12/02/03 23:40

ルルド

こんにちは

Lourdesへは、2010年の5月に行きました。
分かる範囲で、書き込みします。
(フランス語では「ルルド」に近い発音ですが、スペイン語では「ロウルデス」と聞こえましたね。)

1)アクセス
PESAバス(このバスは利用したことはありませんが、時刻表を出してみました。)
Lourdesまでの時刻表は出ていないですが、フランス領のBayonne (西語では Bayonna となるようです)までの時刻表はサイトから取り出せます。

Bilbao~Bayonneのバス(2012年6月30日まで、スペイン語は分からないので、適宜訳したのみで、コメントは正確ではありません。)
http://www.pesa.net/pesa/horarios/ctrl_horarios.php?accion=testPDF&id=11&fechasRango=0
(このバス、日曜日は運行がないようです。)

BayonneからLourdesへは、フランス国鉄が走っています。
所要時間2時間半程度、本数は少ないです。

時間調べは、ドイツの鉄道のものが途中停車駅も分かって、調べやすいです。
http://www.bahn.com/i/view/overseas/en/index.shtml

料金も知りたければ、仏国鉄のサイトから
http://www.voyages-sncf.com/
(列車でTGVはこのあたりは在来線の速度で走ります。Terは各駅停車です。)

日曜日も走っているバスは↓(Bilbaoから スペイン領内国境の町 San Sebastian まで)
http://www.pesa.net/pesa/horarios/ctrl_horarios.php?accion=testPDF&id=1&fechasRango=0
(フランス国鉄で San Sebastian まで行くものがあります。時間がかかります。)

2)泊まった方がいいか
私が行ったときには、土曜日だったかもしれないですが、夜のミサには1万人近い信者が宿舎やホテルから出てきて、神父のミサを受け、賛美歌を歌い、ろうそくを高く掲げる様は、壮観です。
キリスト教のものすごさを感じます。(私はキリスト教信者ではないので、そのように感じました。)
(1万人というのは、広場の集団を教会の踊り場の上から見ていて数えたら、横80人ぐらい、たて120人以上の集団でした。)

昼には、洞窟(仏語でgrotteという)にある神聖な岩に触ってお祈りすると、病気が治るとの言い伝えから、長い列が出来て、病気じゃないのかもしれないが、それに触って健康を祈る人の待ち行列が、長く長く続きます。
(その岩は、外からでも見えるので、私は並ばなかったし、触っていません)

ここでわき出る水は聖水として、蛇口から出るように配管され、入れ物に入れて持ち帰ります。飲むと、または病気の所に付けるのかも知れませんが、御利益があって、健康になると言われています。
それ専用のペットボトルが、門前町で売っています。(小さいのは300CCぐらい、いろいろな大きさがあります。大きいのは10リットル以上。形は、ここの広場にあるマリア様の像の形です。普通のペットボトルに詰めている人もいます。)

聖水で沐浴すると、病気が治ると信じられ、沐浴の設備があります。
寝たきりの患者が、車輪の付いたベッド(救急車に積んであるタイプ)で運ばれてきて、沐浴室に入ります。

たいへんきれいな大きな教会があり、内部装飾がすごいです。(建物は何十年程度前のものではないかと思います。)
いずれを見ても、宗教のエネルギーはすごいと思いました。

宿泊した方が、いいです。
ホテルはいっぱいあり、フランスの地方都市に比べたら安いです。
(安かろう悪かろうかと思ったが、たいへんきれいでした。)

3)ピレネー山脈が見えるか
ここは、谷間のような場所で、教会のあたりからは、高い山は見えません。
駅のあたりは、ちょっと高くなっていますが、その日は曇りで、見晴らしはよくなかったので、ピレネーが見えるかどうか分かりません。

ピレネーが見える町は、BayonneからLourdesに向かう途中の Pau と言う町です。
Pauの国鉄駅からすぐ見えるところに、町にあがるケーブルカー(無料、歩いてもあがれる、町が高台になっている)で登ると、ピレネーが見えます。非常に長い山脈です。
私が行ったときは、てっぺんのあたりだけが雲の中に入っていたので、青空で全容を見たわけではありません。
そのときのレポートをここの掲示板に書いておいたので、参考に。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/442519/-/parent_contribution_id/370274/
Pauから見ると、すっと左の方(東になる)がずいぶんと高そうで、このすぐ前あたりは山脈のしっぽに当たるのか、それほど高そうではありませんでした。


よい旅を

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1件のコメント

  • Re: ルルド

    mamoruさん、有難うございます。

    丁寧な文章の説明で、お名前が無かったとしてもmamoruさんだと直ぐ判ります。

    スペイン語では「ロウルデス」は私が自然に発音した場合も同様になりそうです。大概はフランス語の発音のほうが浮かんできません。フランス語の達人は自然にフランス語の発音が出てくるものなのでしょうか。

    交通については、直行バスがあるならばということで思い立ったものですから期待先行ぎみで、もし直行がなくて所要時間がかかりそうならば・・・・になるかもしれません。

    素朴な信仰心には心動かされますが、大量動員に近い形の様子がどういったものか自分なりに感じ取れたら嬉しいです。
    是非一泊してみたいです。食事付きの宿が多いのでしょうか。

    LourdesとPauは近いですか。バスの便が多くありますか。帰りにPauに寄って散策してみたいです。
    その無料のケーブルカーで上がってピレネー入門の景色を見られるのは有難いです。 
    リンクされた旅のレポート、楽しく読ませていただきました。

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    12/02/05 14:41

    Lourdes ~ Pau 間は電車です

    現在の電車の時刻表を貼付します。
    http://telechargement.ter-sncf.com/Images/Aquitaine/Tridion/65_BAYONNE_TARBES_30_01_12_tcm-11-67798.pdf

    http://telechargement.ter-sncf.com/Images/Aquitaine/Tridion/61_Hendaye_Bordeaux-22_12_tcm-11-67794.pdf

    Lourdes~Pau間は、30分程度です。
    (Terは普通電車、または快速、interciteというのは特急ですが仏国鉄では、特急券がいるわけではなく、切符であればどちらに乗ってもいいです。TGVも、車両がTGVで座席指定が必要と言うだけで、在来線速度で走り、このあたりの近距離間で乗る場合はそんなに高くないです。)

    宿は、普通は朝食付きを頼めば朝食を準備する方式です。
    夕食付きはほとんどありません。
    レストランとかも多いです。スーパーマーケットや、小さな個人の食料品店もかなりあります。


    バルセロナの方からスペインバスクに向かわれるなら、フランス側のナルボンヌ Narbonne、トゥールーズと経由していけば、途中にルルドやポーはあるので、バイヨンヌからの往復の無駄は省けますが、仕事の都合でそれは無理なのでしょうね。


    参考までに