ここ1年ぐらいのパリのタクシー運転手による性犯罪報道 検索したところ、この1年で2件見つかっています。 1)2011年6月7日の報道 6月5日(日曜)午前3時頃、26才のスエーデン女性がパリ3区(ポンピドゥーセンターの少し北側のあたり)のバーから出て、17区のアパートに帰るため、近くにいたタクシーに乗った。17区の目的地の近くまで来て、運転手はナイフを取りだし、彼女ののど元に突きつけて脅し、衣服を脱ぐように命令し、ことに及んだ。 その後解放されたが、被害者は動転していて、犯人の車の特徴を覚えていない。 この犯人は捕まっていない。 http://www.leparisien.fr/faits-divers/une-suedoise-met-en-cause-un-chauffeur-de-taxi-07-06-2011-1483848.php 2)2012年1月17日の報道 1月12日の午前0時頃、33才の女性がパリのシャンゼリゼ通りのレストランでの仕事を終えて帰宅のためにタクシーに乗った。 彼女のアパートは、パリの東に接する郊外の県の町にある。 アパートのあるところから少し過ぎて停まったところで、運転手が後部座席に乗り込んできて強姦された、と彼女は自宅に戻ってすぐ警察に訴えた。 途中、彼女はお金を下ろすため、この町のATMの前でタクシーを止めさせたが、そのときの監視カメラの一部に映っていたタクシーの車種や運転手の人種(アフリカ系)から、被疑者が割り出され拘束された。 この事件は、その後以下のようになった。 拘束された運転手は、次のように供述した。「女の方から誘われた感じだったからセックスに及んだので、強姦したのじゃない。」また、「タクシー代もセックスのあとで払ってもらった。」 その夜は、彼女は警察に届けた後病院で検査を受けたが、調書によると、後部座席で強姦されたという割には、彼女の体には殴られた跡やぶつけた跡等は一切なかったとのこと。 警察は、合意のもとでのセックスとして、運転手を一旦解放した。 女性は、強姦されたと主張している。 (筆者:この事件は、藪の中だね。フランスでは強姦の罪になる証拠範囲が日本より厳密かも知れない。) http://www.rtl.fr/actualites/article/une-femme-violee-dans-un-taxi-a-nogent-sur-marne-7742146769 ついでに、パリ地下鉄構内での婦女暴行事件報道が出てきたので、引用しておきます。 2012年3月19日報道 3月18日(日曜)午前6時、パリの地下鉄ストラスブールサンドニ駅構内の地下通路で、二人の若い男が通行中の若い女性を襲い、婦女暴行したとの通報があった。 届けから警察は防犯ビデオを調べ、二人の男を拘束した。 最初は、強姦の線で取り調べたが、警察の発表によると、二人のうち一人は女性に触ったり抑えた行為、もう一人は強姦寸前の状態であったが、次に着いた電車から降りた客がこの通路の方に歩いてきたので、逃走したため未遂に終わったとのこと。 (筆者:ストラスブールサンドニ駅は、北駅とシャトレの間ぐらいで、そんなにパリの端の方じゃないのに、日曜は客が少ないからか、このあたりで、通行の少ない朝の通路は要注意ですね。) http://www.leparisien.fr/paris-75/paris-une-jeune-femme-violee-dans-le-metro-19-03-2012-1913269.php 2008年のタクシーの事件報道については、以前に投稿したので、参考に。↓ http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/413117/-/parent_contribution_id/365181/ (2009年、2010年については検索していない。調べればあるかもしれない。) 夜10時頃、ルーブルからショセダンタン・ラファイエットまでだったら、地下鉄でも、乗車7~8分で乗り換えなしだし、まだ人が通っていると思うので、地下鉄でも良さそうだと思います。 しかし、パリの夜は、危険と背中合わせだね。 若い女性は、気をつけて。 参考までに
フランス人の友人の妹さんが 女性一人、仕事帰りにメトロに深夜12時頃乗る時に暴行され、怪我をしたそうです。 現地の人の間でも22時過ぎたら女性一人は危険、という認識だそうです。 タクシーによる被害も報告されているようですが、確率の問題ですから、 現地の方の”22時過ぎたら女性一人ならタクシー”をお伝えしておきます。
Re: フランス人の友人の妹さんが はい、夜遅い時はタクシーにするつもりですが、 タクシーも信用しきれず、少々不安です。 何かあった時に叫べるよう窓を開けようかな と考えています。