そしてホテルに帰って就寝。
    寒いけど湿度があるので、今までの街よりずっと過ごしやすかったです。(続く)