14/08/03 14:41

1)ルーブル・ランス見学(Louvre Lens)

ルーブル美術館の別館が、北フランスの都市リールの近くのランス(Lens)という町に出来て、盛況らしいので、リールにいた日に電車で出かけた。電車の所要時間は40分程度。
Lensには、パリからのTGVも停まるようだった。

駅前からは無料シャトルバスがあるが、電車から降りたらちょうど出た後で、帰りの電車の時間が限られるので、ちょうど駅に客を乗せて来たタクシーに乗った。美術館に着くと、ドライバーはバス停の時刻表を指さして「帰りはあそこから無料バスがありますから」と、タクシーに乗った私たちをちょっと気の毒がるような感じだった。料金7ユーロ。

美術館の入り口で入場券を買おうとすると、「今日は無料です」というので、ちょっとラッキーと思ったが、その後の説明で、美術館は次のイベントの展示のために準備中で、片翼は閉止中、半分を無料で見せてくれる期間だった。
展示は、紀元前何千年のものから順に近代まで、100点程度を展示している。
ドラクロアの「民衆を率いる自由の女神」の油絵がここに来ていると何かで読んだが、見当たらない。係員に聞くと、あれはすでにパリに帰ったという。久しぶりに見ようと思ったが残念であった。(昔のフランスフラン時代に、100フラン紙幣にこの絵が使われていて、よかったんだけどね。)

建物は日本人グループの設計ということだ。ガラスを多用して、人工照明が最少で天井からの自然光のような感じで作品が見られるのがいい。

展示される作品の数はパリのルーブルのごく一部だし、特別展と言ってもパリのルーブルから持ってくるわけで、この地方の人が手軽にルーブルの所蔵品を見られるというメリットはありそうだった。
旅行者がパリからわざわざここだけ行くほどのメリットは見つけられない感じだ。

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