12/07/02 01:18

11) スペイン領のサンセバスチャンでバル巡り(その1)

2年前に、スペインバスク地方の山の中のカンフランに行ったとき、そこのバルで、ムール貝をすりつぶして小麦とジャガイモの生地に混ぜて揚げたものを食べたが、ムール貝の風味が良く、味もたいそう良かった。

Bayonneから、スペインバスク地方の町、サンセバスチャンに行ってみることにした。

行き方はBayonneの観光案内所で尋ねた。
バスもあるが、仏国鉄SNCFでHendayeまで行き、
そこからスペインの Eusko tren で行けば、分かり易いと教えてくれた。
Hendayeから電車で45分ぐらいである。

さて、サンセバスチャンに着いた。
地図もなしにただふらっと来たが、
とりあえず、北の方に行けば、海岸に出るだろう。
それから考えるとするか。

海岸に出ると、たくさんの人が海水浴をしている。
少し町に戻ると、San Martin という大きなスーパーがあった。

階下に降りると、まず、魚屋がいくつも並んでいる。
ムール貝があるが、一軒の店で置いている量がバケツ1杯分程度でフランスに比べるとずいぶん少ない。
フランスじゃ、大量に積み上げてあるが、ここはあまり大量には食べる習慣がないのかも。

ムール貝をスペイン語でなんというか、聞いておかなくちゃ。

魚屋の値札のムール貝に相当するところは文字がねじれたりにじんだりして読み取りにくい。
昼前で魚屋はどこもたいへん忙しそうで、フランス語が通じそうもないから、別の所で、と思って探していたら、スーパーの案内カウンターがあった。

案内の女性にフランス語で、
「ちょっとおたずねしたい。ムール貝はスペイン語でなんというか教えて欲しい。」
と尋ねたが、
私が、何かをスペイン語でなんというか聞きたい、と言うことは分かるようだが、
肝心の仏語のムール貝(仏語でmoule )という言葉が何を指しているかが分からない。
英語はますます分からなかった。

別の女性が来て、
「xxさんならフランス語が分かるから、xxさんを呼んでくるね。」といっているようだった。

しばらくして、別の女性が来て、「ボンジュール、ムシュー」といった。
この人、出身はフランスのようだ。

ムール貝をスペイン語でなんというか聞くと、メヒョンというそうで、 mejillon と紙に書いてくれた。
他の女性達は、なんだ、ムール貝のことを聞きたかったのか、なんて言っているようだ。

「ムール貝ならそこに売っていますよ。」という女性に、「バルで食べるために聞いたのです」と、女性達にお礼を言って、そこを出た。

通りに出ると50~60m置きにバルがあるが、どれか適当なところにはいるか、、、。

(つづく)

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